美咲ちゃんの家族や関係者のその後
数々の謎を残しつつも、遺体の発見に伴い解決しつつある山梨キャンプ場女児失踪事件。美咲ちゃんの家族や関係者は今どうしているのでしょうか。
ここでは、事件関係者のその後を解説します。
- 母親の小倉とも子さん
- 父親の小倉雅さん
- 美咲ちゃんの姉
- 誹謗中傷で逮捕された人々
母親の小倉とも子さん
美咲ちゃんの母親は小倉とも子さんという名前で、彼女は2022年12月22日に以下の内容のInstagramを投稿しており、一歩ずつ前向きに進む姿勢を見せています。
2022年12月22日の投稿
とも子さんがマスコミの前に現れて情報提供を呼びかけた時、多くの批判や憶測が飛び交いました。「美咲ちゃんは連れ子」「母親はミュンヒハウゼン症候群である」等、それらの噂を信じている人も少なからずいます。でもそれらはデマである事は明らかです。
遺体の一部が発見された時、とも子さんは認める事ができませんでした。しかし「美咲ちゃんが家族に見つけてもらいたい」と思ったのではないか。その気持ちが伝わり、遺体が最近になり見つかったのではないかと、考えるようになっています。
とも子さんは元々トリマーの仕事をしていました。2023年4月時点でInstagramの投稿はない為、とも子さんが何をしているのかは分かりません。ただ前向きに進んでいる事を願うばかりです。
父親の小倉雅さん
美咲ちゃんの父親は、小倉雅さんといいます。メディアに登場するとも子さんと比べ、雅さんはメディアに顔を出す事がない為、現在の状況だけでなく失踪時の状況も詳しくわかりません。事件当日、雅さんは仕事があり、翌日にキャンプに合流予定でした。
ネット上では雅さんを疑う声が多々あります。その中には「お父さんが犯人」「既に離婚している」「美咲ちゃんは父親の連れ子」等の過激なものも存在します。とも子さんは一貫して苗字は小倉ですし、連れ子ではない事を否定しています。
雅さんが顔を出さないのは、取引先に迷惑がかかる為です。また取材を受けた事がないというのは間違いで、過去には取材で言葉を詰まらせる場面も報道されています。また顔を出さないから警察官だという憶測もありますが、これらも憶測に過ぎません。
父親が誹謗中傷を受けて仕事ができなくなれば、残された家族はどうなるでしょうか。雅さんはその事をよく理解し、現在の立場を貫いていると思われます。事件当時も今も、家族を支え続けていると信じたいものですね。
美咲ちゃんの姉
美咲ちゃんの姉は2022年3月に小学校を卒業した
美咲ちゃんには3歳上の姉がいて、キャンプにも参加していました。姉の名前などは判明していませんし、散策するのも野暮な話でしょう。現在の状況もわかりません。
美咲ちゃんが行方不明になった時、姉は美咲ちゃんを置いて遊びに行った事を責め、一時は学校に行く事もできませんでした。行方不明から1年が経つ頃、姉は周囲のサポートを得る形で、少しずつ通学ができるようになります。
2022年3月に小学校を卒業したので、2023年5月時点で中学2年生になります。前を向いている事を願いたいものです。
誹謗中傷で逮捕された人々
失踪当初から、美咲ちゃんの母親に対する誹謗中傷は多く、逮捕された人もいます。自称とび職の才津勝二は、美咲ちゃんの家族を脅迫した疑いで2020年8月に逮捕され、懲役6ヶ月と執行猶予3年(求刑懲役6ヶ月)の有罪判決を受けています。
また自称投資家・野上幸雄は、自身が運営するブログで家族の誹謗中傷を繰り返した事で、2020年10月に名誉毀損の疑いで逮捕されました。彼は右翼団体「大日本愛国政義塾」の会長を務め、過去に小学校への殺害予告や飛ばし携帯の販売サイトを立ち上げています。
野上は2020年12月17日に懲役1年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡されました。その後も判決は不服として、2023年2月に請求棄却を求め、争う姿勢を見せています。
この他にも、とも子さんへの誹謗中傷が原因で個人情報が開示されている人も複数存在します。美咲ちゃんや家族の戦いは未だに終わっていません。
まとめ
今回は、美咲ちゃん事件のキャンプ仲間の証言がない理由を解説しました。美咲ちゃんが行方不明になった時、早くからキャンプ仲間は疑われていました。初対面のオフ会や宗教関係であるなどの憶測が流れ、それらの記事は今でも残されています。
一連の噂はデマに過ぎず、キャンプ仲間はずっと前から美咲ちゃんの事を知っていました。キャンプ仲間の限らず、家族やボランティアを疑う者も多く、それらの誹謗中傷は未だに続いています。
この事件は多くの謎だけでなく、見ず知らずの人達が噂を信じて誹謗中傷をする等、SNSの弊害が見えた事件です。この記事を通じて、様々な噂に惑わされない事、美咲ちゃんの家族が前を向いて進み始めている事を知っていただければ幸いです。