【田中角栄クイズ#3】第64・65代内閣総理大臣まで駆け上がった出世人

田中角栄は1950年に長岡鉄道の社長に就任しています。路線の存続や電化への移行を委託されたため、元鉄道省の重鎮たちに声をかけるなどして、それらを実現させる事になるのでした。

1974年に田中角栄がロッキード事件により失脚すると、その後釜として福田赳夫内閣が発足しました。福田赳夫は1972年に田中角栄が総裁選に出馬した際のライバルでした。

田中角栄は1993年に誤嚥性肺炎により亡くなっています。1985年には脳梗塞で突然倒れ、言語障害や行動障害が残る事になりましたが、その時には回復しました。

田中角栄は戦後最年少で国務大臣である郵政大臣に就任しました。その際の年齢は39歳でした。さらに、1962年の第2次池田内閣では大蔵大臣に任命され、この時の44歳という年齢も大蔵大臣に就任した年齢としてはもっとも若いものだったのです。

田中角栄は1966年に社団法人日本空手協会会長に就任しました。1968年に至るまで2年間に渡って役割を担い、内閣総理大臣杯の運営などに携わったのです。

朝日新聞社が2009年に行ったアンケートで、「昭和といえば思い浮かぶ人物とは誰ですか？」と聞き取りを行ったところ、昭和天皇が1位、田中角栄が2位、美空ひばりが3位となりました。

1962年に発足した第2次池田勇人内閣において、田中角栄は大蔵大臣となりますが、その際の閣僚名簿を見た池田勇人首相が発した言葉です。閣僚の中でももっとも重要な位置を占める大蔵大臣というポストに角栄を据えることを躊躇した池田総理に対し、大平正芳が「あの男ならやれます」と推薦したことから角栄の大蔵大臣就任が確定したのでした。

田中角栄の邸宅は東京都文京区目白台にあったため、「目白御殿」と呼ばれていました。ここには政界の要人たちが訪れることが多かったため、そのことを「目白詣で」と称していたのです。

1978年には鄧小平が来日し、田中角栄の「目白御殿」を訪問しました。角栄は中国国内では「日中国交正常化を決断した偉大な政治家」として認識されていたのです。

田中角栄の秘書を務めていた早坂茂三の著書「オヤジの知恵」に記載されている言葉です。そのほかにも「政治は数であり、数は力、力は金だ」などの発言も角栄は残しています。