ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとはどんな人?生涯・年表まとめ

ラヴクラフトの関連作品

おすすめ書籍・本・漫画

ラヴクラフト全集

その名の通り、ラヴクラフトの作品全集です。全7巻が刊行されており、彼の代表作はこの全集に全て収められています。

難解かつ重厚な読みごたえは非常に人を選ぶものの、ハマると抜け出せない妙な中毒性ともなっています。ラヴクラフトやクトゥルフ神話に興味がある方は、まず一冊でも読んでいただければ幸いです。

クトゥルフの呼び声 ラヴクラフト傑作集

クトゥルフ神話の世界を描いた漫画作品です。非常に精密な画力は、一見するとわかりにくくも感じられますが、作風としては小説を読むよりも掴みやすいかと思います。

漫画としてビジュアルに訴えかける「宇宙的恐怖」は、ラヴクラフトの世界観入門としてはピッタリですので、小説が肌に合わなかった方は、こちらにも挑戦してみることをお勧めいたします。

這いよれ!ニャル子さん

クトゥルフ神話の邪神を美少女化してメインヒロインに据えた、アニメ化もされたライトノベル作品です。

クトゥルフ神話の前提知識がないと厳しい部分はありますが、その分軽く読むことができるクトゥルフ神話作品としてぴったりな作品となっています。「ラヴクラフトに興味はあるけどホラーはちょっと…」という方にお勧めの作品となっています。

おすすめの動画

実はめちゃくちゃ簡単なクトゥルフ神話TRPG【講座編】

現代におけるクトゥルフ神話の主流とも言える、TRPGについての解説動画です。とっつきにくいTRPGのルールなどが分かりやすく解説されているため、これからTRPGを始めたいという方にはぴったりの動画だと思います。

また、YouTubeには多くのTRPGのリプレイ動画が存在しているため、その前提知識として見るにもお勧めの動画となっています。

おすすめの映画

ダンウィッチの怪

ラヴクラフトの代表作の一つである『ダンウィッチの怪』の映画版です。1970年に公開されましたが、日本では未公開であり、2017年にようやくDVDが発売されました。

1970年当時の世相が反映された映画は、現在見ると少ししょぼい感じは否めませんが、随所に見えるラヴクラフト節は、作風の入門にはうってつけとなっています。「面白い!」という意味でのお勧めはできませんが、ラヴクラフトファンには外せない作品だと言えるでしょう。

死霊のはらわた

カルト映画の代表格として有名な映画作品です。あくまで「カルト」の域であり、ハリウッド映画のような緊迫感や派手さはありませんが、現代でも十分通じる作品です。

ラヴクラフトとの関わりは、死霊を呼び出す道具である”ネクロノミコン”程度ですが、そのような道具名がさらっと登場する程度には、ラヴクラフト作品のエッセンスが詰め込まれた映画だと言えます。

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

言わずと知れた『ドラえもん』の映画版です。2017年に公開され、映画ドラえもんの例に漏れず、老若男女を問わない幅広い支持を受けました。

評論家の岡田斗司夫は、この作品を「ドラえもん版『狂気の山脈にて』」と評しており、実際作中には(もちろん子供向けにマイルドになっていますが)ラヴクラフト作品を思わせる描写もいくつか散見されます。

子供向け作品と侮らず、ぜひラヴクラフトファンの方にも見てほしい一作です。

おすすめドラマ

ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路

ラヴクラフト作品を原型とした、2020年現在で恐らく最新のクトゥルフ神話を用いたドラマ作品です。1950年代を舞台に、主人公の黒人青年が脅かされる、現実と架空の恐怖が描かれます。

単純にドラマとしての完成度だけでなく、ラヴクラフトへのリスペクトがそこかしこに見られることもファンとしては嬉しいところ。日本で視聴する方法は現状だと非常に限られていますが、是非ご覧になっていただきたい作品だと思います。

関連外部リンク

ラヴクラフトについてのまとめ

ほとんど無名のまま生涯を終えながら、根強いファンの声や尽力によってその世界観を構築され、現代でも”書き継がれる”という非常に特異な作家となったラヴクラフト。

シェイクスピアや太宰など、天才と呼ばれる作家は歴史上に幾人も存在していますが、その中でも非常に異質な、「未だ完成しきっていない作品の源流」という立ち位置にいることが、ラヴクラフトという人物の一番の見所であり、面白いところなのではないかと思います。

皆様も興味があるようでしたら、未だ完成しきっていないクトゥルフ神話の世界観に、検索窓を使って足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

それでは、この記事にお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって多少の学びになっていれば、何よりの光栄でございます。

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