オードリーヘップバーンの功績
功績1「ハリウッドの黄金時代を担った『永遠の妖精』」
ハリウッド映画界に突然現れたオードリーヘップバーン。その可憐な容姿と抜群の演技力で、今なお多くのファンを獲得し続けています。彼女の出演した映画は軒並み人気を博し、女性たちはそのファッションに夢中になりました。
オードリーは映画でアカデミー賞やゴールデングローブ賞などを、舞台作品ではトニー賞も受賞しています。さらに亡くなった後にグラミー賞とエミー賞も与えられました。これらの賞を1人の人物が受賞しているのはアメリカでもそう多くありません。
功績2「女性の美しさの基準を変えた」
オードリーヘップバーンが登場するまで、ハリウッド映画界ではマリリンモンローやエリザベス・テイラーのような肉感的でセクシーな女性がもてはやされていました。オードリーが登場したころ、彼女のスリムすぎる身体はコンプレックスともとられるものでしたが、その美意識をオードリーは塗り替えたのです。
第二次世界大戦中、オランダで少女時代を過ごしていたオードリーは栄養失調状態にあり、満足な発育ができなかった部分もありました。オードリーの年頃の女性たちにも、そのような体験をした人々は多かったはずです。そうした背景をもつオードリーが女性の美の基準を塗り替えたのは、戦後を生きる女性たちも勇気づけられたことでしょう。
功績3「ユニセフ親善大使として貧しい子供たちの救済に打ち込んだ」
1970年代以降、オードリーは映画の第一線を退き、ユニセフで恵まれない人々への援助活動をするようになりました。1989年には女優を引退することを表明し、晩年はユニセフ親善大使としてアフリカや南米、アジアに赴いて現地の人々と話したり、援助活動に参加したりしています。特に子供たちへの援助は惜しみませんでした。
オードリーヘップバーンの名言
私にとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです
オードリーが登場する前、ハリウッド映画界ではマリリンモンローのような肉感的なスタイルがもてはやされていました。スリムなオードリーはそれまでの女性の美しさの基準とは異なっていましたが、むしろその個性をいかしてその基準を過去のものにしてしまいます。それは、オードリーが自分の欠点を受け入れてありのままで生きようと努力したからではないでしょうか。
いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはないわ。仕事を心から愛して最善を尽くしただけよ
端から見れば才能のかたまりのようなオードリーでしたが、本人はそう思ってはいなかったようです。自分にめぐってきた仕事を心から愛し、ベストを尽くすということの繰り返しがオードリーの輝かしいキャリアを築き上げたのでしょう。
不可能なことなどないわ。「Impossible(不可能)」という言葉に、「I’m possible(私にはできる)」と書いてあるのだから
「不可能」は考え方次第で「可能」に変わるのだと気づかせてくれる言葉です。戦時下でもバレリーナを夢見て厳しい状況を生き延びたオードリー。どんなときでも希望を失わずにいることで道が拓けることを教えてくれます。
オードリーヘップバーンにまつわる都市伝説・武勇伝
都市伝説・武勇伝1「『ジジがいるわ!』作家の一目ぼれで主演に大抜擢」
ブロードウェイで上演された舞台「ジジ」の主演が決まったのは、オードリーがフランスで映画の撮影に臨んでいるときでした。ちょうどそのころ、「ジジ」を書いたフランス人作家シドニー=ガブリエル・コレットは主演となる女優を探していたのです。
フランス・リヴィエラで撮影に参加していたオードリーを一目見たとき、思わずコレットは「ジジがいるわ!」「私のジジを見つけたわ!」と口にしたそうです。オードリーはコレットのイメージどおりだったのでしょう。オードリーはここで初めての主演を掴みました。
都市伝説・武勇伝2「ティファニー本店前にデニッシュをもった女性たちが殺到」
「ティファニーで朝食を」の冒頭には、オードリー演じるホリー・ゴライトリーがニューヨークのティファニー本店の前でデニッシュにかじりつく場面があります。その影響からか映画公開後、ティファニー本店の前にはデニッシュをもった女性たちが殺到したそうです。今でいう「聖地巡礼」のようなものですね。
ティファニーは宝飾品店であって、もちろんイートインスペースなどはなかったのですが、映画の人気に押され、2017年にはブランド初のダイニング「ブルーボックスカフェ」をオープンしました。ティファニーブルーで彩られた店内では、クラシックなアメリカの料理を堪能することができるそうです。