【年表付】オードリーヘップバーンはどんな人?映画やファッション、名言を紹介

1989年 – 60歳「ユニセフ親善大使への任命」

恵まれない国の子供たちと過ごすオードリー

ユニセフでの活動に打ち込み始める

1989年、オードリーは女優業の引退を表明します。前年の3月にはユニセフ親善大使の依頼が来ていました。オードリーは残りの人生を慈善活動に捧げることに決めたのです。

当時最悪の食糧状況にあったエチオピアやソマリアなど、彼女は多くの国々を訪れました。さまざまな国を訪れたオードリーが、言葉の面で困ることはありませんでした。彼女は英語やオランダ語、フランス語やイタリア語など、複数の言語を操ることができたからです。

多くの国々でオードリーは子供たちと過ごしたり、大統領に面会したりしました。子供たちは不思議なほどオードリーに懐いて、彼女についてまわったといいます。オードリーも、身体が洗えず子供たちにハエがたかっていても迷わず抱きしめ、愛を伝え続けました。

亡くなる4か月前にソマリアを訪れたオードリーは、それまでの国々を上回る悲惨な状況に心を痛めました。実は体調に違和感を覚えていたのですがそれを表には出さず、ソマリアから帰国後もヨーロッパ各国をまわるキャンペーンに参加しています。

1993年 – 63歳「死去」

オードリーが暮らしたトロシュナ村の家

結腸がんで死去

1992年10月に、オードリーは腹部に出来たがんが全身に転移していることを知ります。アメリカで開腹手術を2度受けたのですがもはやなすすべもなく、手術で体力を消耗したオードリーはベッドから起き上がれない状態になっていました。最後となるだろうクリスマスを家族で過ごすことに決め、友人ユベール・ド・ジバンシィが手配してくれたプライベートジェットでスイスに戻っています。

12月に当時のブッシュ大統領(パパブッシュ)はオードリーに大統領自由勲章を授与しました。本来ならばこの勲章は7月に与えられるのですが、オードリーが危篤状態であることとユニセフへの大きな貢献を考えて特別にこの時期に与えられたのです。

1993年、オードリーヘップバーンはがんによる多臓器不全のため63歳で亡くなりました。彼女の墓は終の棲家となったトロシュナ村を一望できる小高い丘の上にあります。

オードリーヘップバーンの関連作品

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オードリー・スタイル 飾らない生き方

映画のワンシーンや、写真家がとらえた素顔のオードリーなど、176点もの写真が収められた写真集です。巻末にはオードリーヘップバーンの大ファンだという小説家・綿矢りさのショートエッセイも収録されています。時系列順に写真が並んでいるので、オードリーがどのような活躍をしてきたか順を追って知りたい方にもおすすめです。

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オードリーヘップバーンの生涯を漫画化した学習漫画です。「世界に愛され世界を愛した」という副題がいいですね。女優としての側面だけではなく、人間としてどのように生きたかが丁寧に描かれています。

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ユニセフ親善大使オードリー・ヘップバーン 「子どもって、本当に素晴らしい存在」 /日本ユニセフ協会

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オードリーヘップバーンについてのまとめ

オードリーヘップバーンについて、その生涯や名言、主演映画などをご紹介してきました。

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この記事を読んだあなたが、オードリーヘップバーンの生涯に思いを馳せてくれたらとても嬉しいです。

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