モーツァルトとはどんな人?生涯・年表まとめ【代表曲や死因も紹介】

モーツァルトの功績

功績1「現在でも愛される多くの曲を作曲したこと」

現代でもコンサートで演奏されている

やはり一番の功績は、「今でも作曲した曲が愛され多くの人に聞かれている」ということではないでしょうか。モーツァルトが生涯に作曲した数は、交響曲46本・ピアノ曲27本・50本以上の協奏曲など多くの作品が残っています。

35年の生涯で驚異的な数ですが、これにはモーツァルトの驚異的な曲作りの速さがありました。逸話として第一楽章を作曲して書き起こしながら、頭の中では第二章を考えるといった驚くべき作曲方法をしていたそうです。

聞くと頭がよくなるというモーツァルト効果も話題になった

モーツァルトが残した多くの曲は、現代でも人々に愛され演奏され続けています。「胎教に良い」「頭がよくなる」といったモーツァルト効果という言葉がでるほど、現代にも影響を与え続けているのです。

功績2「『下書きをしない天才』といわれるなど数多くの天才的なエピソードを残したこと」

ほとんど訂正をせずに譜面に清書していた「下書きをしない天才」といわれていた

モーツァルトは「下書きをしない天才」といわれています。もっとも最近の研究で修正の後も見つかっているために誇張された面もありますが、そのような噂が流れるほどモーツァルトの記憶力は驚異的だったといいます。

またモーツァルトは「絶対音感」を持っていたといわれています。ウィーン大司教に仕えるヴァイオリニストのシャハトナーは、6歳のモーツァルトに「あなたのヴァイオリンは僕のバイオリンよりも8分の1ピッチ高く調律されていますよ」といわれたそうです。

父レオポルト・モーツァルトは息子の才能を見抜いていた

彼は最初笑っていましたが、モーツァルトの父が息子の異常な音感と音の記憶力を信じて「この子の言う通り確かめてみてくれ」というので、確かめてみるとモーツァルトのいう通りだったそうです。モーツァルトの卓越した能力を示すエピソードとして今でも語られています。

功績3「非常な努力家だったこと」

人が見ていないところで多くの努力をしていた

天性の才能を持つモーツァルトでしたが、同時に大変な努力家でもありました。手紙には、

「ヨーロッパ中の宮廷を周遊していた小さな男の子だったころから、特別な才能の持ち主だと、同じことを言われ続けています。目隠しをされて演奏させられたこともありますし、ありとあらゆる試験をやらされました。こうしたことは、長い時間かけて練習すれば、簡単にできるようになります。僕が幸運に恵まれていることは認めますが、作曲はまるっきり別の問題です。長年にわたって、僕ほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人はほかには一人もいません。有名な巨匠の作品はすべて念入りに研究しました。作曲家であるということは精力的な思考と何時間にも及ぶ努力を意味するのです」

実際にモーツァルトは多くの音楽家の曲を研究し、詳細に記憶していました。そうした努力によって他の音楽家たちの良い所を自分に組み込んでいき作曲を行っていたのです。モーツァルトは生前から天才といわれ続けていましたが、手紙には努力しているという本音を漏らしています。

モーツァルトの名言

一つの事に集中して行うことが大事という

多くのことをなす近道は、一度にひとつのことだけをすることだ。

一つの事に集中することが、あちこち手をつけるよりも多くの事ができると言っています。しかしモーツァルト自身は飽きっぽく、作曲を途中で止めることも多かったといいます。もしかしら自身の自戒を込めて言っているのかもしれません。

周りの声は気にしなくていい

他人の賞賛や非難など一切気にしない。自分自身の感性に従うのみだ。

モーツァルトは天才的な才能と変わった性格を持っていたため、「話題の人」だったといいます。そんな周りの噂はまったく気にせず、自分の感性を研ぎ澄ませて作曲をしていたことがわかります。そして人の賞賛や批判に囚われない曲を作ったのです。

人を楽しませる、音を楽しむ「音楽」でなければならない

音楽は決して耳ざわりであってはならない。むしろ耳を満足させ楽しみを与える、つまり常に「音楽」でなくてはならない。

音楽とは「人を楽しまて、耳を満足させるものだ」という、モーツァルトの音楽に対する考え方が分かります。聴衆のことを考えて作曲していたことが良く分かる名言です。

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