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有名な映画監督30選!日本・世界の人気監督を代表作品も併せて紹介

世界に星の数ほどいる映画監督の中でも、世に名の知られた、巨匠と言われる監督はそう多くありません。彼らは独自の世界観を持ち、自らの理想とする映画を突き詰めていったからこそ、世界的に評価され、今も語り継がれているのです。

この記事では、そんな伝説的な映画監督をその作風や代表作とともに30人紹介します。ジャンルも国籍も、メジャーからインディーズまで様々な監督を取り上げました。生まれ年順に挙げていますので、意外な監督同士が同世代であることにも驚くかもしれません。

世界的に有名な映画監督

カンヌ国際映画祭でパルムドールに贈られるトロフィー
出典:gqjapan

溝口健二

溝口健二(1898〜1956)
出典:wikipedia

ワンシーン・ワンショットで有名な溝口健二は、世界の名だたる監督が絶賛してやまない日本の巨匠です。特にフランスのヌーヴェル・ヴァーグの映画監督に多大な影響を与えました。

溝口健二の代表作といえば、1953年に公開された「雨月物語」です。第14回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しました。

1954年に公開された「山椒大夫」は、第15回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しました。ジャン=リュック・ゴダールが、この映画のラストシーンを自作に引用していることはよく知られています。

アルフレッド・ヒッチコック

アルフレッド・ヒッチコック(1899〜1980)
出典:allcinema.net

イギリス出身の映画監督であるヒッチコックは、サスペンス映画の神様とも呼ばれます。後世の映画に大きく影響を与える作品を多数遺しました。本編に本人がカメオ出演するのも、映画ファンには嬉しいお約束です。

「めまい」は1958年に公開され、世界中の映画評論家がこぞって絶賛したことでも知られます。

「サイコ」は1960年に公開されて以降、数々のオマージュ作品が生まれた名作です。第33回アカデミー賞にノミネートされました。

小津安二郎

小津安二郎(1903〜1963)
出典:wikipedia

ローアングルの構図で知られる小津安二郎の作品は、家族関係の移り変わりなど普遍的といえるテーマを掲げ、国内外で高い評価を得ています。美しい構図を追求し続けるため、役者の立ち位置はもちろん、小道具の場所まで徹底的にこだわるなど、「小津調」とも呼ばれる手法を築き上げて製作していました。

1953年に公開された「東京物語」は、映画監督が選ぶ世界の映画トップ100の第一位に輝いた傑作です。英国映画協会の映画賞である「サザーランド杯」を受賞しています。

成瀬巳喜男

成瀬巳喜男(1905〜1969)
出典:成瀬巳喜男 特集

職人肌の監督として、黒澤明が尊敬していたといわれる成瀬巳喜男は、女性を描く作品で特に評価が高く、世界的にも有名です。リアリズムを追求した世界観は、同世代の小津安二郎とは違った魅力があります。

1955年公開の「浮雲」は、成瀬巳喜男の代表作と言われます。1955年のキネマ旬報ベストワン、ブルーリボン賞、第10回毎日映画コンクール日本映画大賞を受賞しました。成瀬の世界的な評価が高まったのは死後のことで、今では黒澤・小津・溝口・成瀬の4人が日本出身の映画界の巨匠と呼ばれています。

黒澤明

黒澤明(1910〜1998)
出典:sankei.com

黒澤明は、「世界のクロサワ」として名だたる巨匠が尊敬してやまない日本の映画監督です。娯楽作品でありつつも、そこに斬新さがあり、演出とカメラワークの見事さは今や映画学校の手本として使われるほどです。

「七人の侍」は1954年に公開され、第15回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した本作は、今見てもスタイリッシュで色褪せない演出です。

「羅生門」は1950年に公開され、黒澤明の出世作と呼ばれる作品です。第12回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞しています。

フェデリコ・フェリーニ

フェデリコ・フェリーニ(1920〜1993)
出典:eiga.com

イタリア映画界を代表する監督であるフェリーニは、映像の魔術師とも呼ばれ、観る人を虚構と現実の狭間に誘う作品を数多く生み出した巨匠です。

「道」は日本では1957年に公開され、涙無くして観られない古典的名作です。第15回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を、第29回アカデミー賞を受賞しています。

「甘い生活」は1960年に公開され、第13回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた大作です。

スタンリー・キューブリック

スタンリー・キューブリック(1928〜1999)
出典:シネマトゥデイ

キューブリックはアメリカ出身の20世紀を代表する映画監督です。主にイギリスで活動し、「完璧主義」とも称されるその細部にわたる徹底的なこだわりは、独特の世界観を作り上げ、今も熱狂的なファンを持ちます。映画関係者にも多大な影響を与えている監督であり、その映像美や映画音楽の手法は、映画史に残るものとなっています。

「時計じかけのオレンジ」は1971年に公開され、第44回アカデミー賞、第29回ゴールデングローブ賞にノミネートされました。

「2001年宇宙の旅」は1968年に公開され、第41回アカデミー賞特殊視覚効果賞を受賞した、傑作SF作品です。

クリント・イーストウッド

クリント・イーストウッド(1930〜)
出典:natalie

アメリカ出身のトップスターであったイーストウッドですが、歳を重ねるごとに洗練されていく作家性の高い作品を生み出している稀有な映画監督です。作品も、一つのジャンルにとらわれないストーリー展開が魅力的で、観客を飽きさせません。

「ミリオンダラー・ベイビー」は2005年に公開され、第62回ゴールデングローブ賞、第77回アカデミー賞で主要部門を独占受賞したことでも知られています。イーストウッド自身が監督だけでなく主演も務めました。

ジャン=リュック・ゴダール

ジャン=リュック・ゴダール(1930〜)
出典:wikipedia

フランス出身のゴダールは、ヌーヴェル・ヴァーグという1950年代のフランスで始まった新しい映画運動の旗手として知られています。「ジャンプ・カット」と呼ばれる映画の時間軸をわざと混乱させる方法をとるなど、ゴダール作品は前衛的で難しいと言われがちですが、それが逆に映画革命となり、多くの若者を熱狂させたのです。

「勝手にしやがれ」は1960年に公開された、ゴダールの初長編監督作品です。ヌーヴェル・ヴァーグとして有名な一作で、第10回ベルリン国際映画祭で最優秀監督賞である銀熊賞を受賞しました。

リドリー・スコット

リドリー・スコット(1937〜)
出典:eiga.com

イギリス出身のスコットは、その独創的な映像美に魅了される多くのファンを持つ映画監督です。コントラストを強く打ち出す照明や、スモークの立ち込める空間など、一度見たら忘れられない鮮烈な印象を残す作品を製作しています。

「ブレードランナー」は1982年に公開されました。伝説のSF映画として今も愛されている本作は、スコットが未来の街として新宿の歌舞伎町をイメージしたことでも知られています。

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