寛政の改革をわかりやすく解説!内容や結果も簡単に紹介

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松平定信政権と寛政改革

松平定信が一橋派と結束して改革に取り組む経緯や、改革内容、崩壊の過程について詳しくまとめられています。

本書で寛政の改革の大筋は分かるものの、発売年は2008年。旧来の定信像に縛られている点もあるので、情報を吟味して読むと、なお視野が広がるものと思われます。

近世の三大改革

江戸時代に行われた三代改革の内容や比較について研究された1冊です。三代改革は似ているようで大きく違います。それは為政者の価値観や時代背景が大きく関係しており、それを知る上で役立ちます。

本書の特筆点は「悪政の政治構造」が記載されている点であり「なぜ彼らが改革に取り組む必要があったのか」という根本的な疑問にも触れています。非常に分かりやすい1冊です。

百姓の江戸時代

松平定信は農村の復興に尽力を注ぎましたが、そもそも江戸時代の百姓はどのような生活をしていたのでしょうか。本書はそんな疑問を解決してくれます。

百姓といえば「為政者に虐げられていた」と考えるかもしれませんが、そんな事はありません。百姓のもつパワーや発言力は幕府からみても無視出来ないものでした。本書を読めば江戸時代の身分制度にも新たな視点が生まれる事でしょう。

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【歴史解説】ゆっくり大江戸 その76 寛政の改革~松平定信が目指した清き世とは?~【江戸時代】

寛政の改革について詳しくまとめたゆっくり解説です。定信が目指した「清き世」はなぜ達成出来なかったのか。それは定信の生真面目すぎる性格ゆえのものだったのかもしれません。

【日本史】 近世40 三大改革4 (15分)

江戸時代に行われた三代改革の比較は日本史の入試でもややこしい箇所です。本動画は受験生がつまずきやすいポイントを分かりやすく解説しています。暗記ではなく、時代背景を学んでおくと三代改革に対する比較も進むと思います。

歌で覚える日本史「寛政の改革」~サンボマスター「できっこないをやらなくちゃ」ver.~

サンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」のメロディに合わせて寛政の改革について学べる動画です。どうしても寛政の改革の内容が覚えられない場合は、口ずさむ事ですんなりと頭に入るかもしれませんね。

寛政の改革に関するまとめ

今回は寛政の改革について解説しました。松平定信は財政難の解消と封建社会の維持を目指し、一連の改革を続けます。ある程度の立て直しには成功し、行政福祉という概念も生まれたものの、厳しい倹約令により国民の気持ちは離れていきました。

従来の寛政の改革は田沼政治の反動により行われたとされていました。しかし研究が進むにつれ、定信も商業政策に向けて抜本的な改革を行った事が判明し、再考証が行われているのも事実です。

今回の記事を通じて寛政の改革、ひいては松平定信の人物像に興味を持っていただけたら幸いです。

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2 COMMENTS

匿名

松平定信が田沼の政策を否定してないとか歴史は色々変わっていきますね

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匿名

寛政の改革は天明の大飢饉への対応がメインで、定信自身の思想からの政策をやるには六年という期間は短すぎたということかな。隠居後は大衆文学を愛し、かつて弾圧した相手を保護したりもしてますし。

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