【海外編】有名なポップアーティスト10選
ジャスパー・ジョーンズ
ジェスパー・ジョーンズ(アメリカ-1930年5月15日 – )は現代芸術家で、ポップアート運動においての代表的なアーティストです。兵役で日本にいましたが、終えるとアメリカに戻り芸術活動を始めています。そして才能は開花し、1963年にはニューヨークに「現代パフォーマンス芸術財団」を創設しています。現在もコネチカット州やセント・マーチン島で創作活動を続けているそうです。
代表はアメリカの星条旗を題材にした「旗」シリーズです。アメリカン・ドリームに触発されたジョーンズの初期作品で、最も一般的に知られている作品でもあります。ネオ・ダダやポップアート作品の代表的作品と評価されているのです。
アンディ・ウォーホル
アンディ・ウォーホル(アメリカ,1928-)は、アメリカの現代アートの世界で最も議論される代表的なポップ・アーティストです。ウォーホルはスーパーマーケットにあるような商品や芸能人など、大衆的なモチーフをシルクスクリーンで量産しました。
1962年の『キャンベル・スープ缶』や、1964年にマリリン・モンローの肖像をサイケデリックな色彩で刷った『Shot Marilyns』はあまりにも有名です。彼は努めて軽薄な作風であろうとしました。その制作への姿勢自体が資本主義やマスメディアの非人間性や空虚さと関係しているとみられます。彼の作品は日本の多くの美術館にも収蔵されています。
ロイ・リキテンシュタイン
ロイ・リキテンスタイン(アメリカ,1923-)はアメリカの画家で、ポップアートムーブメントを主導した芸術家の一人です。
リキテンスタインは、新聞広告や漫画などに描かれる大衆的なイラストの強烈なインパクトに価値を見出しました。ドットを用いて漫画のワンシーンをキャンバス一面に描く手法で、アート作品でありながら無機的に印刷されたようにも見える二面性を鑑賞者に提示し、パロディをアートに昇華させるポップアートの前提を定義しました。彼の代表作のひとつ「ヘアリボンの少女」は、東京都現代美術館に収蔵されています。
デイヴィッド・ホックニー
デイヴィッド・ホックニー(イギリス,1937-)は現代美術家で、ロサンゼルスの邸宅やプールを描いた風景画が有名です。ロンドンで美術学校にいるときから頭角を表しており、当時ロンドンで起こった「スウィンギング・ロンドン」シーンの一員として雑誌に登場しています。
そしてロサンゼルスに移住し、アートの中心地、ニューヨーク・ロンドン・パリを離れて自分なりのアメリカのアートシーンを盛り込んだ作品を展開していくこととなります。代表作品は、「ビガー・スプラッシュ」「大きなインテリア、ロサンゼルス」などです。どの作品も、「ものを見ること」の喜びを最大限に引き出すことをコンセプトに多彩な作品を展開しています。
トム・ウェッセルマン
トム・ウェッセルマン(アメリカ-1937-2004)は、アンディ・ウォーホルなどと並ぶポップアート界を代表するアーティストです。主に風刺画を描き、コラージュの技法を用いて女性像を描いたりしています。彼の作品は女性のヌードを明るく乾いた表現で描き、現代のポップアートと従来の裸体画を合わせた作風が魅力です。
代表作は、「マウス」「スモーカー」など。またレーザー光線で切断した鉄板で組み合わせた「スティール・ドローイング」に取り組んだことも有名です。