25位:エンティティー霊体-1982年
「エンティティー 霊体」は1981年に公開されたアメリカのホラー映画です。ポルターガイストによって被害を受けた女性の事件をモチーフに作られています。
物語は、シングルマザーのカーラが就寝中に姿の見えない何者かに強姦されそうになったことをきっかけに、不可解な現象の謎を探っていく物語です。姿の見えない何かに襲われるシーンは、恐怖心を植え付けられます。
演者も迫真の演技で引き込んでくれるので、観て損はない作品です。
元になった事件
「エンティティー 霊体」は、1974年に起きたドリス・バイザー事件を元に制作されています。この事件はシングルマザーのドリス・バイザーが、ポルターガイストからレイプされたことを告白。超常現象の専門家たちは、ドリス・バイザーの悩みを解決しようと試みます。
ポルターガイスト現象は軽減したものの、収まることなく1995年にドリス・バイザーは死亡しました。
みんなのレビュー
#幽霊の日
「エンティティー霊体」
幽霊?にシングルマザーが子供たちの目の前で犯されるという衝撃作。
科学の力で変態幽霊を捕らえようとします。
「インビジブル」に先駆けて、見えない者がオッパイを揉みまくるシーンを披露したこれが実話ベースってのが凄い。 pic.twitter.com/kYm13McUgv— TAK44マグナム (@TAK44MG) July 26, 2020
24位:父の祈りを-1993年
「父の祈りを」は、1993年に公開されたイギリスの映画です。本作の原作は、主人公を務めたジェリー・コンロンの回想記『Proved Innocent』が元になっています。
物語は、パブ爆破事件の容疑者にされた無実のジェリーが、共に容疑者にされた亡き父のジュゼッペの遺志を継ぎ、無実を勝ち取っていくという物語です。当時のイギリスの腐敗具合や親子の絆が鮮明に描かれています。
スカッとするどんでん返しはありませんが、イギリスの腐敗した様子を見たい人はおすすめです
元になった事件
「父の祈りを」は、1974年に起きたバーミンガム・パブ爆破事件をモチーフに作られています。この事件はイギリスの都市バーミンガムで起きた連続爆破事件で200人の死傷者を出し、6人が冤罪で逮捕されました。6人は21年後に無罪判決で解放されます。
そのため、この事件はイギリス最大の冤罪事件と呼ばれています。ちなみに、爆破事件の真犯人は未だに見つかっておらず、未解決事件となっています。
みんなのレビュー
#父の祈りを
英国の司法界史上最大の汚点とされるバーミンガム・パブ爆破事件を元に、無実の罪で投獄されたアイルランド人ジェリーとその父親の戦いと絆を描く。
腐った組織には本気で腹が立つし、何より同じ房で過ごす父と息子の変化が…もうふたりが本当の親子ようで…涙無しには観れなかった😢力作 pic.twitter.com/319Rx1dpCm— coco_movie (@coco_movie) July 14, 2021
23位:海にかかる霧-2015年
「海にかかる霧」は、2014年に韓国で公開されたサスペンス映画です。2015年のアカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品として知られています。
物語は、である不漁に悩むチョンジン号の船長チョルジュが、お金のために中国系朝鮮人の密航を引き受けた際、取り返しのつかないことに巻き込まれる物語です。人間の生に対する貪欲さが映画に描かれています。
実際の事件を少しアレンジした内容ですが、見ごたえありますので、ぜひ一度ご覧ください。
元になった事件
「海にかかる霧」は2001年に起きたテチャン号事件を元に制作されています。この事件は、韓国に密入国しようとした中国人60人を乗せたテチャン号で、密閉された倉庫にいた25人が死亡。
遺体を遺棄した事件です。残りの35人は通気性のある倉庫にいたため、かろうじて生きていました。
みんなのレビュー
【アマプラ備忘録】
『海にかかる霧』観了
展開ごとに鬼気迫る雰囲気が伝わってきて、とても良かった!
まるで自分も船の上にいるような気持ちにさせる、そんな引き込むパワーが一人一人の役者さんから発せられてると思う。その分、絶望感がハンパではないわけだけど…
終わり方も好き。#映画— 福永 和也 (@fukunagakazuya) May 19, 2022
22位:コレクター-2012年
「コレクター」は、2012年に公開されたアメリカのサスペンス映画です。1980年代にゲイリー・ハドニックが起こした事件に着想を得ています。
物語は、刑事のマイクが3年に渡り連続娼婦失踪事件の真相を追っていたところ、娘のアビーが誘拐される事態に。娼婦と間違われて誘拐されたアビーは、マイクの助けを待つ中で犯人の異常な行動を目にすることとなります。
最後まで展開が読めず、ハラハラしながら鑑賞できますよ。ラストもすっきりまとまっているので、実際の事件と照らし合わせて観てみると尚良しです。
元になった事件
「コレクター」は1986年のゲイリー・ハドニック事件を元に作られました。ゲイリー・ハドニックは黒人女性に自身の子を産ませるため、6人の娼婦を誘拐。抵抗する度に虐待や拷問を加えたため、2人が死亡しました。
逃げ延びた娼婦の通報でゲイリーは逮捕されます。そして、1999年に死刑が執行されました。
みんなのレビュー
ここ最近観た、実在の事件を元にした映画。
コレクター(2012):どんでん返し系◎
アングスト/不安:ほぼ語りだけ。良作。
チェイサー:バイオレンス強め。犯人のサイコパス味が良き◎ pic.twitter.com/XrnByowdrg— まゆ🖤ホラー中心🥀 (@odoodoorrrr) May 18, 2022
21位:奴隷の島、消えた人々-2016年
「奴隷の島、消えた人々」は2015年に韓国で公開された映画です。
物語は、天然塩の名産地で知られる離島で大量殺人のニュースが放送される前に、離島に訪れていた記者とカメラマンが残したテープで、離島の事実が明らかになる物語です。
思ってもみなかった最後が待ち受けることになるので、最後まで展開を予想しながら観られます。韓国の離島の実態を知りたい人にはおすすめです。
元になった事件
「奴隷の島、消えた人々」は、2014年に起きた新安(シナン)塩田奴隷事件を元に作られました。この事件で、塩を作るため、100人余りのホームレスや知的障害者が無賃で労働させられていた実態が明らかになりました。
中には足が切断された状態で働いていた労働者もおり、劣悪な環境だったことがうかがえます。
みんなのレビュー
奴隷の島消えた人々
韓国で実際に起きた事件を題材にした作品。障害者が虐待され違法に働かされる事実が黙認される先進国韓国の現実。でもこういう事って日本でも普通に起きてる事なんよね。最後は韓国映画お得意の胸糞展開やけどこの題材ならあそこまでサスペンスに拘る事もなかった気がするなあ。 pic.twitter.com/nB1OqrZYsj— 大佐 なにわのシュワちゃん (@taisadon) May 9, 2022