10位:ルーム-2015年
「ルーム」は、2015年に公開されたカナダとアメリカの映画です。原作として、エマ・ドナヒューの小説『部屋』を起用しています。
物語は、部屋で生まれた5歳になるジャックがママから部屋の事実を聞かされ、ママと脱出を試みる物語です。ポスターで2人が笑顔で向き合っていることが象徴されるので、ホーム映画かと思うかもしれません。しかし、実際の内容は心が重くなります。
そんな中でも必死に生きる親子に涙してしまう作品でもあります。
元になった事件
「ルーム」は、2008年に発覚したフリッツル事件が元になっています。これは、エリーザベト・フリッツルが父ヨーゼフ・フリッツルによって、18歳から42歳まで監禁。加えて、性的虐待により7人の子どもを産んでいた事件です。
エリーザベトは、監禁部屋に住んでいた娘ケルスティンを病院に連れて行ったことが事件発覚のきっかけになります。これにより、事件が明るみになりヨーゼフは終身刑を言い渡されました。
みんなのレビュー
お金を払ってでも見て欲しい映画
「ROOM(ルーム)」
実際に起きた事件を元に作られてます
何年も見知らぬ男に監禁された女性
その男との子供を
狭い監禁された部屋で育てるも
脱出へと向けて子供と大計画を企てる母の決死の覚悟と愛と
外の世界を全く知らない子供の
感動の物語です 是非‼ pic.twitter.com/oXZrOpqxo1— しぃ゜ (@seesan41san) May 22, 2022
9位:ユナイテッド93-2006年
「ユナイテッド93」は、2006年に公開されたアメリカの映画です。
物語は、アルカイダのテロリスト4人にハイジャックされたユナイテッド93便を舞台に、乗客たちがテロリストに立ち向かっていく物語です。恐怖にさらされながらも諦めない乗客たちに勇気を与えられます。
結末は悲惨ですが、アメリカ同時多発テロを風化させないために一度視聴することをおすすめします。
元になった事件
「ユナイテッド93」は、2001年に起きたユナイテッド航空93便テロ事件をモチーフに作られました。アメリカ同時多発テロでユナイテッド航空93便がハイジャック。
巻き込まれたテロリストを含む44人全員が死亡した事件です。犠牲者の中には、当時20歳の早稲田大学理工学部学生の久下季哉さんがいました。
みんなのレビュー
No.106 #ユナイテッド93
アメリカ同時多発テロで4機ハイジャックの中で唯一目標に達せずに墜落したユナイテッド93の中で何が起きてたかを描いた作品
誰かが主人公ではなく、何が起きたかを詳細に描いてる点は作り手の思いを感じてならない素敵な映画なので是非!#Netflix #映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/FuSGl3Im0N
— オル・メル (@tnfmummutmovie) May 22, 2022
8位:チャプター27-2007年
「チャプター27」は2007年に公開されたアメリカの映画です。タイトルは、ジョン・レノンが死亡時に所持していた愛読書『ライ麦畑でつかまえて』のチャプター数が26だったことに由来しています。
ジョン・レノンを殺害したマーク・デイビッド・チャップマンからの取材をもとに制作された作品で、ジョン・レノン殺害に及ぶまでの3日間の様子が描かれています。
元になった事件
「チャプター27」は、1980年に起きたジョン・レノン殺害事件です。これは、ジョン・レノンがダコタ・ハウスの自宅に戻る途中で、チャップマンが発砲。5発の銃弾のうち4発が命中し、出血性ショックで死亡した事件です。
チャップマンはジョン・レノンとすれ違った後に、背中に向けて発砲しました。
みんなのレビュー
映画「チャプター27」を観た
どこか自分も主人公に似通ったところがあるように感じる
それ故にあくまでも凶行を引き起こさない為には、
彼と自身の差を鮮明に受け取る必要がある#カクヨム #映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/4jktVQkZaT— 綾波 宗水 (@Ayanami55461929) August 25, 2021
7位:デトロイト-2017年
「デトロイト」は、2017年に公開されたアメリカの映画です。
物語は、デトロイトで起きたデトロイト暴動の最中、暴動場所から少し離れたアルジェ・モーテルでの発砲をきっかけに、救えない事件になっていく物語です。
人種差別を題材としているので、当時の差別状況が観ていく内に明かされていきます。差別の先に何も生まれないのがわかる作品です。
元になった事件
「デトロイト」は、1967年に起きたアルジェ・モーテル事件を元に制作されています。これは、同年に起こったデトロイト暴動の場所から少し離れたアルジェ・モーテルで起こった黒人殺害事件です。
この事件で民間人の黒人3人が暴行により死亡しました。しかし、関与したデトロイト市警たちは、全員無罪となりました。
みんなのレビュー
今日は出勤時間に余裕があったので映画デトロイト
観に行って来ました。
感想言えば正に理不尽😫
あの場に黄色人種の自分がいたらどんな目にあったか❗
人種差別の恐ろしさを知る作品でした😣映画を見てて思い出したのが平成2年の大阪釜ヶ崎
暴動‼
放火、略奪、あれは酷かった😠 pic.twitter.com/ot0rqAawBR— nisihajime (@GNjo13AGWIro1aO) February 27, 2018
6位:キャプテン・フィリップス-2013年
「キャプテン・フィリップス」は、2013年に公開されたアメリカの伝記映画です。原作は当事者のリチャード・フィリップスが残した書籍『キャプテンの責務』です。
物語は、フィリップスが操船する貨物船マースク・アラバマ号が海賊たちに占拠されたことをきっかけに、フィリップスが海賊たちと攻防を繰り広げていく物語です。緊迫感が映像越しに伝わってきます。
フィリップスの肝の座り方と、船長として船員を守っていく姿にカッコいいと思うことは間違いなしです。
元になった事件
「キャプテン・フィリップス」は、2009年に起きたマースク・アラバマ号乗っ取り事件が元になっています。これは、マースク・アラバマ号がソマリア海賊によって占拠。
マースク・アラバマ号は解放されますが、フィリップスは身代金目的で解放されませんでした。そして、対テロ特殊部隊によりフィリップスは解放されました。
みんなのレビュー
キャプテン・フィリップス
初視聴
2009年に起きた事件を映画化。貨物船が海賊に襲撃される話。船員たち、船長はどうなるかで手に汗を握りながら最後まで視聴。
演技とは思えない臨場感があり、そこに居る気分になった。海賊の背景などもみえ、視聴後は何とも言えない気持ちに。#映画感想 pic.twitter.com/t4AXeHGlzF— ころん (@Nr2Qmag3) May 19, 2022