20位:モンスター-2003年
「モンスター」は、2003年に公開されたアメリカの映画です。元娼婦で殺人者のアイリーン・ウォーノスの生涯を描いています。
物語は、娼婦のアイリーンがバーで同性愛者のセルビーと出会ったことで惹かれあい、関係を維持するために殺人を犯していく物語です。最後の方はアイリーンに同情してしまうかもしれません。
内容は非常に重く暗いですが、実際の人物アイリーンのことを追えます。アイリーンを知りたい人は一度観てもいいですね。
元になった事件
「モンスター」は、1989年に起きたアイリーン・ウォーノス事件をモデルにしています。アイリーンは生まれた環境により、青年期から非行に走っていました。そして、30代の時に恋人で後に友人となる女性ティリアと出会います。そこからアイリーンの振る舞いは過激になっていきました。
アイリーンのミサンドリーが顕著となった1989年から1990年にかけて6人の男性を殺害。その後、ティリア共々逮捕されました。
裁判では、罪を認めませんでした。しかし、ティリアの自白によりアイリーンは全ての罪を認めます。2002年に死刑が執行され、46歳で亡くなりました。
みんなのレビュー
パティ・ジェンキンス『モンスター』孤独な娼婦アイリーンと同性愛者セルビーの出会い…女性連続殺人犯の生き様を実話に基き描く。14㎏の増量とメイクで変貌したシャーリーズセロンの役者魂が圧巻。汚い言葉粗暴な振舞いの中に見せる悲しみ、愛を求める切実感…自らの不遇な過去を演技に昇華させた傑作 pic.twitter.com/P9LzbgiWg9
— 魔の山 (@manoyama12) April 20, 2021
19位:幼い依頼人-2019年
「幼い依頼人」は、2019年に韓国で公開されたサスペンス映画です。
物語は、児童福祉館に勤めていたジョンヨプにダビンが虐待を告白。そして、ダビンは弟を殺した罪で逮捕されたことをきっかけに、ダビンを救うためにジョンヨプがダビンの弁護する物語です。
悲しい現実を突き付けてくるので、観ていると涙が出てきます。ダビンの幸せをジョンヨプが勝ち取ったのか観たい方は、ぜひおすすめです。
元になった事件
「幼い依頼人」は、2013年に起きた漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件を元に作られています。この事件は、継母が娘を殺害し、その罪を娘の姉に擦り付けた事件です。やがて、姉も継母の被害者であることが判明。
犯行に加担した実父と共に継母は懲役19年、実父は懲役6年を言い渡されました。
みんなのレビュー
幼い依頼人
継母に虐待される姉弟。そして起きる悪夢の様な出来事…。子どもを支えるのは愛情、親の存在は子どもにとって全てだと思う。親に痛めつけられる子たちは何処に逃げ、何を支えにすれば良いのか…。韓国の虐待件数…日本も他人事ではないね。虐待する側の闇にも触れていて◎ 悲しい良作です pic.twitter.com/Ru4zj5vbaM
— aya (0165) (@ProdigyAyaKeith) February 13, 2022
18位:隣の家の少女-2007年
「隣の家の少女」は2007年に公開されたアメリカの映画です。1989年に発行された小説『隣の家の少女』を原作としています。
物語は、田舎町に住むデヴィッドの隣家ルース宅にメグとスーザンの姉妹が引っ越してきましたが、メグはルースから受けたいじめの末に亡くなる物語です。ルースのメグをいじめ続ける姿に、恐怖を覚えます。
最後が衝撃的な仕上がりになっていますので、メグの無念はどうなるのか結末が気になる人には観てほしい作品です。
元になった事件
「隣の家の少女」は、シルヴィア・ライケンス殺害事件を元に作られました。この事件は下宿代の支払いが遅れたことをきっかけに、ガートルード・バニシェフスキーはシルヴィアを虐待。しまいには、自身の息子たちや近所の若者も虐待に参加させられました。
度重なる虐待でシルヴィアは死亡します。裁判では、ガートルードが懲役18年を言い渡されたことに対する批判が生まれました。
みんなのレビュー
隣の家の少女
めっちゃ胸くそ映画と聞いていたので
めっちゃ胸くそを覚悟してみたらそこまででした、
でも登場人物がクソばかりで
主人公がいなかったらほんとにただただ胸くそだったと思う… pic.twitter.com/2VAVsxXUdR— モルト@ ホラー映画 痩せろデブ (@moltomiche) March 4, 2020
17位:ワールド・トレード・センター-2006年
「ワールド・トレード・センター」は2006年に公開されたアメリカのノンフィクション映画です。ワールド・トレード・センターから生還した2人の警察官の実話から着想を得ています。
命を懸けて人命救助に当たる警察官に心打たれること間違いなし。当時の状況を風化させないために、一度観ることをおすすめします。
元になった事件
「ワールド・トレード・センター」は、2001年に起きたアメリカ同時多発テロが元になっています。これは、アルカイダによってアメリカの4ヵ所同時で起きたテロで、別名9・11テロとも呼ばれています。
ワールド・トレード・センターでの被害が最も甚大で、死者は2,763人に及びました。また、アメリカ同時多発テロにより、アフガニスタン紛争が起こるきっかけとなりました。
みんなのレビュー
亜姫のおかんが「ワールド・トレード・センター」を見た感想が、「全米一カッコいいハゲ(ニコラス・ケイジ)が2時間ほぼ顔芸だけで演技する映画」だった件。それだけ聞いたらめたくそ見たくなった。
— 亜姫篤 (@gameura) September 13, 2009
16位:15時17分、パリ行き-2018年
「15時17分、パリ行き」は2018年に公開されたアメリカの映画です。主演の3人が、実際に起きたタリス銃乱射事件でテロリストを制圧したことで知られています。
本作では、3人が巻き込まれたタリス銃乱射事件での行動の他、3人の幼少時代や事件に会う前の過程なども描かれました。人間ドラマに重きを置いていることも特徴です。
事件に立ち会った当事者が映画に出演しているので、リアリティーがより増した作品になっています。
元になった事件
「15時17分、パリ行き」は2015年に起きたタリス銃乱射事件をモチーフにしています。この事件は、高速鉄道タリスでイスラーム過激派が銃を発泡。乗客を混乱に陥れました。
しかし、アメリカ人軍人2人と学生1人、イギリス人ビジネスマンの4人によって制圧。事態は犠牲者を出さずに収束しました。
みんなのレビュー
『15時17分、パリ行き』鑑賞!
作り話じゃないかと思ってしまうくらいのストーリー!これが実話だというのだから運命の巡り合わせってあるんだと感じた!
主役3人を演じてるのが本人っていうのにも驚きだけど、演技の自然さに俳優としての才能を感じる!ラストは目頭が熱くなりました! pic.twitter.com/U9ccj8AnQ8— 松井悠気@映画 (@L0dJS2WRtxbjQyj) March 24, 2022