5位:ウトヤ島、7月22日-2018年
「ウトヤ島、7月22日」は、2018年に公開されたノルウェーの映画です。
物語は、世界一平和な場所として知られていたウトヤ島がテロリストに占拠され、はぐれた妹エミリエをカヤが命懸けで探す物語です。ノンストップで物語が展開されていくので、緊張感が観ているだけで伝わってきます。
実際にテロが起きた際に、人がどんな行動をしていくのかが理解できる作品です。
元になった事件
「ウトヤ島、7月22日」は、2011年に起きたノルウェー連続テロ事件の1つウトヤ島銃乱射事件が元になっています。これは、警察官になりすましたブレイビクが、ウトヤ島で銃を乱射した事件です。
この事件で69人が死亡。うち2人が溺死でした。
みんなのレビュー
2011年7月22日、ノルウェーで起こった無差別テロを描く『ウトヤ島、7月22日』。監督は「ヒトラーに屈しなかった国王」のエリック・ポッペ。生存者の証言に基づき、69名もの若者が犠牲となった事件の発生から収束までの72分間をワンカットで描く。観るにつらい映画だが、真実を知る為の意義がある。 pic.twitter.com/nFL7v5rPRF
— 遊山直奇🇺🇦ゆうやまなおき (@youyama) June 9, 2020
4位:パトリオット・デイ-2016年
「パトリオット・デイ」は、2016年に公開されたアメリカの映画です。
物語は、2013年のパトリオット・デイの日に開催されたボストンマラソンで起きた爆破テロの犯人を、警察官のトミーが追いつめていく物語です。トミー以外にも爆破テロの混乱の中、勇気を出した市民たちにも焦点が当たっていることが特徴です。
爆破テロのことを着色せず映画にしたので、映画として作りこまれています。ぜひ観てもらいたい作品の1つです。
元になった事件
「パトリオット・デイ」は、2013年に起きたボストンマラソン爆破テロ事件を参考にしています。ボストンマラソンのゴール付近で2度の爆発が発生。282人の負傷者、3人の死亡者を出した事件です。
犯人の2人は1人が死亡し、1人が逮捕されました。爆破物は、釘やベアリングなどの金属片が含まれており、非常に殺傷性の高い即席の爆弾でした。
みんなのレビュー
フォロワー50人突破✨
お気に入り映画1パトリオット・デイ
2013年ボストンマラソンでの爆破テロの実話ベースのクライム映画
被害者、警察、犯人、人質それぞれの視点が実際の映像を交えて深みを増していく
映画みたいな本当の話を丁寧に映像化してます✨#パトリオットデイ #映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/UASPpoQyHP— オル・メル (@tnfmummutmovie) June 9, 2021
3位:マリオネット 私が殺された日-2017年
「マリオネット 私が殺された日」は、2017年に公開された韓国の映画です。
この映画は、2004年に起きた密陽女子中学生集団性暴行事件が元になっています。これは、女子中学生たちが複数の男子高校生から集団強姦の被害を受けた事件です。さらに、被害者たちは金品を取られたり、個人情報をネットに流出されたりと様々な被害も受けました。
しかし、加害者たちは罰を受けることはありませんでした。また、女性の人権意識を象徴する事件にもなっています。
元になった事件
「マリオネット 私が殺された日」は、2004年に起きた密陽(ミリャン)女子中学生集団性暴行事件が元になっています。これは、女子中学生たちが複数の男子高校生から集団強姦の被害を受けた事件です。さらに、被害者たちは金品を取られたり、個人情報をネットに流出されたりと様々な被害も受けました。
しかし、加害者たちは罰を受けることはありませんでした。また、女性の人権意識を象徴する事件にもなっています。
みんなのレビュー
『マリオネット 私が殺された日』
実際にあった集団レイプ事件を基にしてるらしいですが、どこの国にも卑劣な奴はいる。なぜ女性ばかりがこんな目に遭わないといけないのか?と憤ったけど、事件の背景はもっと根深い。
主人公の高校生時代をキム・ダミさんが演じてました。どうりで上手いはず! pic.twitter.com/i2pkrZGRxT— izumi (@561Kuro561) January 23, 2021
2位:アルゴ-2012年
「アルゴ」は2012年に公開されたアメリカのサスペンス映画です。
物語は、イラン革命で包囲されたアメリカ大使館から逃げ出した6人の大使館員を脱出させるため、6人を架空のSF映画『アルゴ』のスタッフとして偽装させて脱出を試みる物語です。
一度観てしまうと、とんでもない作戦を成功させようとする男たちの決断に引き込まれていくこと間違いなしです。
元になった事件
「アルゴ」は、1979年に起きたイランアメリカ大使館人質事件が元になっています。映画での作戦は実際には、カナダの参謀と呼ばれています。また『アルゴ』も実際に使われていました。
この事件は、イラン・イラク戦争で外交的に孤立したことで、イランは人質を解放します。1981年に444日の人質生活の末、人質たちはアメリカに帰国しました。
みんなのレビュー
【映画感想文】#アルゴ
『命懸けの演技🎭』バレたら終わりのこの状況で他人になりすますなんて想像しただけで体が震える🥶
まさに映画みたいな脱出作戦が実は本当だなんて映画を見ても信じられない👏
多分だけどここまで死と隣り合わせで演技することはこの先ないと思うw#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/sALgz12njZ
— 神水祐人(かみずゆうと) (@yu_toKamizu) May 2, 2022
1位:アミスタッド-1997年
「アミスタッド」は1997年に公開されたアメリカの映画です。物語はアミスタッド号事件を忠実に再現しており、歴史映画の傑作として高い評価を受けている作品として知られています。
歴史に忠実なため、どんでん返しはありません。しかし、当時の歴史事件を映像で振り返るのに持って来いの作品です。
元になった事件
「アミスタッド」は、1839年に起きたアミスタッド号事件を元に作られました。この事件は、奴隷として乗船していたジョゼフ・シンケを含んだ53人の奴隷が反乱で舟を乗っ取ったものの、アメリカで投獄された事件です。
奴隷たちは、連邦議会議員ジョン・クィンシー・アダムズの力添えもあり、1840年に自由の身であることを保証されます。2年後には故郷のアフリカへ帰っていきました。
みんなのレビュー
『奴隷船の世界史』に関して御紹介したい2つめは、スピルバーグ監督の映画『アミスタッド』。1839年に起きた奴隷船アミスタッド号の叛乱に取材した作品。迫真の映像、息つかせぬストーリー、名優たち……必見です。『奴隷船の世界史』でもこの事件について論述されています。 pic.twitter.com/jHesFRAhXs
— 岩波新書編集部 (@Iwanami_Shinsho) September 11, 2019
実話を元にした映画洋画事件に関するまとめ
今回は、実話の事件を元に制作されたおすすめの洋画・映画作品をランキング形式で紹介しました。
実際の事件を元にしただけあって、全ての洋画にリアリティーが溢れていました。そのため、実際の事件を知った上で映画を見ると、より理解が深まると思います。
さらに、世界での事件がわかることで、世界ではどのような理由で事件が起こるのか、又は起こったのかがわかります。日本では異なる理由で事件になる映画もあるので、比較しながら見ると新たな発見がありますね。
この記事を通して、実話を元にした映画洋画事件に興味や関心を持っていただけたら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。