3位:酒鬼薔薇聖斗 – 日本の殺人犯
酒鬼薔薇聖斗とは、1997年に5人を死傷させた日本の殺人犯です。酒鬼薔薇聖斗とは警察へ宛てた手紙にあった仮名であり、犯人は当時14歳の少年でした。
少年は殺人に関して、「(自分以外は)野菜と同じだから切っても壊してもいい」と供述し、被害者に対しても「自分と出会ったのが悪い」と述べています。さらに、被害者の遺体の一部を中学校前に置き、警察宛ての手紙を残すなど異常な行為が世間に衝撃を与えました。
彼は小学5年生の時から20匹以上の猫を殺しており、幼い頃から「殺す」という欲望が強い傾向にあったのでしょう。これらから、酒鬼薔薇聖斗は「他者への関心や共感が持てない」「罪悪感に乏しく良心がない」「平気で人や動物を傷つける」といったサイコパスの特徴を持つ殺人鬼といえます。
2位:サダム・フセイン – イラク共和国の政治家
サダム・フセインとは、イラク共和国の政治家です。
非常に冷酷な性格で、イラク大統領に就任後すぐに66人の党内関係者を裏切り者と判断し粛清しました。55人が有罪となり、22人は銃殺に叙されています。
それだけでなく、任期後は自分の大統領就任に反対した者を中心に250人を逮捕。そのうち、34人を処刑しました。また、自国民であるクルド人の大量虐殺にも関わっています。
これらから、フセインは「自己中心的で冷酷な性格」「罪悪感に乏しく良心がない」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえるでしょう。最終的に、彼はアメリカとの戦争(イラク戦争)を経て逮捕され、死刑に処されました。
1位:アドルフ・ヒトラー – ドイツの政治家
アドルフ・ヒトラーとは、ドイツの政治家でありナチスを率いた指導者です。彼は差別意識を利用し、自身の反ユダヤ主義のもとユダヤ人を情け容赦なく迫害しました。それだけでなく、ユダヤ人を絶滅させるためにホロコーストなる大量虐殺を実施します。
残虐極まりない行為をしていたヒトラーですが、意外にも人当たりはよく客人には好印象でした。人を引きつける演説を行い、ナチスの権力を向上させたのです。
このようにヒトラーは「自己中心的で冷酷な性格」「罪悪感に乏しく良心がない」「平気で人や動物を傷つける」「魅力的で他人を引きつける」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえるでしょう。
アドルフ・ヒトラーの名言15選!発言に込められた意図や背景も解説
サイコパスをよく知れる書籍
サイコパス
本書は、脳科学者である著者がサイコパスの特徴について科学的に分析したものです。サイコパスの脳の仕組みやサイコパス的な要素を持つと思われる著名人について詳しく解説しています。
戦国武将の精神分析
本書は、歴史学者と脳科学者の2人が日本の戦国武将について心理学的な面から分析したものです。戦乱の世に生きた武将の行動や言動から、彼らの精神状態を事細かに解説しています。
サイコパスと噂された歴史上の有名人に関するまとめ
今回は、サイコパスと噂された歴史上の有名人を独自にランキング化しました。全体的に見てみると、国や組織のトップだった人物には「自己中心的で冷酷な性格」「魅力的で他人を引きつける」という特徴が多いです。
反対に、殺人犯などは「他人への関心や共感が持てない」という特徴が目立ちます。しかし、本性を隠しているという点は共通していました。この記事を読んで、歴史上の有名人に対して「サイコパス的要素」といった少し違う視点で学べることができれば幸いに思います。
何故アドルフ・ヒトラーが独裁者なのか分かりません。
彼は第一次世界大戦からの敗戦で、滅茶苦茶になったドイツを復活させた人物ですよ?
金融マフィアを国内から排除し、利子・債務・税金の3重苦からの解放、たった1人金融マフィアに立ち向かった人物としても有名です。決して独裁者などではありません。調べて頂ければ直ぐにわかる事。サイコパスであればルイ・パスツールでしょう。彼は今世紀最大の殺人者です。
個人的にポル・ポトは恐ろしいなと思います。
「我々はこれより過去を切り捨てる。 泣いてはいけない。泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。 笑ってはいけない。笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ」
といって、「理想の共産主義国家」を無理やり作り上げようとしたのですから。
(ただ、この言葉の出典は不明です。NHKの「映像の世紀」で取り上げられたぐらいしかわかりません)
そのうえで、同じ民族であるはずの、国家が守るべき存在であるはずの国民を、反体制者としてでっち上げて何百万人も殺害するのは、異常です。
作成お疲れさまでした。
記者の方が中立的立場になって、丁寧に作成されたことがうかがえます。
やはり、歴史には様々な学問が内包されていますね。
砂川さんへ
いつもコメントをくださり、誠にありがとうございます!
私自身も記事を執筆しながら、「ポル・ポトという人物は何故こんな思考になったのだろう。恐ろしい…」と思っていました。彼の国民に対する仕打ちは、まさに異常としか思えません。
今回の記事も興味を持っていただけて何よりです!本当に歴史には色んな学問が内包されていますね。これからも、様々な視点から歴史を見て、記事を執筆していきます!
よかったら、次回の記事も楽しみにしていてくださいね。
概ねランキング通りだと思うんですか、ヒトラー1位は「う〜ん」となりました。
確かにヒトラーは最悪の独裁者なんですが、精神倒錯がひどく、姪や妻を溺愛していたという話があります。
「アドルフに告ぐ」では等身大のヒトラーが描かれていますね。従来のサイコパスのイメージと、少し違うような感じです。個人的1位は北九州監禁殺人事件の犯人です。この犯人からは人の生気も感じられないほど、恐怖を感じました。取材した人が取り込まれるぐらいですからね。
調べれば調べるほど、サイコパスと言われる人物の人間臭さが見えてきますね。これがヤツらの危険なところなのでしょうな・・・