8位:織田信長 – 日本の戦国武将
織田信長とは、日本の戦国武将であり豊臣秀吉や徳川家康とならぶ三英傑の1人です。彼は武芸に秀でており、家臣の進言にも耳を貸すというカリスマ的魅力を持っていました。
しかし、その一方で非常に冷酷無比な面もありました。父親の葬儀で抹香を位牌に投げる蛮行をしたり、長島一向一揆や比叡山延暦寺の焼き討ちなど残虐な虐殺行為を何度も行ったのです。
織田信長という人物は「魅力的で他人を引きつける」「自己中心的で冷酷な性格」「罪悪感に乏しく良心がない」といったサイコパスの特徴を持つ戦国武将といえます。
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7位:ポル・ポト – カンボジアの独裁者
ポル・ポトとは、カンボジアの政治家で独裁政治を行った人物です。彼は自給自足の農本主義を掲げ、武装組織「クメール・ルージュ」とともに国民を強制的に農村へ移住させました。
教育や医療機関を閉じ、国民をひたすら農業に従事させたのです。老人などの弱者も例外ではありませんでした。他にも、政策には邪魔な存在だとして学者や知識人たちを大量虐殺しています。
ポル・ポトは国民が飢餓や過労で死んでいっても責任を感じず、より厳しい虐殺を行いました。これらから、ポル・ポトには「自己中心的で冷酷な性格」「罪悪感に乏しく良心がない」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえるでしょう。
6位:ヘンリー8世 – 16世紀イギリスのイングランド王
ヘンリー8世とは、16世紀イギリスのイングランド王です。彼がサイコパスと呼ばれる1番の理由は「国を巻き込んだ度重なる結婚」でしょう。ヘンリーは男の世継ぎが欲しいために6回も結婚しました。
そのうえ、最初の妻と離婚したいがために国の宗教を変えてしまったのです。しかし、そうしてまで再婚した妻アン・ブーリンは男児を産むことができませんでした。最終的にヘンリーは、アンを姦通罪などで処刑します。その後も結婚した妻とは離婚・死別・処刑を繰り返しました。
また、ヘンリーは政治活動において自分に都合の悪い存在を反逆罪で処刑し反対勢力を防いでいます。冷酷な一面を持つ一方で、音楽などの教養があり大柄な体格を生かしたスポーツも得意な文武両道な面もありました。
これらの点から、ヘンリー8世は「自己中心的で冷酷な性格」「罪悪感に乏しく良心がない」「魅力的で他人を引きつける」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえるでしょう。
5位:ヨシフ・スターリン – ソビエト連邦の政治家
ヨシフ・スターリンとは、1940年代から1950年代に活動していたソビエト連邦の政治家です。彼は強い支配権を持ち、政権へ反対する者たちを処刑し追放するなどの恐怖政治を行いました。
また、自分の家族にも冷酷であり、拳銃自殺を試みた息子ヤーコフを「真っ直ぐに撃つことすらできない」と批判。ヤーコフがドイツ軍の捕虜となった際も人質交換をにべもなく撥ねつけています。
一方で対人関係には気を遣い、相手に応じて態度を変えて人を欺くことに長けていました。演説も慎重な言葉遣いや簡潔かつ明確な表現が多く、スターリンの演説を好む人も多かったといいます。
これらから、スターリンは「罪悪感に乏しく良心がない」「自己中心的で冷酷な性格」「魅力的で他人を引きつける」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえるでしょう。
4位:メアリー・ベル – イギリスの殺人犯
メアリー・ベルとは、1968年にわずか10歳で2人を殺害したイギリスの殺人犯です。彼女は普段から3歳の少年や同級生へ過剰な暴行を行っていました。遂には殺人に興味を持ち、4歳と3歳の幼児を絞殺したのです。
殺害後も被害者遺族のもとへ「棺の中で眠る彼の姿を確認したいだけ」と告げて訪れたり、葬儀で笑うなど異常さが際立っていました。
メアリーはすぐに逮捕されましたが、犯行を否定し一緒にいたノーマという少女に罪をおしつけています。
メアリーは人を操ろうとする性質があり、ノーマに対しても優位な立場をとっていました。
「平気で人や動物を傷つける」「罪悪感に乏しく良心がない」「他者への関心や共感が持てない」「自己中心的で冷酷な性格」「魅力的で他人を引きつける」といったサイコパスの特徴を多く持った殺人鬼といわざるを得ないでしょう。
何故アドルフ・ヒトラーが独裁者なのか分かりません。
彼は第一次世界大戦からの敗戦で、滅茶苦茶になったドイツを復活させた人物ですよ?
金融マフィアを国内から排除し、利子・債務・税金の3重苦からの解放、たった1人金融マフィアに立ち向かった人物としても有名です。決して独裁者などではありません。調べて頂ければ直ぐにわかる事。サイコパスであればルイ・パスツールでしょう。彼は今世紀最大の殺人者です。
個人的にポル・ポトは恐ろしいなと思います。
「我々はこれより過去を切り捨てる。 泣いてはいけない。泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。 笑ってはいけない。笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ」
といって、「理想の共産主義国家」を無理やり作り上げようとしたのですから。
(ただ、この言葉の出典は不明です。NHKの「映像の世紀」で取り上げられたぐらいしかわかりません)
そのうえで、同じ民族であるはずの、国家が守るべき存在であるはずの国民を、反体制者としてでっち上げて何百万人も殺害するのは、異常です。
作成お疲れさまでした。
記者の方が中立的立場になって、丁寧に作成されたことがうかがえます。
やはり、歴史には様々な学問が内包されていますね。
砂川さんへ
いつもコメントをくださり、誠にありがとうございます!
私自身も記事を執筆しながら、「ポル・ポトという人物は何故こんな思考になったのだろう。恐ろしい…」と思っていました。彼の国民に対する仕打ちは、まさに異常としか思えません。
今回の記事も興味を持っていただけて何よりです!本当に歴史には色んな学問が内包されていますね。これからも、様々な視点から歴史を見て、記事を執筆していきます!
よかったら、次回の記事も楽しみにしていてくださいね。
概ねランキング通りだと思うんですか、ヒトラー1位は「う〜ん」となりました。
確かにヒトラーは最悪の独裁者なんですが、精神倒錯がひどく、姪や妻を溺愛していたという話があります。
「アドルフに告ぐ」では等身大のヒトラーが描かれていますね。従来のサイコパスのイメージと、少し違うような感じです。個人的1位は北九州監禁殺人事件の犯人です。この犯人からは人の生気も感じられないほど、恐怖を感じました。取材した人が取り込まれるぐらいですからね。
調べれば調べるほど、サイコパスと言われる人物の人間臭さが見えてきますね。これがヤツらの危険なところなのでしょうな・・・