「対馬悠介が起こした小田急刺傷事件って何?」
「彼の出身大学はどこなの?」
対馬悠介は、2021年8月6日に起きた小田急刺傷事件の犯人です。電車内にて乗客を牛刀で襲い、サラダ油を巻いて着火を図ったものの、失敗して逮捕されました。
対馬悠介は取り調べの際に、大学を中退してから人生が狂い、事件を起こしたと話しています。
今回は、そんな小田急刺傷事件の犯人「対馬悠介」の出身大学を、在学中の様子や中退・事件を起こすまでの経緯も交えて紹介します。生をまとめました。この記事を読めば、なぜ彼が事件を起こしたのかが、わかりますよ。
この記事を書いた人
Webライター
Webライター、吉本大輝(よしもとだいき)。幕末の日本を描いた名作「風雲児たち」に夢中になり、日本史全般へ興味を持つ。日本史の研究歴は16年で、これまで80本以上の歴史にまつわる記事を執筆。現在は本業や育児の傍ら、週2冊のペースで歴史の本を読みつつ、歴史メディアのライターや歴史系YouTubeの構成者として活動中。
対馬悠介が起こした小田急線刺傷事件とは?
小田急線刺傷事件は、2021年8月6日に小田急線の電車内で起きた無差別刺傷事件です。
この日、対馬悠介は7号車で牛刀を振り回し、3人の女性と1人の男性に重軽傷を負わせます。特に20代女性は胸や背中など7箇所を刺され、全治3ヶ月の重傷を負いました。対馬悠介から逃げる際に転倒した人も含め、10人が重軽傷を負いました。
8号車では床にサラダ油を撒き、ライターで着火しますが失敗します。その後、対馬悠介は逃走してすぐに警察に自首しました。
対馬悠介は「幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」と取り調べで述べています。彼の犯行は「フェミサイド」と呼ばれ、性別を理由に女子大生を標的にしたものと考えられています。
小田急刺傷事件の2ヶ月後には、ジョーカーを名乗る男が京王線の電車内で類似の事件を起こしました。一連の事件をうけ、国土交通省は電車内にカメラをつける事を鉄道会社に指示するなど、安全対策の徹底が図られるようになりました。
対馬悠介は中央大学理工学部の中退者
対馬悠介は中央大学理工学部土木工学科の出身ですが、4年生の頃に中退しています。中央大学は東京都八王子市にある私立大学。日本の私立大学の中では慶應大学や早稲田大学に次ぐ歴史を持っています。
中央大学は青年法律家18名が設立した英吉利法律学校が母体になっている事もあり、法学部が有名です。ただ近年では理学部などの他学部にも力を入れています。中央大学理工学部の偏差値は52〜57です。ちなみに理工学部出身の有名人として阿部寛がいます。