対馬悠介の出身大学は？中退から小田急線刺傷事件を起こすまで

対馬悠介だけじゃない！電車で無差別事件を起こした犯人たち

最後に、対馬悠介以外に電車で無差別事件を起こした犯人を解説します。電車は不特定多数の人が共存するスペースであり、無差別事件が起きれば非常に危険な場所です。事件の概要を知る事が、身を守る術になるかもしれません。

• 服部恭太（ジョーカー）-京王線刺傷事件
• 小島一朗-新幹線無差別殺傷事件
• 林崎春生-東海道新幹線火災
• 高久操-上野駅通り魔事件

服部恭太（ジョーカー）-京王線刺傷事件

服部恭太は、2018年10月31日に京王線の電車内で無差別事件を起こした犯人です。この日はハロウィンで、街中がコスプレで賑わっていました。服部恭太はバットマンに登場するジョーカーに扮して電車に乗り、乗客1名をナイフで刺して重傷を負わせます。

さらに持参していたライター用オイルを車両内に撒き、火をつけました。火は消し止められましたが、煙を吸うなどして18名（刺された人を含む）が負傷。服部恭太は犯行後に電車内でタバコを吸い、逃げ惑う人々を余裕の表情で眺めていました。

服部恭太は取り調べで「人を殺して死刑になりたかった」と犯行理由を自供。犯行内容から、3ヶ月前に対馬悠介が起こした小田急線刺傷事件に着想を得たものと思われます。彼もまた、2023年7月に懲役23年が確定しました。

小島一朗-新幹線無差別殺傷事件

小島一朗は、2018年6月9日に神奈川県を走行中の新幹線「のぞみ」で起きた、無差別殺傷事件の犯人です。彼は隣の女性客をナタで襲い、止めに入った男性客を争いの末に殺害。最終的に1人の男性を殺害し、2人の女性に重傷を負わせました。

小島一朗は犯行の動機を「刑務所に入りたかった」と語りました。2019年12月に無期懲役の判決が下った時、小島一朗は法廷で万歳三唱をしています。刑務所で彼は問題行動を繰り返し、そのたびに刑務官に止められ、懲罰室に入れられています。

一連の行動は小島一朗が刑務所に家庭を求めているため。仕事柄、刑務官は受刑者が問題行動を起こせば、止めざるを得ません。小島一朗は「構われる事」に悦びを感じ、今日も刑務所で生きる事を望んでいるのです。

林崎春生-東海道新幹線火災

林崎春生は、2015年6月30日に東海道新幹線「のぞみ225号」車両内で焼身自殺を図った人物です。林崎春生は事件当時は71歳。岩手県出身で、若い頃に上京し、流しのギターなどで生計を立てていました。

犯行動機は借金を苦にしての自殺と推測されています。林崎春生は1号車の客室内最前部でガソリンを頭から被り、ライターで火をつけて自殺をしましたが、その際に涙を流していたとされます。

煙は2号車まで充満し、52歳の女性が気道熱傷による窒息死で死亡。乗客26名、乗員2名が重軽傷を負いました。林崎春生は自殺前に乗客に避難を促し、多くの乗客が車両を出た上で火をつけている事から、殺人罪は適応されていません。最終的に被疑者死亡のまま不起訴となり、捜査は終了しています。

高久操-上野駅通り魔事件

高久操は、2021年10月16日に上野駅の構内で通り魔事件を起こした犯人です。この日、高久操はATMに並ぶ男性2人をナイフで刺し、重傷を負わせました。

高久操は自宅を放火して刑務所に服役しており、出所直後の犯行でした。更に精神疾患を抱えていたとされます。2024年1月現在、判決は不明です。

まとめ

今回は対馬悠介の出身大学や、生涯について解説しました。学生時代の対馬悠介は周囲からの評判もよく、いわゆる「リア充」と呼ばれる存在でした。

しかし大学中退を経て歯車が狂い、小田急線刺傷事件を起こします。人生にはいくつかの分岐点がありますが、対馬悠介にとっての分岐点は大学時代だった事は間違いありません。仮に対馬悠介に友人がいたら、母親と離れず暮らせていたら、凄惨な事件は起きなかったのかもしれません。

今回の記事を読み、対馬悠介の生い立ちや、電車内で起きた無差別事件に興味を持っていただけたら幸いです。