【天才】ニコラ・テスラとはどんな人?エジソンとの関係や名言、生涯を紹介

ニコラ・テスラの他の発明品は?

ニコラ・テスラの発明で最も現代文明に根差しているのは、先のトピックで書いた通り「交流電源システム」です。

しかしテスラの発明品はその他にも多く存在し、現在も我々の生活を支えています。現在の我々の生活を支える、もしかすると今皆さんのすぐ近くにあるかもしれないものも、テスラの発明が原型となっているのです。このトピックでは、その中の代表的な物をいくつか紹介していきましょう。

①ラジオ

ラジオの開発にも携わった

情報源としてはテレビやインターネットにとって代わられがちなラジオですが、現在でも災害時の情報源などとして活用されています。実はこれは、テスラが発明した機械なのです。

公式的にはラジオの発明者は、イタリアの発明家・グリエルモ・マルコーニとされています。しかし近年になってその説に疑問が呈され、裁判の結果、テスラがマルコーニよりも早くラジオを開発していたことが認められています。

このような事態が起こった理由には、テスラがラジオの使用料金を国に請求したことや、マルコーニの支援者に、テスラと犬猿の仲で、大衆心理を操ることに長けたエジソンがいたことなどが上げられます。

②電動モーター

非常に多くの電化製品に使用され、我々の生活を文字通りに影から支えている電動モーターも、テスラによる発明品の一つです。テスラがいなければ、現代のような電化製品にあふれた社会は訪れていなかったと言えるでしょう。

③リモートコントロール技術(リモコン、ドローンなど)

リモコンの発明

我々が毎日、テレビを見る時に当たり前に使っているリモコンも、テスラの発明品の一つです。しかもテスラは、この発明を目標にして研究したのではなく、「ラジオの開発をしていたらなんかできてしまった」という形で実用化にこぎつけたというのですから驚きです。

この技術はテレビのリモコンのような一般家庭向けの製品から、飛行機や船舶などの運輸機械など、全世界的に幅広く活用されています。もしかすると、テスラの発明の中で2番目に現代社会に浸透しているのは、この技術なのかもしれません。

④X線

現代医療への貢献

医療分野の発展を著しく早め、病気の早期発見を可能にしたX線発生装置――つまりはレントゲン検査装置の原型も、テスラの発明によるものです。

もっとも、テスラが発明できたのはその原型までで、現在のX線発生装置と比べると少々原理的に荒い部分が見られるものでした。しかしその発明が、現在の医療の発展を後押しした装置の原型となったことは、疑いようのない事実だと言えます。

番外:霊界交信機、全世界的なエネルギー通信網、反重力システム

これらは全て、テスラが考案しながらも、資金などの様々な外的要因で頓挫してしまった発明品です。

そのどれもがかなり夢物語めいたものであり、現在も実用化はされていませんが、「全世界的なエネルギー通信網」は、「通信網」という限定的な部分だけではありますが実現されています。

もしもテスラに潤沢な資金と時間があり、彼が思うままに研究を進められていたとしたら、もしかすると彼はこれらの発明も実用化させていたのかもしれません。

ニコラ・テスラの女性関係は?

華やかな女性関係

幼い頃から続く精神障害や、病的なほどの潔癖症、「霊界と交信する」等の発言に象徴される浮世離れした性格など、人格面には少々難しい部分を抱えていたテスラですが、彼は意外なほどに女性にモテていたと記録されています。

もっとも、彼自身はあまり恋愛に興味を示していなかったようですが、それでも交際経験自体は記録されています。

その相手は、自身のパトロンであるジョン・モルガンの娘。その時点で話の雲行きは怪しくなってきますが、やはりモルガンの娘にもテスラの奇矯ぶりは耐えきれなかったらしく、テスラとモルガンの娘はすぐに破局。これにより、テスラは恋人とパトロンを同時に失うという苦境を経験することになっています。

そのように、多くの女性からの愛を受けながら、発明という世界に没頭し、テスラは生涯にわたって独身を貫きました。

しかし、晩年のテスラは”あるもの”に恋愛とも友情ともつかない”愛”を注いでいたと記録されています。その”もの”が何なのかについては、ぜひ記事を読み進めて行っていただければと思います。

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