「歴史上でサイコパスと噂された有名人って誰だろう?」
「サイコパスと呼ばれていた理由も気になる…」
このような疑問を持つ人に向けて、この記事ではサイコパスと呼ばれる歴史上の有名人をランキング*形式でまとめました。
サイコパスの特徴を持つ人物は猟奇的な殺人鬼だけではありません。政治家や皇帝などにもサイコパスの特徴を持つ人はいます。ただし、現状では本当にサイコパスかどうかを見分けることは科学的に困難です。
そこで、本記事ではサイコパスの特徴と史実を合わせて分析し、サイコパス的な特徴を多く持つ歴史上の有名人を独自にランキング化しました。
この記事を読めば、歴史上の有名人のサイコパスな一面を知ることができ、歴史という学問がより面白くなりますよ。
このランキングでは、サイコパスの特徴に当てはまる歴史上の有名人を紹介しています。ランキング内の人物をサイコパスだと断定するものではありません。ランキングの順序は知名度などを考慮しました。また、人物によっては過激で残虐な描写もあります。あらかじめご了承ください。
この記事を書いた人
Webライター
Webライター、岩野祐里(いわのゆり)。5歳の頃、イギリス史に夢中になり図書館へ通いながら育つ。大学では国際文化を専攻し、イギリス史と英文学の研究に没頭。その後、大学院にて修士課程を修了。研究論文は「19世紀英国の社会と犯罪」について。歴史全般の研究歴は11年、イギリス史は21年に及ぶ。現在はWebライターとして活動中。
17位:ジム・ジョーンズ – 人民寺院の教祖
ジム・ジョーンズとは、アメリカのカルト教団「人民寺院」の教祖です。彼は南米に教団の町を作り、そこで信徒たちを巻き込んだ集団自殺を図りました。
ジョーンズは人種統合を掲げて人々の注目を集め、人民寺院とジョーンズ・タウンを設立したカリスマ的指導者でもあります。彼は「革命的自決」と謳い、信者を集団自殺させました。
また、ジョーンズは幼い頃から死生観や宗教に興味を持っており、小動物や猫を殺しています。集団自殺の際も、怯える信徒に自己の主張を信じさせ、918人もの自殺者を出しました。
これらの点からジム・ジョーンズは「魅力的で他人を引きつける」「平気で人や動物を傷つける」「自己中心的で冷酷な性格」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえるでしょう。
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16位:エド・ゲイン – アメリカの殺人犯
エド・ゲインとは、アメリカの殺人犯です。彼は1950年代に2人を殺害し9体の遺体を無断で掘り起こしました。このことから殺人犯としてだけでなく「死体泥棒」としても知られています。
ゲインは人を殺しただけでなく、その遺体を解体し家畜の「下ごしらえ」のように扱っていました。それだけでは飽き足らず、墓地から遺体を掘り起こし、解体。それらの遺体を用いてボウルや仮面などの「道具」を作っていたのです。
これらは、まさに「平気で人や動物を傷つける」「罪悪感に乏しく良心がない」といったサイコパスの特徴に当てはまります。エド・ゲインは裁判でも「精神分裂病(統合失調症)」の診断を受け、精神病院で生涯を過ごすことになりました。
15位:毛沢東 – 中国の政治家
毛沢東とは、1940年代から1970年代に活動していた中国の政治家です。自分の権力向上のために大衆運動である「文化大革命」を起こしました。その結果、多くの人の命が犠牲となり、中国の文化や経済、学術も打撃を受けたのです。
また、自身の独裁化を批判した50万の人々を弾圧し、失脚や投獄に追いやりました。のちに「世界三大大量殺戮者」と呼ばれるようになります。政策だけでなく、生活においても傍若無人な態度が目立ちました。
夜型の生活を生涯変えることがなかったため、昼間に鳴くスズメの声が煩いと年間11億羽ものスズメを処分させたのです。そのせいで害虫が蔓延し、中国は凶作に陥りました。
一方で、毛沢東は独自の思想と言葉を持つ優れた人物で他人の賞賛も集めています。このことから、毛沢東は「自己中心的で冷酷な性格」「平気で人や動物を傷つける」「魅力的で他人を引きつける」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえるでしょう。
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14位:エリザベート・バートリ – ハンガリーの貴族
エリザベート・バートリとは、16世紀末から17世紀初頭に生きたハンガリーの貴族です。彼女は自身の領地に住む若い娘を城へ連れてきては残虐な拷問を行いました。被害者は80人とも650人ともいわれています。
被害者の苦しげな表情を見て笑うなど、エリザベートの精神状態は異常でした。そのため、彼女は「平気で人や動物を傷つける」「罪悪感に乏しく良心がない」といったサイコパスの特徴を持つ人物といえます。
拷問を手伝ったとしてエリザベートの使用人たちは処刑されましたが、エリザベート自身は貴族であることから幽閉され3年後に亡くなりました。
何故アドルフ・ヒトラーが独裁者なのか分かりません。
彼は第一次世界大戦からの敗戦で、滅茶苦茶になったドイツを復活させた人物ですよ?
金融マフィアを国内から排除し、利子・債務・税金の3重苦からの解放、たった1人金融マフィアに立ち向かった人物としても有名です。決して独裁者などではありません。調べて頂ければ直ぐにわかる事。サイコパスであればルイ・パスツールでしょう。彼は今世紀最大の殺人者です。
個人的にポル・ポトは恐ろしいなと思います。
「我々はこれより過去を切り捨てる。 泣いてはいけない。泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。 笑ってはいけない。笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ」
といって、「理想の共産主義国家」を無理やり作り上げようとしたのですから。
(ただ、この言葉の出典は不明です。NHKの「映像の世紀」で取り上げられたぐらいしかわかりません)
そのうえで、同じ民族であるはずの、国家が守るべき存在であるはずの国民を、反体制者としてでっち上げて何百万人も殺害するのは、異常です。
作成お疲れさまでした。
記者の方が中立的立場になって、丁寧に作成されたことがうかがえます。
やはり、歴史には様々な学問が内包されていますね。
砂川さんへ
いつもコメントをくださり、誠にありがとうございます!
私自身も記事を執筆しながら、「ポル・ポトという人物は何故こんな思考になったのだろう。恐ろしい…」と思っていました。彼の国民に対する仕打ちは、まさに異常としか思えません。
今回の記事も興味を持っていただけて何よりです!本当に歴史には色んな学問が内包されていますね。これからも、様々な視点から歴史を見て、記事を執筆していきます!
よかったら、次回の記事も楽しみにしていてくださいね。
概ねランキング通りだと思うんですか、ヒトラー1位は「う〜ん」となりました。
確かにヒトラーは最悪の独裁者なんですが、精神倒錯がひどく、姪や妻を溺愛していたという話があります。
「アドルフに告ぐ」では等身大のヒトラーが描かれていますね。従来のサイコパスのイメージと、少し違うような感じです。個人的1位は北九州監禁殺人事件の犯人です。この犯人からは人の生気も感じられないほど、恐怖を感じました。取材した人が取り込まれるぐらいですからね。
調べれば調べるほど、サイコパスと言われる人物の人間臭さが見えてきますね。これがヤツらの危険なところなのでしょうな・・・