【竹中半兵衛クイズ#2】秀吉を支えた若き天才軍師。

織田信長は義父であった道三の死後、美濃平定を目論むも何度も失敗に終わっておりました。しかし、この稲葉山城の一件以降、西美濃三人衆らが織田家へと寝返ったために、稲葉山城を攻略し、美濃平定を達成することになりました。

稲葉山城入城後、信長はこの地を「岐阜」と名付け、本格的に天下への道を乗り出そうと考えておりました。その時期頃から「天下布武」という朱印を使い始めたと言われております。ただし、この天下とは「畿内」の平定という意味が込められていたという説などもあります。

浅井長政は北近江の戦国大名で、織田信長と同盟を結ぶなど、浅井家の全盛期築いた大名です。半兵衛は、客分として3,000貫の禄を賜わるも僅か1年で禄を辞し、地元の美濃へと帰還しました。

木下秀吉はのちの豊臣秀吉の事です。信長は、稲葉山城を乗っ取ったという功績から、秀吉に半兵衛を家臣に登用してくるように命じ、秀吉は信長の使いとして、半兵衛を尋ねたと言われております。この出会いが、のちに秀吉を天下人へと押し上げる出会いとなりました。

「三顧の礼」は三国志に登場する故事成語です。蜀の武将・劉備玄徳が軍師として諸葛亮孔明を迎え入れるために三回頭を下げにいっったという逸話から生まれました。この逸話は半兵衛にも置き換えられており、作品によって、上述の逸話を用いられることがあります。

寛政9年（1797年）頃に出版された作品で、江戸時代初期に書かれた「川角太閤記」を基にして描かれた作品。「絵本」と書いてありますが、これは読本でありながら挿絵が多かったので「絵本」という名がついたもので、実際には7編84冊という約5年に渡る長期連載作品となっています。

足利義昭は13代目将軍の足利義輝の弟であり、室町幕府の15代目将軍になった人物です。最初は、信長に擁され京都へ上洛し、将軍に着任するも、次第に信長と対立し、第二次信長包囲網を形成する中心人物となりました。その後、信長に京都から追放され、室町幕府は滅亡することになりました。

朝倉義景は越前国の戦国大名で、一乗谷に居城を構えておりました。義昭からの上洛令を断ったのは、織田家に従うことを嫌ったという説と、義景の居ない間に周辺諸国から越前へ攻め込まれる事を避けたかった説など、諸説あります。大名としては、一乗谷を文化都市へと発展させたとして、かなり有能な大名であったと言われております。

金ヶ崎の戦いは、織田信長と朝倉義景の間に起きた合戦で、現在の福井県敦賀市付近で行われた合戦です。信長の妹であったお市の方を妻にしていた同盟国の浅井長政が、古くからの付き合いがある朝倉義景方へ裏切ったため、信長軍は撤退を余儀なくされました。その際、一番最後の殿と呼ばれるところは秀吉が自ら名乗りを上げて務めたと言われております。

会合衆はそれぞれの町を自治するために商人の間で結成された評定会議の事であり、特に堺の町の会合衆は有名なものとして知られております。また、郡などを持っていないため、信長包囲網へは参加しておりません。