明治天皇の関連作品
おすすめ書籍・本・漫画
明治天皇
明治天皇の実像を克明に記した作品。評伝と言うよりは、明治天皇を中心に幕末から明治にかけての歴史的事項や、人物達の行動や言動をまとめられています。
ボリュームも多いのですが、ある程度歴史を学んだ人には是非とも読んでほしい作品です。
明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀
明治天皇と同じ時代を生きた6人の皇帝。それぞれを対比し、各国の情勢や思惑を分かりやすく記した一冊です。なぜ日本が清やロシアと戦争になったのか理解が深まる事でしょう。
もう一人の「明治天皇」箕作奎吾(みつくりけいご)
昔から囁かれる明治天皇すり替え説。それらの集大成とも言える一冊です。この書籍ではすり替えの人物は大室寅之祐ではなく、地質学者の孫・箕作奎吾であると言う仮説を述べています。
荒唐無稽とは思わず、明治維新に至る数々の謎を解き明かす一冊になるかもしれません。陰謀論を信じない読者でも、一読する事をオススメします。
おすすめの動画
【ゆっくり解説】偉大なる君主「明治天皇」の生涯を振り返る!混乱期(幕末)の日本を列強国に導いた彼の生涯とは…?【前編】
近現代史の人物を解説したゆっくり解説シリーズ。分かりやすさと、細かな点まで拾い上げた構成案は他の解説シリーズとは一線を画しています。
当動画は前編後編のうちの前編であり、朝廷から見た幕末という珍しい視点から解説されています。この動画を通じて、他の人物の動画も是非視聴しましょう。
【皇室News】大正天皇の生母で明治天皇の側室 慈愛の柳原愛子さん
明治天皇の血筋を現在に受け継ぐ事に多大なる貢献をした柳原愛子について解説した動画です。皇后や側室がいたなるこそ、明治天皇は天皇としての責務を果たす事が出来たのかもしれません。
皇室Newsでは他にも、五摂家や女官とのエピソード等を解説した動画があります。そちらもおススメです。
明治天皇崩御
明治天皇崩御時の様子が動画や画像で紹介されています。この時代の動画は貴重であると共に、当時を生きていた人達の悲しみが伝わってきます。また当時の様子が動画として残っている事にも驚きを感じますね。
おすすめの映画
明治天皇と日露大戦争
1957年に放映され、観客動員数2000万人を誇る空前の大ヒットとなった映画です。日露戦争の開戦前夜から一連の戦線、大勝利までの提灯行列を綿密な構成で描いています。
明治天皇を演じたのは、伝説の時代劇スターである嵐寛寿郎ことアラカンです。アラカンは「天皇」を初めて演じた俳優となりました。
二百三高地
日露戦争の重要局面である旅順攻略戦を描いた作品です。明治天皇を演じたのは三船敏郎であり、アラカンとは異なる貫禄があります。この映画は戦後初めて乃木希典が主役となった作品でもありました。
戦線に駆り出される兵士や、戦局に一喜一憂する国民の様子等、戦争に対する悲惨さも描かれており、一筋縄ではいかない映画であり、視聴をオススメします。
ラスト サムライ
2003年に放送されたアメリカの映画です。明治天皇を演じたのは、二代目・中村 七之助でした。
明治天皇は映画の後半で、主人公オールグレン大尉(トム・クルーズ)から勝元盛次(渡辺謙)の刀を授けられます。明治天皇はサムライの志を受け継ぎつつ、新たな時代の幕開けを示唆する存在として描かれていました。
おすすめドラマ
西郷どん
近年の大河ドラマにおいて明治天皇は、2018年放送の西郷どんに登場しています。若き日の明治天皇を演じたのは野村万之丞でした。
史実ほど二人の絆は描かれていないものの、明治天皇が西郷を慕う様子は、表情からも伝わってきました。
関連外部リンク
明治天皇についてのまとめ
今回は明治天皇の生涯について解説しました。明治天皇は幕末から明治維新、そして日本が列強の仲間入りを果たすという激動の時代を生きました。国の君主として国民の規範となり、日本をまとめる役割に明治天皇は徹したのでした。
幕末から明治に至る過程は様々な謎もあり、明治天皇の性格も大きく変わっていく事から、替え玉説が根強く囁かれているのも事実です。
ただ和歌等の素養を生涯持ち続け、終始戦争に反対していた事からも、本質的な部分は大きくは変わっていないと個人的には思います。明治天皇は偉大なる君主であると共に、誰よりも苦労を重ねた人物とも言えるでしょう。
今回の記事を通じて、明治天皇の生涯に興味を持っていただけたら幸いです。