永倉新八とはどんな人？新撰組最強だった？【愛刀や子孫、登場作品も紹介】

永倉新八の死因は？

永倉の死因は虫歯が起因する骨膜炎と敗血症を併発したためといわれています。骨膜炎は歯周病が原因で起こる炎症であり、敗血症は感染症が起因で併発する臓器不全です。抗生物質が無い当時、虫歯も酷くなると命に関わる病気が起こる原因となっていました。

子孫はアニメのプロデューサーをしていた

永倉新八の孫にあたる杉村十郎さんはアニメプロデューサーになっており、作った作品は「魔女の宅急便」「キテレツ大百科」「こち亀」などのアニメを担当したそうです。永倉のご子孫がアニメ作成に関わっていたのは、晩年よく孫を映画に連れて行っていたという話が残っていますので映画好きの祖父の影響もあったのかもしれません。

また曾孫にあたる方に杉村悦郎さんは、生まれの北海道でタウン誌の編集長などをされ、現在はフリーライターとして活躍し、曾祖父の伝記を執筆しています。

永倉新八は新撰組で最強だったのか？

歴史好きの間でもよく話題となる「新撰組で誰が一番最強か？」というテーマですが、間違いなく永倉は最強候補者の一人にあげられる人物です。実際最強だったのかを検証してみます。

最強との呼び声が高い

新撰組を知る人物が後年、永倉新八が強かったと証言しています。まず新撰組の隊士だった阿部十郎が、1に永倉、2に沖田、3に斎藤といっています。その他にも屯所の住人も「一番強かった」という証言もあります。

また新撰組二番隊の組長であり撃剣師範も務めていることを考えても、相当の実力が想定できます。そして新撰組を知る人の証言を総合しても、想像にはなりますが最強だったのではないか、といわれているようです。

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斎藤一とどっちが強かったのか？

新撰組で強かった人物として名前があがる人物は、永倉と一番隊組長の沖田総司、三番隊組長の斎藤一でしょう。斎藤一は剣術の流派もはっきりしない謎の多い人物ですが撃剣師範も務め、そして「新撰組で最も多くの人間を斬った人物」ともいわれています。

そんな斎藤一とどちらが強かったのか？気になってしまうので推察してみますが、新撰組を知る人物は永倉が強いという証言が多くあります。しかし斎藤は暗殺という影仕事の新撰組において、さらに影仕事を行っていた人物です。もしかしたら、知らないだけで同等の剣の腕を持っていたのかもしれません。間違いなくいえることは、一、二、三番隊の組長は皆強かったということです。

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有名アニメや漫画で永倉新八はどのように描かれている？

永倉新八を始めとした新撰組隊員たちは有名なアニメや漫画にも登場し、幕末のファンが増えています。そんなエンターテイメントで永倉新八はどんな風に描かれているかを見ていきます。

るろうに剣心での描かれ方

るろうに剣心では主人公である緋村剣心も、「幕末に決着を付けられなかった一人」と語っている人物です。漫画ではいつも張りつめている斎藤一とのキャラわけで緩くてスキンシップが激しい、少しうっとうしい感じのおじさん的に描かれています。

「俺は明治の死にぞこないだよ」

という台詞をいって自分を軽蔑していますが、それでも剣の腕は確かで史実を踏まえた剣技を作中で披露しており、現在連載中でこれからの活躍が楽しみなキャラクターです。

銀魂での描かれ方

銀魂では新撰組がモデルの真選組の二番隊組長に「永倉新七」という名前が登場する程度です。ただし代わりに永倉新八と志村けんを混ぜたと考えられる「志村新八」という人物が登場します。

アニメで声優は阪口大助、実写映画版では菅田将暉が演じています。キャラクター的には仲間から「ダメガネ」「ヘタレ」といじられ、どちらかというと脇役的なポジションですが、剣の実力はやはり作品でも一流のようです。