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イギリスの階級社会・制度をわかりやすく解説!名前や服装も簡単に紹介

イギリスには古くから伝統的な階級制度があります。書籍やドラマ、映画などをきっかけに、「イギリスには階級制度があるんだ」と知った方もいるのではないでしょうか。

映画『ハリーポッター』のロケ地にもなったアニック・キャッスル(英国貴族が所有する邸宅)

とはいえ、この記事を訪れた方の中には、

「どんな制度なのかいまいちわからない…」
「階級ごとに服装が違うの?」
「イギリスは今でも階級社会なの?」

とイギリスの階級社会・制度について疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

ドラマや映画などの作品からでは、詳しく知るにも限界がありますよね。また、興味を抱いたこの機に理解を深めたい方もいるはず。

そこで今回は、イギリスの階級社会・制度をできた背景から種類や見分け方、与えた影響まで詳しく解説します。この記事を読めば、イギリス階級社会・制度への理解が深まるだけでなく、階級制度をモチーフにした作品も一層楽しめますよ。

この記事を書いた人

Webライター

岩野 祐里

Webライター、岩野祐里(いわのゆり)。5歳の頃、イギリス史に夢中になり図書館へ通いながら育つ。大学では国際文化を専攻し、イギリス史と英文学の研究に没頭。その後、大学院にて修士課程を修了。研究論文は「19世紀英国の社会と犯罪」について。歴史全般の研究歴は11年、イギリス史は21年に及ぶ。現在はWebライターとして活動中。

イギリスの階級社会・制度とは?

上流階級である貴族の住む屋敷
出典:Wikipedia

イギリスの階級制度やそれに基づく階級社会は、諸外国の中でも古くから続いていることで有名です。歴史にあまり詳しくない人でも「イギリスは階級社会の国」だと知っているでしょう。

イギリス階級は主に3種類か4種類といわれており、現代では7種類までに数を増やしました。現在の階級制度に関して後に詳しく解説します。

イギリス階級の種類については「労働者階級」の下に「下層階級」を入れて4種類とする人もいますが、ここでは世間によく知られていることから3種類の階級制度を元に解説しますのでご了承ください。

中世から始まり19世紀に完成

薔薇戦争の時には大半の貴族がいなくなった
出典:Wikipedia

現代に続くイギリスの階級制度は中世頃に始まり、時代を経て19世紀のヴィクトリア朝にて明確な階級社会が完成します。

現代と違って19世紀のイギリス社会では階級の変動はほぼありませんでした。中流階級だった人が破産などで労働者階級になることぐらいで、基本的に労働者階級から中流階級になることは稀だったのです。

しかし、現代では中流階級出身のキャサリン妃がウィリアム王子と結婚するなどして上流階級の仲間入りを果たすなど階級間の流動が見られます。

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2013年には7つの階級制度が誕生

3つから7つに変化!

2つの大戦を経て時代も人々の価値観も変化した21世紀。イギリスの階級制度もさらに変化を遂げました。2013年に7つの階級が誕生したのです。現代イギリスの社会をより分かりやすく反映した制度になっています。詳しくは後述をご覧ください。

イギリスの階級社会・制度ができた背景

イギリスに階級社会や制度が根付いた背景には18世紀に起こった産業革命が関係しています。

産業革命によって農業や製鉄業など幅広い分野の技術革新が起こり、イギリスの首都ロンドンには職を求めて大勢の労働者が集まりました。やがて労働者を管理する多数の資本家が誕生し、イギリスは資本社会となります。

産業革命による機械の普及を恐れて起きたラッダイト運動
出典:Wikipedia

その結果、政治を牛耳る王族・貴族(上流階級)と資本家(中流階級)、低賃金で働く労働者(労働者階級)といった3つの階級制度が定着化したのです。

さらに、ヴィクトリア女王に統治された19世紀イギリスは「世界の工場」と呼ばれ、階級による大きな貧富の差が生まれました。この頃のイギリスは完全なる階級社会であり「生まれた階級によって人生が決まる」といっても過言ではありませんでした。

その後、労働条件の改革を求めた運動や労働組合の誕生によって少しずつ階級格差は縮まっています。しかし、数世紀前に強く根付いた「階級」という制度は今もなおイギリスという国に息づいているのです。

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