ヨハネス・ブラームス
ヨハネス・ブラームスは、古典派音楽の形式を大事にしながらもロマン派に属する音楽を多数制作したドイツの作曲家です。彼はバッハ、ベートーヴェンと並んでドイツ音楽における「3大B」と称されています。
また、彼は鉄血宰相ビスマルクを敬愛するドイツ愛国主義者であり、「ドイツ軍勝利の歌」などの楽曲も手がけました。
リヒャルト・ワーグナー
リヒャルト・ワーグナーはロマン派歌劇の分野で活躍し、「楽劇王」と呼ばれたドイツの作曲家です。彼は思想家としても有名であり、19世紀後半のヨーロッパにおいて文化人として強い影響を残しました。
彼の代表作「ワルキューレの騎行」は、映画「地獄の黙示録」においてアメリカ軍がベトナムの村に奇襲攻撃を仕掛ける際のBGMとして使用されています。
リヒャルト・ワーグナーとはどんな人?生涯・年表まとめ【代表曲も紹介】
グスターヴ・ホルスト
グスターヴ・ホルストは、管弦楽組曲やイングランドの民謡音楽などのジャンルを中心に活動していたイギリス出身の作曲家です。彼の代表曲「惑星」では、7つ存在する楽章のそれぞれに太陽系の惑星の名称がつけられています。
その中でも、特に「木星」は日本においても人気が高く、何人もの歌手によってオリジナルの歌詞付きでカバーされました。
ジャック・オッフェンバック
ジャック・オッフェンバックは、音楽と喜劇の融合を実現させ、オペレッタの基礎を形作ったドイツ生まれの作曲家です。彼はチェロを学ぶためにフランスへ行った後、生涯をフランスで過ごしました。
彼の代表的なオペレッタ「地獄のオルフェ」は日本では「天国と地獄」の名称で親しまれており、小学校の運動会などのBGMとして使用されています。
アントニオ・ヴィヴァルディ
アントニオ・ヴィヴァルディは、バロック音楽後期の時代に活躍したヴェネツィア出身の作曲家です。ヴァイオリン協奏曲「四季」は3つの楽章から成り立つ楽曲であり、彼の代表曲として知られています。
また、彼はカトリック教会の司祭としても活動しており、その特徴的な髪の毛から「赤毛の司祭」と呼ばれていました。
アントニオ・ヴィヴァルディとはどんな人?生涯・年表まとめ【性格や代表曲、功績についても紹介】
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
フランツ・ヨーゼフ・ハイドンは、古典派音楽界を代表するオーストリア出身の作曲家です。彼は交響曲の父と呼ばれており、全106曲の交響曲を制作しました。他にも様々なジャンルの楽曲を制作しており、作品の総数は1000曲に及びます。
また、彼が制作した皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」は現在のドイツ国歌に使用されています。