【24年11月最新】日本の未解決事件ランキングTOP30！考察あり

25位：名古屋妊婦切り裂き殺人事件-1988年

名古屋妊婦切り裂き殺人事件は、1988年3月18日に起きた殺人事件です。この日、臨月の妊婦が電気コタツのコードで絞殺されているのを、帰宅した夫が発見。遺体は血塗れで腹部は切り裂かれ、胎児が取り出されていた上、腹部に受話器が詰め込まれていました。

この事件は犯行の猟奇性から、「史上稀に見る猟奇的な凶悪事件」と称されています。愛知県警は、4万人もの捜査員を導入しましたが、結局は2003年3月18日に時効を迎えます。被害者の夫と、一命を取り留めた男児は、事件から11年後にハワイに移住しました。

事件の考察、犯人像

愛知県警は、夫や顔見知りの犯行として捜査するものの、現場付近で不審者の目撃情報が相次いだ為、外部犯による犯行という線が強くなりました。医療関係者、命の尊さを知らない少年、妊婦の体内に興味のある人物等が犯人像として推測されています。

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呪怨が、Netflixで全世界独占配信された時の作品であり、名古屋妊婦切り裂き事件や東電OL殺人事件、酒鬼薔薇事件などの実際の事件がモデルとなっています。凄惨かつ滑稽な残酷描写もある為、事件に心を痛めている人にはオススメは出来ない作品です。

24位：プチエンジェル事件-2003年

プチエンジェル事件は、2003年7月13日に起きた、小学6年生の少女4人が未成年者デートクラブ・プチエンジェルを経営する男に誘拐された事件です。犯人は、少女達を監禁している最中に煉炭自殺を図り、少女の1人が脱出した事で事件は発覚しました。

プチエンジェルには、家出をした約2000人が登録され、2000人以上の顧客がいました。顧客の中には、皇族や大物プロデューサー、政治家も名を連ねていたとされます。ただ犯人が自殺した事もあり、事件の捜査は早々に打ち切られ、事件は闇に葬られました。

事件の考察、犯人像

プチエンジェルの経営者は自殺しましたが、お店として経営していた以上、多くの関与者がいた事は明白です。経営者の自殺にも不審な点が多々あり、自殺に見せかけて殺害された説もあります。警視庁は死亡解剖を行っておらず、本当の死因は不明です。

なお、事件を追っていたジャーナリストが、後に遺体で見つかっています。各分野の大物が顧客に名を連ねていた事から、事件の真相が発覚する事を恐れた勢力が事件の隠蔽を図ったのかもしれません。非常に闇が深いのが、このプチエンジェル事件なのです。

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一人娘の失踪をきっかけに、徐々に明らかになる娘の本性と社会の闇。この映画はプチエンジェル事件に着想を得ています。駄作と評する声もあるものの、小松菜奈がブレイクした作品であり、ミステリアスな加奈子演じる小松菜奈は一見の価値ありです。

23位：井の頭公園バラバラ殺人事件-1994年

井の頭公園バラバラ殺人事件は、1994年4月23日に起きたバラバラ殺人事件です。同日午前、井の頭公園のゴミ箱で、人の一部が発見されたことによって発覚しました。

被害者は近くに住む建築士の男性。身体は27パーツに電動ノコギリのようなもので切断されており、血液が綺麗に拭い去られていた他、手足の指紋も削がれていました。

物的証拠が乏しく、事件に関する目撃証言も少なかったために、捜査は難航。同年に地下鉄サリン事件が発生したことから、捜査一課の手を離れ、2009年4月23日に公訴時効を迎えています。

事件の考察、犯人像

遺体は全てのパーツが等間隔に切断されており、発見されたのは身体の約3分の1のみ。本来、司法解剖で得られる事件の糸口は、頭部や内臓が重要です。しかし、今事件では重要な部分が発見されず、死因などの特定は難しいものでした。

事件の異常性から、宗教団体や組織的犯行、複数犯などの説が浮上。一部では、被害者は誰かと間違われて殺害されてのではないか？との憶測もあります。

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この事件をモデルに執筆された推理小説。当時は飲酒運転が社会問題となっており、それも大きな主題になっています。名探偵・浅見光彦はこの事件の真相にたどり着くものの、結局警察は捜査を打ち切ります。その謎も小説を読めばわかることでしょう。

22位：王将社長射殺事件-2013年

王将社長射殺事件は、2013年12月19日に発生した射殺事件です。被害者は、株式会社王将フードサービスの社長であった大東隆行で、早朝に京都市の本社前にて襲撃されました。

犯人は当時、自家用車で出勤した大東氏を近距離から射撃。病院に搬送されたときには、すでに心肺停止の状態でした。警察は犯人のものと見られるDNAを採取したものの、犯人逮捕には至っていません。

事件の考察、犯人像

大東氏の知人が暴力団関係者と親しい関係であったことから、犯人はその中の誰かなのではないかと憶測。

そして、警察が採取したDNAは九州の暴力団関係者のものと一致しています。しかし、犯人の特定はされていません。犯人は逃走時にバイクを使用していたと判明しており、警察は現在も事件解決のために尽力しています。

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「最終増補版 餃子の王将社長射殺事件 (角川文庫) 文庫」は、大きな進展のない今事件を追ったノンフィクション作品です。創業者一族や暴力団、中国マフィアとの関係性にも触れており、犯人像に迫っています。

21位：東電OL殺人事件-1997年

東電OL殺人事件は1997年3月9日に、東京電力の幹部社員である女性が殺害された事件です。彼女は昼間は幹部社員、夜は売春婦という裏の顔を持ち、大きな話題となりました。捜査を経て、ネパール人が逮捕されるものの、彼は後に無罪判決となっています。

結局犯人は不明なままで、現在も事件は未解決のままです。事件の闇の深さや、被害者女性の経歴も合わさって、ノンフィクション小説や映画など、様々な媒体でこの事件は取り上げられています。

事件の考察、犯人像

彼女は東電の中で反原発派の人物で、彼女の存在を疎ましく思った原発推進派が犯人という説があります。更に彼女は、後に東電の会長になる人物と愛人関係にもあったという噂もあり、事件に関与していたという噂もありました。

その一方で売春婦という立場から、見ず知らずの男性に襲われる可能性があるのもまた事実。彼女の遺体が発見された円山町では、近隣住民から怪しまれていた男もいたとの情報もあり、犯人像は大きく2つに絞られているといえます。

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被害女性の心の闇と、杜撰な捜査、そして劇的な無罪判決。この事件は、「事実は小説よりも奇なり」と呼べる事件であり、本書はその過程を克明に記したノンフィクション小説になります。

筆者の推理に比重が寄っているフシはありますが、事件の概要を知りたい人にはオススメの一冊です。