15位:栃木リンチ殺人事件-1999年
栃木リンチ殺人事件は、1999年12月4日に拉致監禁殺人事件です。犯人は19歳から16歳の少年4人(1人は後から加わった)で、主犯の萩原克彦は過去に傷害と窃盗により検挙された経歴がありました。
3人は被害者から金を巻き上げ、被害者がサラ金から拒絶されると2ヶ月にわたり拉致。「熱湯コマーシャル」と名づけた最高温度のシャワーを浴びせたり、殺虫スプレーのガスに火をつけて浴びせかけたりする苛烈なリンチをしています。
被害者は絞殺され、遺体はコンクリートに流し込んで山中に遺棄されます。遺体は表皮の80%が火傷しているというひどい状況でした。犯人たちは遺棄後、「追悼花火大会」といって花火をし、「15年間逃げ切ろう」とビールで乾杯したそうです。
その後、犯人の一人が良心に耐えきれず自首し、残り3名も逮捕されました。この事件は被害者家族が9回にわたり捜査依頼するも、拒絶し続けた栃木県警の不手際が社会問題にもなりました。主犯の萩原と共犯者の梅澤昭博は無期懲役判決をうけ、現在も服役中です。
14位:世田谷一家殺害事件-2000年
まもなく21世紀に変わろうかという2000年12月31日、東京都世田谷区の民家で、家族4人が殺害されているのが見つかりました。世にいう「世田谷一家殺害事件」の発生です。
この事件は、犯人の正体はもちろん、殺害の動機や経緯まで、すべてが謎に包まれた未解決事件です。犯人のものと見られる遺留品が見つかっているにも関わらず、捜査は2021年現在も続けられています。
状況証拠から、犯人がしばらく家に滞在していたことはわかっていますが、それ以外が一切不明の、非常に気味の悪い事件でもあるのです。
警視庁にプロファイリングされたDNAデータでも犯人は一致せず、なぜこの一家は殺されなければならなかったのかは謎のままです。現在も遺族による活動で、情報提供がよびかけられています。
13位:附属池田小事件-2001年
2001年6月8日、大阪府池田市にある附属小学校で男が侵入し、生徒8人を殺害し、生徒と職員15人に重軽傷を負わせる事件が発生します。犯人の宅間守は過去に犯罪歴があり、世の中を悲観していました。宅間は大量殺人を犯して死刑になる為に犯行に及びました。
宅間は統合失調症のふりをしていましたが、精神鑑定の結果「責任能力はある」と判断されます。2003年に死刑が確定しますが、支援者の女性と獄中結婚し、吉岡と改姓。死刑判決から僅か1年後に刑は執行されますが、最後まで遺族の謝罪はありませんでした。
この事件が起こるまで、学校は「地域に開かれた施設」でした。同じ事件を繰り返さないよう、学校は安全対策重視の「閉ざされた施設」に方針転換をするのです。防犯ブザーや監視カメラ、集団登校やボランティアの見守りなどが行われる契機となりました。
ちなみに池田小学校は事件を教訓に、安心安全を目指した取り組みを続けました。2014年に国際的な学校安全認証「インターナショナルセーフスクール(ISS)」を日本で初めて取得。事件の再発防止に努めています。
12位:北九州監禁殺人事件-2002年
福岡県北九州市で7人が監禁・殺害された事件です。犯人は松永太死刑囚と緒方純子受刑者の2名です。松本は内縁の妻・純子と共に被害者を監禁した上でマインドコントロール下におき、自らは手を下さずに殺し合いをさせました。
2002年監禁されていた17歳の女性により事件が発覚。内縁の妻純子の両親や妹、妹の夫、子供に至るまで計7名が殺害されました。この事件で有名なのが内縁の妻純子を含めた監禁者に行った「通電」で、電気コードの先に金属製のクリップをつけ、体に接触させて1000ボルトの電流を流していました。
松本は純子にも通電を繰り返し、純子の右足の薬指と小指は火傷で癒着しているほどだったといいます。松本は監禁している人たちに、通電で脅し殺害を強要。遺体はお風呂で解体させていました。
逮捕後松本は2011年に死刑判決、内縁の妻純子には無期懲役の判決が下されています。
11位:首都圏連続不審死事件-2007~2009年
首都圏連続不審死事件は、2007年から2009年にかけておきた連続殺人事件です。犯人の木嶋佳苗は多くの男性と愛人関係をもち、練炭自殺などに見せかけて殺害しました。立証された殺人事件は3件ですが、他にも3件の殺害疑惑があります。
木嶋は、被害者達からお金を騙しとっており、被害総額は1億円にも上ります。逮捕された時にも40代の男性と同居していましたが、彼からもお金を騙し取っていたのです。結果的に、木嶋は2017年に死刑判決がくだるものの、現在まで3度の獄中結婚をしています。
一見地味に見える犯人ですが、どうしてそんなにモテるのかというと、
「私は名器の持ち主」
と自伝で公言しています。料理の腕や自分への性を武器に数々の男性を騙しながらも無罪を訴えている人物であり、罪悪感をまったくもっていないサイコパスといえるでしょう。
きもいって
カンキモ
キモ