サイコパス事件ランキングTOP45【日本&世界の事件簿を紹介】

23位:藤沢悪魔払いバラバラ殺人事件 – 1987年

1987年に神奈川県で起きた男性を殺害後、「悪魔払いをしている」と称し遺体を解体した猟奇殺人事件です。警察が踏み込んだ時に、犯人たちは解体の真っ最中だったといいます。犯人は被害者の妻と従兄弟でした。警察官が止めても、「悪魔払いが終われば死者は生き返る」といって解体を止めなかったといいます。二人は悪魔払いと称し三本のろうそくを立てた祭壇で、男性を殺害。犯人たちは、

「自分に神が降りた。この世は悪魔だらけ」
「肉体が死ねば悪魔も死ぬ」

と供述していました。裁判で犯人たちは精神鑑定を受け責任能力の有無が争点となりましたが、責任能力ありと判断され男性は懲役14年、女性は懲役13年を言い渡されています。

22位:光市母子殺人事件 ‐ 1999年

犯人の大月孝行
出典:KOTTSUNKO

山口県光市で18歳の大月孝行が、主婦と11か月の娘を殺害した事件です。犯人は水道管点検を装い、家の中に侵入し殺害して屍姦。そして大声で泣く娘を床にたたきつけた後に窒息死させています。大月が供述した内容は、

「女性を屍姦したのは小説、魔界転生の中での復活儀式シーンを真似た」
「自分はドラえもんを信じていた。弥生さんの遺体を押入れに入れたのはドラえもんに助けてもらおうとしたからです」

など、意味が通らない幼稚すぎる供述をしていたそうです。犯人は最終的に死刑が確定しました。現在刑を待っていますが、言葉を見る限り反省しているかは疑問に感じてしまいます。

21位:江藤マンション神隠し殺人事件 – 2008年

犯行後に事件と無関係な近隣住民を装ってテレビの取材を受けていた犯人の星島貴徳
出典元:マトリョーシカ

2008年に会社員の女性が失踪し自室の玄関に血痕が残っていたものの、マンションの防犯カメラに女性が写っておらず、外出した形跡が無かったために「神隠し事件」とも呼ばれた事件でした。

しかし事件の1か月後に被害者宅の2件隣の派遣社員・星島貴徳が逮捕されています。犯人は殺害後、遺体を切断しトイレに流したり、3回に分けてごみに出したと証言しています。そのような恐ろしい行動を取りながら星島は、「大変なことになりましたね」と女性を心配するようなコメントをマスコミのインタビューで話しています。またマンションの管理会社には、

「防犯カメラの数が足りない」

とクレームを入れていたそうです。非常な犯罪を起こしながら、無関係を装っている態度にサイコパスさを感じる事件です。

20位:大口病院連続点滴中毒事件 ‐ 2016年

久保木愛弓
出典:炎の5chまとめ

2016年に大口病院(現:横浜はじめ病院)で、看護師が点滴に異物を混入し、少なくとも2名(実際はもっと多くの犠牲者がいたと考えられている)事件です。2018年に犯人を逮捕。混入した理由は、

「患者が亡くなった時に、同僚から自分の落ち度を指摘されたことがあり、それ以来、勤務時間外に死亡させることを考えるようになった」

という驚くべき内容でした。

院内では看護服が切り裂かれたり飲み物に異物を混入されたりといういじめがあったという

病院では、看護師間の壮絶ないじめも報告されているそうです。そのために「病院が対処していれば事件は起こらなかったのかもしれない」といった声も出ています。しかしその怒りの矛先を患者にぶつけるのは間違っており、明らかなサイコパスといえるでしょう。

19位:附属池田小事件 – 2001年

犯人の宅間守
出典:Brand NewS

2001年に大阪教育大学附属池田小学校で起きた無差別殺傷事件です。犯人の宅間守は校内に侵入し、同校の児童8名を出刃包丁で殺害、15人(児童13名、教師2名)を負傷させています。

犯人は裁判や獄中でもまったく反省した様子も無く弁護士に宛てた手紙には、

「ブスブスとエリートの卵を刺し続けた」
「充実した死刑囚生活を送るためには『金』です。コーヒーいろいろなお菓子類そして冬には使い捨てカイロ、弁当も買えます」

といった内容が書かれており、最後まで謝罪の言葉を出すこともなく被害者遺族を激怒させ、悲しませてきました。死刑は2004年に執行されていますが、刑の最後も被害者遺族に対する反省や謝罪が無かったという真のサイコパスです。

18位:阿部定事件 ‐ 1936年

阿部定
出典:Wikipedia

1936年に阿部定という女性が、性交中に愛人の殺害し局部を切り取った事件です。愛人の局部を切り取った血で、「定、石田の吉二人きり」と体に書いています。まだ女性の地位が低い昭和初期でありながら、猟奇的な事件は国民を興奮させ「阿部定パニック」と呼ばれる現象も起きたといいます。そんな事件ですが、どうして愛人を殺害したのかというと、

「石田吉蔵の一番思い出のあるところをもっていたかった」

からだそうです。また他の女性に触れさせないためとも供述しています。確かにそうですが、現在から見ても猟奇的な事件です。

阿部定とはどんな人?生い立ちや遊女としての生活、阿部定事件について解説

17位:首なし娘事件(陰獣事件) – 1932年

犯人の増淵倉吉
出典:NeeSee

1932年に19歳の少女が殺害され、遺体が損壊された事件です。犯人は増淵倉吉という人物で、恋仲になった女性を殺害し、遺体を損壊しています。女性の遺体は頭部がなく、上半身は内臓が見えるほどズタズタにされて両乳房は取られ、下半身もズタズタにされていたといいます。

そして犯行の2週間後に犯人は自殺。犯人の頭には長い髪の毛がのせられており、女性からはぎとったものだったといいます。そして自殺した建物には、被害者女性の局部や乳房が見つかり、犯人のポケットには被害者の耳や眼球が入っていたそうです。ポケットの中には被害者の両親に宛てたと思われる手紙があったといい、

「娘さんと一緒に群馬(高崎)に駆け落ちします」

と書かれていました。被害者の親族は娘が無理心中を迫られたといい愛関係を認めませんでしたが、どちらだったにせよ男性の行動は異常だったとしか言いようがない事件です。

16位:埼玉連続幼女殺人事件 ‐ 1988年

宮崎勤
出典:nagoyan`s room

1988年から1989年にかけて東京・埼玉で相次いで幼女が失踪、殺害された事件です。4歳から7歳という幼女が4名犠牲となり、犯行声明を新聞社に送りつけ、被害者の遺骨を遺族に送りつけるなど犯人の異常な行動が世間を恐怖に陥れました。

逮捕された犯人の宮崎勤は、典型的な「オタク」タイプの人物であり、自宅には五千本以上のビデオテープがありました。捜査官は50個のビデオデッキを動員し証拠の映像をつかんでいます。犯人は、

「犯行は覚めやらぬ夢の中でやった」
「ネズミ人間が現れた」

など意味の通らない供述が多く精神鑑定が行われましたが、責任能力有りと判断され死刑判決が下されました。

犯行声明文の字にも精神異常さがにじみ出ている
出典:日本大学文理学部 後藤研究室

宮崎の発言のみならず犯行声明文も、「今田勇子」と名乗り女性になりきって送りつけていたりと、間違いなくサイコパスといえるでしょう。

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