サイコパス事件ランキングTOP45【日本&世界の事件簿を紹介】

7位:北九州監禁殺人事件‐2002年

犯人の松永太と緒方順子
出典:NeeSee

福岡県北九州市で7人が監禁・殺害された事件です。犯人は松永太と緒方順子の2人で、監禁者に「通電」と呼ばれるものや食事の制限などの虐待を行い、マインドコントロール下に置いていったといいます。そしてお互いに殺し合いをさせています。松永は逮捕後遺体遺棄について、

「私は解体の構成に関わり、プロデュースしました。
設計士がビルを建てるのと同じですよ。私の解体方法はオリジナルです。
魚料理の本を読み、応用し、佃煮をつくる要領でやりました」

と話したといいます。また、殺害を指示しておきながら全く反省の色はなく、死刑判決が下されると「告訴だ!」と叫んだといいます。これだけのむごい事件を起こしておきながら全く反省の色がない犯人の思考は間違いなく「サイコパス」といえます。

6位:大阪ミナミ姉妹連続殺人事件 ‐ 2005年

山地悠紀夫
出典:青春complex

大阪ミナミで発生した姉妹殺害事件です。犯人は当時22歳の山地悠紀夫で、マンションで飲食店を勤める2名の女性を殺害。犯人は以前、実母も殺害していました。逮捕後に殺害の動機を聞かれると、

「返り血を流すためシャワーを浴びたら、射精していたことに気づいた」
「昔、母親を殺したときのことが楽しくて、忘れられなかったためです。それでもう一度人を殺してみようと思い、2人を殺しました。殺す相手は、この2人でなくても、誰でもよかったのです」

と答えたといいます。殺害することに快楽を見出す「快楽殺人」の典型のような事件であり、被害者にとって理不尽極まりない事件といえます。

5位:神戸連続児童殺傷事件 ‐ 1997年

酒鬼薔薇の犯行声明文
出典:NEWSポストセブン

神戸市で起きた児童連続殺傷事件で、児童2人が死亡し、3人が重軽傷を負った事件です。死亡した一人の児童は、神戸市の中学校校門に男子の頭部が発見され、顔は酷く損傷されていました。頭部の口の部分には犯行声明文が残っており、「酒鬼薔薇聖斗」と名乗っています。内容は、

「さあゲームの始まりです
愚鈍な警察諸君
ボクを止めてみたまえ
ボクは殺しが愉快でたまらない
人の死が見たくて見たくてしょうがない
汚い野菜共には死の制裁を
積年の大怨に流血の裁きを

SHOOLL KILL
学校殺死の酒鬼薔薇」

Wikipedia

と異常としか言えない内容でした。そして逮捕されたのが14歳の中学生であったことも世間は驚愕しました。

酒鬼薔薇が描いたイラスト
出典:ACADEMIC BOX

酒鬼原は動物を殺害したりと異常で残虐な行動を取っていたといい、後に押収された酒鬼薔薇が描いた絵からも「サイコパス性」が垣間見える事件です。

4位:座間9人殺人事件 ‐ 2017年

白石隆浩
出典:ガールズチャンネル

座間市のアパートで行方不明者9名の遺体が見つかった死体遺棄事件です。女性8名と男性1名の遺体は損壊しており、すべて自宅内で行われたといいます。犯人の白石隆浩はSNSで「一緒に死のう」と呼びかけ、ロープで絞殺しました。行方不明女性を探す過程で発覚し逮捕されています。殺害の動機は、

「金にならない女ならレイプする。そんな感じで殺してしまった」
「レイプがバレたら実刑くらっちゃうから殺すしかありませんでした」

と語っていたといいます。「バレたくないから殺害する」という発想自体が狂っている印象を受けます。白石は2021年1月に死刑が確定し、現在刑の執行を待っている状態です。

3位:山岳ベース事件 – 1971~1972年

連合赤軍のメンバーは最後あさま山荘に立てこもった
出典:Wikipedia

1971〜1972年にかけて「連合赤軍」という過激派集団が、群馬県の山中アジトで12名をリンチし殺害した事件です。連合赤軍の集団は山小屋で共同生活を送っていましたが、「総括」と呼ばれる集団リンチが行われました。

首謀者の一人「森恒夫」
出典:NeeSee

どうして「総括」が行われるようになったかというと、首謀者の森恒夫が不適切な行動した人を気絶させ、

「目覚めたときに共産化された真の革命戦士となる」

といって暴力を正当化したためです。そのため殴ることは真の革命戦士になるための「援助」だといい、容赦なく殴らせたといいます。そして暴力を受け全身打撲や内臓破裂、氷点下の屋外にさらされる等で死者は12名にも上りました。

結局連合赤軍のメンバーはあさま山荘に立てこもるものの捕らえられ、新左翼の運動は沈静化していきます。同士をいたぶる事を正当化する行為は、到底理解できるものではありません。

あさま山荘事件とは?概要から原因、与えた影響まで分かりやすく解説

2位:大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件 ‐ 1994年

犯人の小林正人、大倉淳、芳我匡由
出典:世界犯罪目録

9日間で大阪・愛知・岐阜の3都道府県にまたがって、未成年の犯人3名が起こした連続リンチ事件です。大阪で男性1人を暴行後に殺害、愛知で男性1人を暴行後に殺害、岐阜で男性2名を暴行後殺害しました。そして2人は警察に自首、1人は逃亡するものの逮捕されています。3人は逮捕後、

「自分たちは未成年だから死刑にならない」
「俺の刑はどれくらいなの?」

と全く反省が見られなかったといいます。しかし余りに反省のない態度から死刑が求刑され、このことに焦ったのか急に3人は被害者遺族に謝罪の手紙を送ったといいます。しかし当然のことながら受け入れられず、死刑が確定。「自分が未成年だ」と殺害を犯し反省が全く見られなかったという犯人たちの態度に、恐ろしさを感じる事件です。

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