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日本一悲しい事件11選まとめ【経緯や犠牲者も紹介】

世界では比較的平和な国と言われている日本。しかし、そんな日本でもこれまで数多くの悲惨な事件が起きてきました。原因は個人的な快楽や欲望だけでなく、家庭問題から日本の社会問題を含んだものまでさまざまです。

そこで、この記事では日本で起きた悲しい事件を厳選してご紹介。背景や特徴なども交え、次の11つの事件を詳しく解説していきます。

事件名事件発生日/場所犠牲者
①光市母子殺害事件1999年4月14日/山口県光市2名死亡
②文京区幼女殺人事件1999年11月22日/東京都文京区1名死亡
③池田小学校児童殺傷事件2001年6月8日/大阪府池田市8名死亡、15名負傷
④佐世保小6女児同級生殺害事件2004年6月1日/長崎県佐世保市1名死亡
⑤京都伏見認知症母殺害心中未遂事件2006年2月1日/
京都府京都市伏見区
1名死亡
⑥秋田連続児童殺害事件2006年4月9日・5月17日/
秋田県山本郡藤里町
2名死亡
⑦宮崎家族3人殺害事件2010年3月1日/
宮崎県宮崎市
3名死亡
⑧名古屋大学女子学生殺人事件2014年12月7日/
愛知県名古屋市
1名死亡
⑨川崎市中1男子生徒殺害事件2015年2月20日/
神奈川県川崎市
1名死亡
⑩岩手妻殺害ならび死体遺棄事件2019年5月31日/岩手県一関市2名死亡
⑪京都アニメーション放火殺人事件2019年7月18日/
京都府京都市伏見区
36人死亡
35人負傷(犯人含む)

いずれの事件も被害者の方々に考慮した文章を心がけておりますが、事件の概要には悲惨な描写もございます。読む際は自己責任でお願いいたします。

①光市母子殺害事件 – 1999年4月

加害者の大月孝行被告が収監されている広島拘置所
出典:Wikiwand

光市母子殺害事件とは、1999年4月に山口県光市で発生した強姦殺人ならび窃盗事件です。加害者は当時18歳の大月孝行被告。犯行理由は「強姦してでも性交渉がしたい」という非常に身勝手なものでした。

大月被告は被害者のマンションに作業員を装って侵入。被害者主婦を強姦ならび絞殺します。その後、泣き止まない長女(当時生後11ヶ月)も絞殺。証拠隠滅を図り、室内の現金などを盗んで立ち去りました。

しかし、犯行から4日後に大月被告は逮捕され、2020年に死刑が確定します。当時の日本社会では被告に対する少年法の適用や弁護団の動き、被害者の夫の「犯罪被害者の権利」に向けた運動が話題となりました。現在でも、この事件は少年犯罪において大きな影響を及ぼしています。

②文京区幼女殺人事件 – 1999年11月

事件が起きた東京都文京区音羽町
出典:Wikipedia

文京区幼女殺害事件とは、1999年11月に東京都文京区で2歳の幼女が誘拐・殺害された事件です。加害者は幼女の母親の知り合いだった主婦。事件当時は幼稚園受験の真っ只中だったために、「お受験事件」などと騒がれました。

しかし、実際の動機に受験は全く関係ありません。加害者には物事の全てを悪く受け取ってしまう性格的な問題がありました。被害者の母親の言動を全て悪意あるものとして心に溜め込んでいたのです。そして芽生えた殺意は母親ではなく、その娘に向けられました。

加害者は幼稚園で隙を見て幼女を近くの公衆トイレに連れて行き、マフラーで絞殺。遺体を山林に埋めたのち、警察へ自首しました。その後、懲役15年の刑に服して現在は出所しています。加害者の殺意が罪なき幼い子供に向いてしまった悲しい事件ですね。

③池田小学校児童殺傷事件 – 2001年

事件が起きた大阪教育大学附属池田小学校
出典:Wikiwand

池田小学校児童殺傷事件とは、2001年6月に大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し児童や教職員を死亡・負傷させた事件です。2000年代における無差別殺傷事件として知られています。

加害者である宅間守被告の動機は「エリート校で大量殺人を犯し、日本社会に苦しみを与える」という非常に身勝手で常軌を逸したものでした。彼はこの目的のために、幼い児童8人の命を奪ったのです。

心の痛みは簡単には癒えない

その他にも、児童と教職員15人が負傷。その他の児童や教職員も事件がトラウマになりました。宅間被告は裁判中も不適切な言動を繰り返し、全く反省の色を見せなかったといいます。2003年に死刑が確定し、2004年に執行されました。

この事件の影響で日本における学校の安全性が見直されるようになります。保育園や幼稚園、小学校では警備を強化し教職員たちが心肺蘇生などを学び、より安全な学校環境作りを行うようになりました。

④佐世保小6女児同級生殺害事件 – 2004年

事件が起きた佐世保市立大久保小学校
出典:Wikipedia

佐世保小6女児同級生殺害事件とは、2004年6月に長崎県佐世保市にある市立小学校で起きた女子児童殺害事件です。加害者は同級生の女子児童であり、被害者も加害者もまだ10代になったばかりでした。

犯行動機は人間関係によるトラブル。被害者の女子児童とは電子掲示板などで交流するなど、事件前まで仲は良かったといいます。しかし、些細なことからウェブサイト上で喧嘩になり、最終的に学校で被害者をカッターナイフで殺害。遺族はもちろんのこと、現場を見た関係者もトラウマになるほどの惨劇でした。

大久保小学校では事件日の6月1日を「命をみつめる日」としている

家庭裁判所では加害者の女子児童に対して、同年代と比較したところ人格的に未熟な所があるが障害ではない判断。自立支援施設への送致ならび2年間の行動制限を言い渡しました。

加害者の女子児童は反省の態度を見せ、施設でも真面目に過ごし、2008年に自立支援施設を退所しています。この事件により、インターネット上でのモラル対策や少年法の改めた見直しが行われました。

⑤京都伏見認知症母殺害心中未遂事件 – 2006年2月

親子が心中を図った桂川

京都伏見認知症母殺害心中未遂事件とは、2006年2月に京都府京都市伏見区の河川敷で起きた親子心中事件のことです。加害者の男性は当時54歳で、86歳の母親を殺害。加害者自身も首を切り、自殺しようとしましたが一名を取り留めました。

心中の動機は、生活の困窮。殺害された母親は認知症を患っており、仕事をしながら介護も難しいうえに生活保護も認められない状況でした。そこで、親子で心中を図ろうとしたのです。

介護疲れが元で起きてしまった事件。事情が考慮され、加害者には懲役2年6ヶ月と執行猶予3年が言い渡されました。この事件の裁判では、日本の生活保護制度や介護問題も取り上げられています。高齢化社会に生きる私たちには見過ごせない事件といえますね。

⑥秋田連続児童殺害事件 – 2006年4月

事件が起きた秋田県山本郡藤里町の景色
出典:Wikiwand

秋田連続児童殺害事件とは、2006年4月に秋田県山本郡藤里町で児童2人が殺害された連続殺人事件です。加害者は殺害された児童1人の母親でした。実子を橋から転落させ、その容疑から警察の目を逸らすために近隣の児童を絞殺。事件から、約2ヶ月後に逮捕されました。

実子の殺害動機に関して、加害者の主張は二転三転しており、具体的な動機は未だ判明していません。ただし、加害者自身は家庭環境が複雑かつ学校で悪質ないじめに遭っていました。

その影響から、対人関係を上手く構築できず、自分の子どもに愛情を示すことが出来なかったのだろうという意見があります。しかし、どんな過去があろうと実の子どもを殺害したことは許されざる罪です。加害者には無期懲役が言い渡されました。

⑦宮崎家族3人殺害事件 – 2010年

事件が起こった宮崎県宮崎市の都市部の様子
出典:Wikiwand

宮崎家族3人殺害事件とは、2010年3月に宮崎県宮崎市で起きた一家殺害事件です。夫婦とその長男、そして妻の母親の4人暮らしの家で事件は起こりました。加害者は夫。義母の悪質な言動が引き金となり、妻と長男、そして義母を殺害します。

事前に凶器を用意していたことから計画的な犯行とみなされ、加害者には死刑が言い渡されました。しかし、義弟(妻の弟)は「自分の母(加害者にとっての義母)にも原因がある」として被害者側ながら裁判のやり直しを求めています。

死刑確定後、加害者は現在福岡拘置所に収監されています。家族間の問題があったとはいえ、幼い命と愛すべき妻や義母の命を奪ったことに変わりありません。夫は自身の罪を認めており、大人しく刑に服しています。

⑧名古屋大学女子学生殺人事件 – 2014年12月

加害者が通っていた名古屋大学
出典:Wikiwand

名古屋大学女子学生殺人事件とは、2014年12月に名古屋大学に通う女子学生が当時77歳だった知人女性を絞殺した事件です。加害者の女子学生は「幼少期から人を殺してみたかった」と供述しており、知人女性殺害も彼女の殺人欲求から行われたものとみられます。

女子学生は知人女性を斧で殴った後に絞殺。実験記録を残すために写真を撮り、遺体を自宅アパートに1ヶ月以上放置するなど常軌を逸した行動を取っています。

劇薬のタリウム
出典:Wikiwand

彼女はこの事件以前も友達の飲み物に劇薬のタリウムを混ぜたり、火炎瓶や化学薬品による放火未遂を繰り返していました。そのため、逮捕後に女子学生は投薬治療を開始。その結果、以前ほど殺人欲求を感じることはなくなったといわれています。

しかし、個人的で身勝手な欲求から殺人を犯したことに変わりありません。2019年、加害者の女子学生には無期懲役が確定されました。

⑨川崎市中1男子生徒殺害事件 – 2015年

犯行が行われたとされる多摩川周辺
出典:Wikiwand

川崎市中1男子生徒殺害事件とは、2015年2月に神奈川県川崎市で起きた殺害事件です。加害者は主犯格の少年を含めて3人。全員が未成年でした。加害者らは被害者の少年を刃物で43箇所を切りつけたうえ、真冬の川で泳がせて再び切りつけたといいます。

犯行動機の発端は被害者の少年が待ち合わせに遅れたことでした。主犯格の少年らはそれに腹を立て、少年に暴行。そのことを少年が別のグループに話し、騒ぎになったことを恨んでの犯行でした。

衣服を燃やすなど証拠隠滅も図っていた

犯行の裏には、別グループからの報復や逮捕を恐れる気持ちがあったといわれています。そのため、殺害して被害者の服を焼却することまでしていました。

残虐非道な犯行を受けて、裁判では主犯格の少年に懲役9年から13年を求刑。他2人にはそれぞれ懲役6年から10年、懲役4年から6年半が言い渡されました。この事件の影響はネット上から少年法といった政治方面にまで及んでいます。

⑩岩手妻殺害ならび死体遺棄事件 – 2019年5月

事件が起きた岩手県一関市の市庁舎
出典:Wikiwand

岩手妻殺害ならび死体遺棄事件とは、2019年5月に岩手県一関市で起きた妊婦殺害・死体遺棄事件のことです。加害者は妊婦の夫。妊婦である妻からの暴言に耐えかねての犯行でした。

妻はかねてから夫に対して暴言を吐いていましたが、夫は長男のために離婚はせず夫婦関係を改善しようと試みていたといいます。しかし、旅行やプレゼントなどの費用を賄うために借金をしたことでさらに悪化。

責め立てられた夫は妻を絞殺。その後、長男のために逮捕されまいと妻の遺体を隠したのです。しかし、罪の重さに耐えきれず自供しました。

小さな命が奪われたことを忘れてはいけない

この事件で、被害者の妻は夫に暴力を振るったことはないものの精神的な暴行はしています。DV被害は必ずしも女性だけではないと社会に訴えた事件でした。

しかしながら、命はかけがえのないものです。なにより、妻のお腹にいた小さい命には何の罪もありません。言葉のDVが尊い命を奪うことにつながったこの事件を私たちは忘れてはいけません。

⑪京都アニメーション放火殺人事件 – 2019年7月

全焼した第1スタジオの様子
出典:Wikiwand

京都アニメーション放火殺人事件とは、2019年7月に京都府京都市伏見区で起きた大規模な放火殺人事件です。加害者である当時41歳の男性がアニメ制作会社である「京都アニメーション」のスタジオに侵入。ガソリンを撒き火をつけ、スタジオを全焼させました。

この放火によって、京都アニメーションの社員36人が死亡。34人が負傷しました。加害者の男性も重度の火傷を負い、1年近く入院したのちに逮捕。犯行動機は京都アニメーションに対する個人的な恨みでした。

台湾に設置された京都アニメーションへの支援ブース
出典:Wikiwand

京都アニメーションは数多くの著名なアニメを配信しており、世界中の人々に愛される会社です。しかし、この事件によって、京都アニメーションの著名なアニメーターから将来有望な若手のアニメーターまで多くの尊い命が奪われてしまいました。

日本のみならず世界各国の人々に大きなショックを与えた京都アニメーション放火事件。事件発生後には各国からお悔やみの言葉と寄付金が寄せられました。日本では、二度と同じことが起こらないようにガソリン販売の見直しや放火に対する避難対策などが行われています。

日本一悲しい事件に関するまとめ

今回は、日本一悲しい事件を11件厳選してご紹介しました。快楽的な犯行から家族間の問題、そして日本社会そのものが抱える行政的な問題が引き金になっている事件など様々なものがありましたね。

しかし、いずれにも共通しているのは奪われてはいけないはずの尊い命が失われたという事実です。私たちはこれらの悲しい事件と向き合い、今後このような事件が起きないような対策を講じていかなければなりません。

この記事を通して、「命を守る」「命を大切にする」ということの重大さを今よりもっと実感していただければ幸いです。

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