日本一悲しい事件ランキングTOP30

5位:池田小学校児童殺傷事件(学校の安全)-2001年

事件が起きた大阪教育大学附属池田小学校
出典:Wikiwand

池田小学校児童殺傷事件は、2001年6月に大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し、児童や教職員を死亡・負傷させた事件です。2000年代における無差別殺傷事件として知られています。

加害者である宅間守被告の動機は「エリート校で大量殺人を犯し、日本社会に苦しみを与える」という非常に身勝手で常軌を逸したものでした。彼はこの目的のために、幼い児童8人の命を奪ったのです。

その他にも、児童と教職員15人が負傷。その他の児童や教職員も事件がトラウマになりました。宅間被告は裁判中も不適切な言動を繰り返し、全く反省の色を見せなかったといいます。2003年に死刑が確定し、2004年に執行されました。

この事件の影響で日本における学校の安全性が見直されるようになります。保育園や幼稚園、小学校では警備を強化し教職員たちが心肺蘇生などを学び、より安全な学校環境作りを行うようになりました。

4位:座間9人殺害事件(自殺教唆)-2017年

事件を起こした白石隆浩
出典:時事ドットコム

座間9人殺害事件は、2017年10月に発覚した連続殺人事件です。加害者の白石隆浩は、2017年3月頃からTwitterを通じて自殺願望のある女性と知り合い、自殺を手伝おうとアパートに誘い込み、8月から殺害を開始。中には事件の発覚を恐れ、女性の彼氏を殺害したケースもありました。

事件が発覚した時、白石の部屋には異臭が漂い、クーラーボックスの中に9人分の解体された遺体が入っていました。結果的に2021年1月に白石の死刑が確定し、現在は服役中です。

裁判では、女性達が「被害者は殺害を承諾していたか」という点が焦点となりました。最終的に白石も「本当に自殺を望んでいた人はいなかった」と述べており、白石は単に殺害する事に悦びを見出すシリアルキラーに過ぎなかったのです。

とはいえ、コロナ禍に伴う社会との隔絶、貧困に伴う苦しみから、ネット上では自殺を望む声が溢れているのもまた事実。その心の隙間に入り込む殺人鬼が再び現れるとも限りません。この事件の犠牲者達の事を、私達は忘れてはいけません。

3位:京都アニメーション放火殺人事件(無敵の人)-2019年

全焼した第1スタジオの様子
出典:Wikiwand

京都アニメーション放火殺人事件は、2019年7月に京都府京都市伏見区で起きた大規模な放火殺人事件です。加害者である当時41歳の男性がアニメ制作会社である「京都アニメーション」のスタジオに侵入。ガソリンを撒き火をつけ、スタジオを全焼させました。

この放火で社員36人が死亡し、34人が負傷しました。京都アニメーションは数多くの著名なアニメを配信しており、世界中の人々に愛される会社です。しかし、著名なアニメーターから将来有望な若手のアニメーターまで多くの尊い命が奪われてしまいました。

加害者である青葉誠司も重度の火傷を負い、1年近く入院したのちに逮捕されています。懸命な治療で状態は改善傾向も、裁判の見通しは立っていません。事件の動機は、「小説内容を会社にパクられた」というものでしたが、会社は明確にそれを否定しています。

青葉は社会から孤立し、失うものが何もない「無敵の人」でした。最近では類似の事件として、北新地ビル放火殺人事件が発生し、27人が死亡しています。日本の貧困、社会の歪さが浮き彫りになるにつれ、似たような悲しい事件は起こるのかもしれません。

2位:相模原障害者施設殺傷事件(知的障害)-2016年

横浜地裁を出る植松聖
出典:毎日新聞

相模原障害者施設殺傷事件は、2016年7月に知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で発生した大量殺人事件です。加害者の植松聖は、入所者19人を刺殺、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせました。植松は、2020年3月に死刑が確定しています。

植松はやまゆり園の元職員でしたが、2015年頃から「障害者を皆殺しにすべきだ」と偏った思想を持ち始めます。彼は大麻を所有していた他、暴行事件を度々引き起こす等、極めて危険人物であり、過去には措置入院も行われていました。

生きる価値は、健常者も障害者も何ら変わりはありません。とはいえ共同通信社が、事件から1年後に全国の知的障害者の家族を対象にしたアンケートでは、「事件後に障害者を取り巻く環境が悪化した」と答えた割合は68%に上りました。

匿名の書き込みで植松を支持する発言、被害者の大半が匿名で報道される等、この事件は社会に大きな疑問を投げかけました。罪なき被害者達の冥福を祈るばかりです。

1位:女子高生コンクリート詰め殺人事件(リンチ・少年犯罪と再犯)-1989年

事件の犯人達

女子高生コンクリート詰め殺人事件は、1988年11月から翌年の1月の間に発生した事件です。不良少年グループが、通りすがりの女子高生を拉致し、40日にわたり集団で暴行や強姦を行いました。

後に女子高生が死去すると、彼らは遺体をコンクリート詰めにして東京湾に遺棄したのです。彼らが行った一連の所業は、人間が行えるものではありませんでした。被害者の女子高生の無念さは、言葉では表す事が出来ないでしょう。

事件を起こした少年達は、後に出所します。しかしそれぞれが詐欺グループの受け子、男性に言いがかりをつけて拉致監禁、同じく通行人の男性に対する殺人未遂といった事件を起こしています。結局のところ、彼らは全く反省をしていないのです。

少年犯罪、そして再犯。この事件は少年法と更生プログラムの限界を示す結果となりました。同じような悲しい事件が起きない為にも、新たな少年犯罪に対する体制作りが求められているのかもしれません。

コンクリート事件の犯人のその後と現在の様子は?結婚の噂や名前も調査

日本一悲しい事件に関するまとめ

今回は、日本一悲しい事件をランキング形式で紹介しました。快楽的な犯行から家族間の問題、そして日本社会そのものが抱える行政的な問題が引き金になっている事件など様々なものがありましたね。

しかし、いずれにも共通しているのは奪われてはいけないはずの尊い命が失われたという事実です。私たちはこれらの悲しい事件と向き合い、今後このような事件が起きないような対策を講じていかなければなりません。

1 2 3 4 5 6

29 COMMENTS

匿名

荒れてるなあ、wこういう忘れちゃいけない事件をまとめてくださってる方に対して失礼だとおもわんのかね。つまんないと思うなら大人しく帰ればいいのにw

返信する
Gutty

この記事マジでおもんないーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

返信する

コメントを残す