日本の有名な妖怪一覧まとめ!最強・女・三大妖怪など種類別で紹介

日本の三大妖怪

  • 河童
  • 天狗

日本の妖怪には様々な種族が存在します。中でも、「鬼」「河童」「天狗」の3種族は日本の三大妖怪といわれています。これは、作家であり妖怪研究家の多田克己さんが定義しました。

実際に「鬼」「河童」「天狗」は日本各地で多数の伝承を持っています。日本の妖怪を語るうえで、この三大妖怪は欠かせない存在といえるでしょう。

鬼(おに)

『雪山童子図』に描かれている鬼の姿
出典:Wikipedia

鬼とは、頭に角を持ち人々に危害を加える妖怪とされています。日本の妖怪の中では伝説上の存在であり、山に住む人食いの化け物とされていることが多いです。中でも、源頼光が倒したとされる「酒呑童子」という鬼が有名ですね。

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河童(かっぱ)

『画図百鬼夜行』に描かれている河童の姿
出典:Wikiwand

河童とは、頭に皿を持ち、全身緑色の姿をした伝説上の妖怪です。動物のような姿でもあり、川や沼に住んでいます。人間の子どもと遊んだり人助けをする優しい伝承を持つ一方で、人間を溺れさせるなど怖い伝承もある不思議な妖怪ですね。

天狗(てんぐ)

『美勇水滸傳』にて鼻を掴まれた天狗の様子
出典:Wikiwand

天狗とは、鼻が長く翼で空を飛ぶ伝説上の妖怪です。山で修行する「山伏」の格好をしており、人々を魔の道に導く存在ともいわれています。その一方で、山神としての伝承も持つため、日本各地の山々には山岳信仰とともに多くの天狗伝説があるのです。

最強と言われる妖怪5選

  • 酒呑童子
  • 崇徳天皇
  • 玉藻前
  • 土蜘蛛

日本の妖怪の中には、有り余るほどの強力な力を持つ妖怪も存在します。彼らはその力を使い、人々に甚大な危害を加えました。ここでは、人々から恐れられた最強の妖怪を5つ紹介しましょう。

酒呑童子(しゅてんどうじ)

酒呑童子(中央)
出典:Wikipedia

酒呑童子とは、京都の大江山に住む酒好きな鬼の大将です。平安時代の京の都にて、娘を攫うなどの悪さをしていました。しかし、武将である源頼光によって毒酒を飲まされ、寝入っているところを襲われ退治されたのです。

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崇徳天皇(すとくてんのう)

崇徳天皇
出典:Wikiwand

崇徳天皇とは、平安時代に実在した天皇です。貴族の内乱である「保元の乱」に敗れ、流刑された後に天狗となり妖怪化したとされています。実際、崇徳天皇の死後に京都では大火災などの凶事が次々と起こりました。

玉藻前(たまものまえ)

『東錦昼夜競』に描かれている玉藻前の姿
出典:Wikiwand

玉藻前とは、九尾を持つ妖狐であり伝説上の妖怪です。平安時代に鳥羽上皇の寵姫でもありましたが、安倍晴明によって正体がバレてしまい退治され、石になってしまいました。その石は近く生き物を殺す「殺生石」と呼ばれ、和尚に破壊されるまで人々を恐れさせたといいます。

土蜘蛛(つちぐも)

『土蜘蛛草紙絵巻』に描かれている土蜘蛛の姿
出典:Wikiwand

土蜘蛛とは、蜘蛛の姿をした凶暴な妖怪です。古代の日本において、天皇に従わなかった豪族(領主)を示す言葉でもあります。平安時代では、病に伏した源頼光を襲うも逆に斬りつけられて退治される土蜘蛛の話が有名ですね。

鵺(ぬえ)

1852年に描かれた鵺の姿
出典:Wikipedia

鵺とは、不気味な鳴き声を轟かせる妖怪です。『平家物語』に登場し、顔は猿、胴体は狸、手足は虎、尾っぽは蛇という不思議な姿をしています。鵺の鳴き声によって病に伏した天皇を助けるため、源頼政が鵺を退治する話が有名です。

かっこいい妖怪5選

  • 烏天狗
  • ダイダラボッチ
  • ぬらりひょん
  • ヤマタノオロチ
  • 海坊主

日本の妖怪には、容姿端麗な姿をした妖怪や人々を助ける妖怪も存在します。ここでは、そんなかっこいい妖怪たちを5つ厳選してご紹介しましょう。

烏天狗(からすてんぐ)

烏天狗像
出典:Wikiwand

烏天狗とは、カラスのような口を持つ天狗であり伝説上の妖怪です。しかし、実在の人物である源義経に得意の剣術を教えたという伝承も残っています。

ダイダラボッチ

『怪談百鬼図会』に描かれているダイダラボッチの姿
出典:Wikiwand

ダイダラボッチとは、山や湖を作る巨大な妖怪です。村人のために干拓作業を手伝ったりと非常に優しくかっこいい妖怪といわれています。

ぬらりひょん

ぬらりひょんの姿
出典:Wikiwand

ぬらりひょんとは、掴みどころない不思議な妖怪です。捕まえようとする人々から逃げてからかうお茶目な一面を持っています。「妖怪の総大将」とされることもありますが、後に誤りと判断されました。

ヤマタノオロチ

『日本略史 素戔嗚尊』に描かれているヤマタノオロチの姿
出典:Wikiwand

ヤマタノオロチとは、日本書紀に登場する8つの頭と尾を持つ妖怪です。伝説上の生き物であり、素戔嗚尊(すさのおのみこと)によって退治されました。

海坊主(うみぼうず)

『東海道五十三対 桑名』に描かれている海坊主の姿
出典:Wikiwand

海坊主とは、夜の海に出現する妖怪です。黒い坊主頭をしており、海坊主が現れると海が荒れて船が破壊されるといわれています。

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8 COMMENTS

お好み焼き

こんな妖怪もいるんだな〜と、いろいろな妖怪を知ることが出来ました。本当にありがとうございました。

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うじゅ

とても見てて分かりやすかったです。小学生なので、家庭学習の参考にさせて頂きます✨✨
この度は、ありがとうございました

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匿名

要するに既存の妖怪本から内容を抜き出し、「最強、女、三大」という表題に沿って並べただけの記事。
アフィリエイトで書籍を売って小銭を稼ぐ目的で書くならば書籍の内容は僅かな紹介に留めるべき。
記事の全てを書籍から拾った内容のみで構成するのは礼儀も人道もない泥棒のする事で書き物を生業とする資格はない。
自分が調べ、研究し、独自の考察を組み立て、検証し、そうして一つの成果を世に送り出した経験がないから恥知らずな真似が出来るのだと思う。
人の褌で相撲を取るようなお手軽な泥棒作業で小銭を得る。そんな恥ずかしい行為で満たされる貴女の自己顕示欲と財布は何と薄っぺらなことか。
人として恥ずかしくない生き方を心がける、こんな言葉の方が最早恥ずかしいと思われるような世の中になってしまったのですかね。

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匿名

そんなことないと思います❗そう思うのだったら、もっと詳しくお願いします⤵️

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