古来より日本各地で語り継がれてきた妖怪。アニメや漫画などの作品にもたびたび登場するため、見慣れている人も多いのではないでしょうか。
ただ、改めて妖怪について考えると
「そもそも、妖怪ってどういう存在?」
「日本で有名な妖怪が知りたい!」
など、疑問を感じている人もいますよね。
そこで、今回は日本の妖怪を次のトピック別に紹介しつつ、妖怪が誕生した歴史や背景を解説します。
- 三大妖怪
- 最強妖怪
- かっこいいい妖怪
- 怖い妖怪
- かわいい妖怪
この記事を読み、日本の妖怪を余さず理解できれば、妖怪関連の作品をもっと楽しく見ることができますよ。
この記事を書いた人
Webライター
Webライター、岩野祐里(いわのゆり)。5歳の頃、イギリス史に夢中になり図書館へ通いながら育つ。大学では国際文化を専攻し、イギリス史と英文学の研究に没頭。その後、大学院にて修士課程を修了。研究論文は「19世紀英国の社会と犯罪」について。歴史全般の研究歴は11年、イギリス史は21年に及ぶ。現在はWebライターとして活動中。
日本の妖怪とは?
日本の妖怪とは、「奇異な力で人々に怪異を起こす存在」のことです。日本では古来から根付くアニミズム*などによって、脅威的な自然現象や凶事などは妖怪が起こしていると考えられてきました。
そのため、自然の影響を受けやすい山や海辺の地域には妖怪の伝承が多いのです。ある意味、自然が「妖怪」を誕生させたともいえますね。
ただし、「怪異を起こす」といっても、全ての妖怪がその力を使って人間に悪さをするわけではありません。中には、凶事を予言したりするなど、幸運をもたらす妖怪も存在します。
また、妖怪となった逸話や伝承も妖怪によって様々です。実在の人物が元になった場合もあれば、人間の創作物である場合もあります。
つまり、日本人は妖怪を、
- 怪異を起こす恐ろしい存在
- 幸運をもたらす存在
- 娯楽物
など幅広い視点で古来から現代まで語り継いでいるのです。
アニミズムとは、生物・無機物に限らず全てのものに霊魂が宿っていると考える思想のことです。日本の神道がアニミズム的な思想をする宗教といえるでしょう。
妖怪は奈良時代から存在
日本の妖怪の歴史は非常に古く、日本最古の歴史書『古事記』にもすでに妖怪に関する記述があります。他にも『日本書紀』『風土記』にも妖怪や怪異の記述があり、時期からして奈良時代から人々は妖怪という存在を認識していたといえますね。
室町時代や江戸時代になると、御伽草子*や絵巻物にて妖怪が描かれるようになります。絵が付けられたことで妖怪の姿形が分かりやすくなりました。その結果、人々にとって妖怪がより身近な存在となったのです。
特に、江戸時代には百物語などの怪談話をはじめとして妖怪に関する書物や浮世絵が多数発行されました。ここで、伝承による妖怪たちだけでなく「創作の妖怪」も多く誕生したのです。
現代では「口裂け女」など新しい妖怪が誕生する一方で妖怪のメディア化が加速。漫画やアニメなど妖怪をモチーフにした作品が多く誕生しました。日本人は元来妖怪好きなのかもしれません。
御伽草子とは、日本の鎌倉時代から江戸時代にかけて作られた挿絵入りの短編物語のことです。「百鬼夜行絵巻」など妖怪関連のものから、「一寸法師」など現代の子供が読むような物語まで様々なものがあります。
日本の妖怪には女が多い?
日本の妖怪には男女の区別がついていることが多いですね。もちろん男か女か不明の妖怪も存在しますが、多くの妖怪は男女どちらかの姿で化けて出ることが多いです。特に、室町時代以降は女性の姿をした妖怪が一気に増えました。
例えば、「女郎蜘蛛(じょろうぐも)」「毛娼妓(けじょうろう)」などです。女性が増えた原因として一説では、「男性よりも女性のほうが執念深く、怨恨から妖怪に転じやすいから」とされています。
日本の妖怪は海外でも人気
日本では、漫画家の水木しげるさんをはじめとして妖怪研究をしている人々が大勢いらっしゃいます。しかし、近年では海外でも日本の妖怪に興味を持つ人が増えているのです。
海外にも「狼男」「吸血鬼」など妖怪と同じような存在はいますが、クオリティの高い日本のアニメやゲームが世界中に浸透したおかげで日本の妖怪に注目が集まったのです。
特に、後述のアニメ「妖怪ウォッチ」は英語版がアメリカやヨーロッパなどで放送。「妖怪ウォッチ」に登場するアイテムを模したおもちゃも発売されています。日本の妖怪は国内にとどまらず、世界の人々をも魅了しているのです。
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日本の有名な妖怪一覧
これから紹介する妖怪たちを一覧表(あいうえお順)にまとめました。まずは、一覧表にてどんな妖怪なのか簡単に把握しておきましょう!
妖怪の名前 | 特徴 |
---|---|
アマビエ | 豊作などを予言する妖怪 |
海坊主 (うみぼうず) | 海に出現する妖怪 |
鬼(おに) | 頭に角を持ち、人々を襲う妖怪 |
河童(かっぱ) | 川などに住む妖怪 |
烏天狗 (からすてんぐ) | カラスのような口を持った妖怪 |
鬼女(きじょ) | 怨念によって女性が鬼化した妖怪 |
清姫(きよひめ) | 恋人に裏切られて蛇となった妖怪 |
木霊(こだま) | 樹木に宿る妖怪(または精霊) |
座敷童子 (ざしきわらし) | 家に住みつく子どもの妖怪 |
酒呑童子 (しゅてんどうじ) | 酒好きの鬼の大将 |
神社姫 (じんじゃひめ) | 疫病を予言した妖怪 |
崇徳天皇 (すとくてんのう) | 平安時代に実在した天皇 流刑後に妖怪化したとされる |
ダイダラボッチ | 山や湖を作る巨大な妖怪 |
玉藻前 (たまものまえ) | 九尾を持つ狐の妖怪 |
土蜘蛛(つちぐも) | 蜘蛛の姿をした凶暴な妖怪 |
天狗(てんぐ) | 鼻が長く空を飛ぶ妖怪 |
鵺(ぬえ) | 不気味な声を轟かせる妖怪 |
ぬらりひょん | 掴みどころのない不思議な妖怪 |
一つ目小僧 (ひとつめこぞう) | 子どもの妖怪 坊主頭で目玉が1つしかない |
ヤマタノオロチ | 8つの頭と尾を持つ妖怪 |
山姥(やまんば) | 山に住む人喰らいの妖怪 |
雪女(ゆきおんな) | 美しい女性の姿をした雪の妖怪 |
ろくろ首 | 首が長く伸びる女の妖怪 |
参考になりました。とても見やすかったです。
こんな妖怪もいるんだな〜と、いろいろな妖怪を知ることが出来ました。本当にありがとうございました。
とても見てて分かりやすかったです。小学生なので、家庭学習の参考にさせて頂きます✨✨
この度は、ありがとうございました
要するに既存の妖怪本から内容を抜き出し、「最強、女、三大」という表題に沿って並べただけの記事。
アフィリエイトで書籍を売って小銭を稼ぐ目的で書くならば書籍の内容は僅かな紹介に留めるべき。
記事の全てを書籍から拾った内容のみで構成するのは礼儀も人道もない泥棒のする事で書き物を生業とする資格はない。
自分が調べ、研究し、独自の考察を組み立て、検証し、そうして一つの成果を世に送り出した経験がないから恥知らずな真似が出来るのだと思う。
人の褌で相撲を取るようなお手軽な泥棒作業で小銭を得る。そんな恥ずかしい行為で満たされる貴女の自己顕示欲と財布は何と薄っぺらなことか。
人として恥ずかしくない生き方を心がける、こんな言葉の方が最早恥ずかしいと思われるような世の中になってしまったのですかね。
中身スカスカwww
勉強不足だろwww
お前がかすかす
語彙力ないww
そんなことないと思います❗そう思うのだったら、もっと詳しくお願いします⤵️