25位:娘の運転免許
「お宅の娘さん、車を運転されてますな」と近所の人が、最近免許を取った娘の父親に言った。
暇タイム:暇でやることがない時の過ごし方
「運転を覚えるのにどれくらいかかりましたか?」
娘の父親が、撫然として答えた。
「2台半ですよ」
近所の人が「娘の免許の取得期間」を聞いたものの、父親は「二台半」と答えています。これは車を廃車にした台数の事であり、娘が相当荒々しい運転をしている事が伺えます。父親が何も疑問を持っていない事にも、少々恐怖を覚えますね。
24位:ハエの芸
とある男がハエに芸を仕込んだ。
そのハエは賢く、ありとあらゆる芸を覚え、一攫千金も確実と思われた。
男はハエを見せるために、とある酒場へ向かい、マスターの前でハエの芸を見せる事にした。「おい。マスター。このハエをみな。」
マスターはハエを見ると
「おっと、すみませんね旦那」…とハエを叩き潰した。
暇タイム:暇でやることがない時の過ごし方
ハエに芸を仕込んだ男の話。酒場のマスターは男がハエに対してクレームを言っていると思い、ハエを叩き潰したのでした。この男の一攫千金の話は夢と消えたのです。最初に「ハエに芸を仕込んだから見てほしい」といえば、良かったのではないでしょうか。
23位:幻聴
高校の時、クラスの女子から俺の悪口を言われているような幻聴に襲われて、親に相談したら心療内科に連れていかれた。
処方された薬を飲んでも治らなく、ついには男子からも悪口を言われている気がしてきた。薬効いてないじゃん。俺死ぬのかな?
と泣きながら親友に相談したら「幻聴じゃないよ」って言われた。
ほっこりストーリーズ
良かった俺病気じゃなかった。
悪口を言われているという幻聴に襲われた男の話です。悪口は幻聴ではなかったという事で安心していますが、それは悪口を実際に言われていると言う事。全く良くない気がするのは、私だけでしょうか。
22位:嘘を見破るロボット
ある時、父さんが家にロボットを連れてきた。
そのロボットは特別で、ウソをついた人の顔をひっぱたくって言う物騒な代物らしい。そんなある日、僕は学校から帰宅するのがかなり遅くなってしまった。
すると父がこう尋ねてきた。
「どうしてこんなに遅くなったんだ?」僕は答えた。
「今日は学校で補習授業があったんだよ」
すると驚いたことに、ロボットが急に飛び上がり、僕の顔をひっぱたいた。父は言った。
「いいか、このロボットはウソを感知して、ウソついた者の顔をひっぱたくのさ。さあ、正直に言いなさい」そして父がもう一度聞いてきた。
「どうして遅くなったんだ?」僕は本当のことを言うことにした。
「映画を見に行ってたんだ」父はさらに聞いてきた。
「なんの映画なんだ?」
「十戒だよ」
これに反応して、ロボットがまた僕の顔をひっぱたいた。「ごめんなさい・・・父さん。実を言うと『Sexクイーン』ってのを見てたんだ」
「何て低俗な映画を見てるんだ、恥を知れ!いいか、父さんがお前くらいの頃は、そんな映画を見たり態度が悪かったことなんて無かったんだぞ!」
するとロボットはきつい一発を父に食らわせた。
それを聞いていた母が、キッチンから顔を覗かせるとこう言った。
「さすが親子ね、あなたの子だけあるわ」母も顔をひっぱたかれた。
タクヤンの情報発信部屋
嘘を見破るロボットが、次々と父親や母親を引っ叩く話です。つまり息子だけでなく両親も嘘をついてついているという事になります。父親の嘘は子供の頃に低俗な映画を観ていた事ですが、母親の嘘は「あなたの子だけあるわ」という部分です。
つまり父親と息子は親子ではありません。こんなロボットが生まれたら大変な事になりますね。
21位:武装禁止
世界中の国が話合い、世界平和のために武装を禁止する事にしました。
K-Journal
いかなる国も、武装してはなりません。
違反した国は、当事国を除き全ての国の連合軍により残滅します。
世界平和の為に、各国の武装が禁止された話です。一見すると問題ないように見えますが、武装した国は全ての国の連合国から残滅される事になっています。
裏を返せば全ての国が武装している事になり、全ての国が連合軍であり違反国。結果的に起こりうるのは世界大戦です。真の平和を達成する為には、武装ではない方法を考えるしかありません。
とっても面白かった『意味がわかると怖い話』ならぬ『意味がわかると面白い話』と言うのはとても面白かったです。これからもこういうのを見させていただくことを楽しみにしております。