15位:マネー・ショート 華麗なる大逆転
本作は、2000年代に起きたアメリカの金融危機を題材とした映画です。金融業界の闇に気付きつつ、その闇を利用して儲けようとする主人公たちの様子が淡々と描かれています。少し難しいテーマですが、金融関連の勉強には非常に役立つでしょう。
題材となった実話・事件
本作の題材は、金融トレーダーのマイケル・バーリや投資家のスティーブ・アイズマンたちです。彼らは2007年から2010年にアメリカで起きた低所得者用住宅ローンの破綻を予測し、投資家たちとともに大儲けしました。
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14位:ブラック・クランズマン
本作は、1970年代のアメリカにて黒人警察官が白人至上主義団体に潜入した実話を題材とした映画です。ユダヤ系の警官とタッグを組み、敵だらけの白人至上主義団体へ潜入する様子はハラハラドキドキします。
当時の黒人差別や白人史上主義者たちの様子なども描かれており、根深い人種問題を肌で感じることができるでしょう。
題材となった実話・事件
本作は、1972年に初の黒人警官となったロン・ストールワースが白人史上主義団体である「KKK(クー・クラックス・クラン)」に潜入した実話に基づいています。潜入方法は電話で実際の対面は白人の同僚が行いました。
ロンは人種差別的な白人男性を完璧に演じ、KKKの情報を収集することに成功します。その後も警官として約33年間勤め上げ、2005年に52歳で引退しました。
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13位:シチズンフォー スノーデンの暴露
本作は、アメリカ政府の行いを世間に暴露したエドワード・スノーデンを題材としたドキュメンタリー映画です。彼の告発によって、政府が国民の日常を監視している事実が暴かれています。
題材となった実話・事件
本作は、アメリカ国家安全保障局の元局員であるエドワード・スノーデンの告発に基づいています。彼はアメリカ政府が過度な情報収集を行なっていることを全世界へ公開しました。
アメリカ政府は全世界の電話やインターネットを傍受し、住所からクレジットカードの番号までも割り出していたといいます。勇気ある告発をしたスノーデンはロシアへ逃亡し永住権を取得しました。
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12位:金子文子と朴烈
本作は、無政府主義者(アナキスト)である韓国人と日本人のカップルを題材とした映画です。関東大震災による政府の拘束に遭いつつも、強い意志を持った2人が現状を変えようとする様子を事細かに描いています。
実際に日本で起きた史実ですが、知らない人も多いかもしれません。当時の在日韓国人や無政府主義者たちに何が起きたのか、本作が余すことなく教えてくれるでしょう。
題材となった実話・事件
本作は、1920年代にアナキストとして活動していた朴烈(韓国人)と金木文子(日本人)の実話に基づいています。2人は日本で出会いましたが、関東大震災の際に流れたデマによって1923年に政府によって逮捕されました。
その後、彼らが政府を批判し皇室の人々を暗殺しようとしていたことが判明。2人とも無期懲役を言い渡されました。
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11位:ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男
本作は、第二次世界大戦中のイギリス首相ウィンストン・チャーチルの姿を描いた映画です。敵国ドイツとの講和を求める保守派と対立しながらも国民の声を聞き、自らの決断を実行する様子が生き生きと描かれました。
題材となった実話・事件
本作は、第二次世界大戦勃発時にイギリスの首相に任命されたウィンストン・チャーチルの当時の姿に基づいています。フランスがドイツ軍に敗北しイギリス軍が追い込まれた状況下でも、チャーチルは主戦的な考え方を貫きました。
その甲斐あってか、1940年の夏に勃発したバトル・オブ・ブリテンではイギリス軍機が圧勝。チャーチルは戦後に数多くの勲章を授与されました。
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