遠藤裕喜が甲府放火殺人事件を起こした3つの理由
ここからは、遠藤裕喜が甲府放火殺人事件を起こした理由を、3つにまとめて解説します。
- 井上さんの長女に好意を寄せていた
- LINEをブロックされた逆恨み
- 渡したお菓子を拒絶された
理由①:井上さんの長女に好意を寄せていた
遠藤裕喜は井上盛司さんの長女に好意を寄せていました。ただ両者は友人ではなく、遠藤裕喜が一方的に想いを寄せていた事がわかっています。長女は当時高校3年生。中学校時代に不登校になりましたが、家族の支えで中央高校の定時制に進学しました。
容姿は黒髪で目がぱっちりとした美人。少女漫画のヒロインのような子で、高校では将棋部や演劇サークルに所属し、生徒会役員も務めていました。2chでは「この姉は地元じゃ有名な美人だからね。美人も大変」という書き込みも存在します。
また性格も明るく、皆にも優しく接していました。遠藤裕樹は高校で髪をツーブロックにし、眉や髪型に気を使っていました。そこで長女から「かっこいい」と言われた事が、好意を寄せるキッカケになったようです。
理由②:LINEをブロックされた逆恨み
そんな遠藤裕喜が彼女に殺意を向けたキッカケは、LINEをブロックされた逆恨みです。遠藤祐喜と長女は同じ生徒会に所属しており、顔を合わせる機会も多かった様子。時期は不明ですが遠藤裕喜は、長女に交際を申し込み、断られています。
また一方的にティファニーをプレゼントする等、行動はエスカレート。長女がLINEをブロックしたのもこの時期です。遠藤裕喜がLINEをブロックされた事は学校の同級生の噂にもなっており、周囲から嘲笑されていた可能性も示唆されます。
長女は事件前から、ストーカーの利害に遭っていると周囲に相談していました。それが「遠藤裕喜」本人だった事は間違いないでしょう。
理由③:渡したお菓子を拒絶された
また遠藤裕喜が事件を起こす決め手になったのは、事件の4日前に渡したお菓子を長女に拒絶された事です。10月8日に高校で学園祭があり、生徒会を含む学園祭実行委員会に先生からうまい棒のお菓子が配られました。
この時に、遠藤裕喜は長女にお菓子を渡しますが、長女はいらないと答えています。遠藤裕喜は今まで高校を休む事はありませんでしたが、それから学校に来なくなりました。
遠藤裕喜は、井上盛司さんを尾行して自宅を見つける等、用意周到に計画を練っています。一方的に長女に好意を持ち、拒絶されると犯行に走る。一連の行動からは、遠藤裕喜の身勝手な行動が見えてきます。