日本で起きた猟奇事件ランキングTOP13

7位:大阪連続バラバラ殺人事件-1985年

犯人の鎌田安利
出典:マトリョーシカ

大阪連続バラバラ殺人事件は、1985年から1994年にかけて大阪市で起きた猟奇殺人事件。犯人の鎌田安利は、妻と死別してから西成区に住み着き、興味を持った女性をアパートに連れ込み殺害。逮捕までの9年間に5人の女性が犠牲になり、うち1人は小学生でした。

鎌田安利は遺体の発覚を恐れ、3つの事件で遺体をバラバラにしてヒノキ林などに遺棄しています。2件目のバラバラ殺人事件が発覚した時、鎌田安利は「怪人22面相」の名前で警察に挑戦状を送ります。

鎌田安利が遺体を遺棄した竹林
出典:マトリョーシカ

3年目の小学生を殺害した際は、家族に身代金3000万円を要求。やがて鎌田安利は1995年に窃盗で逮捕されて指紋を採取されますが、過去の挑戦状と指紋が一致します。

鎌田安利は、未だ知られていなかった1件目の事件を含めた5件の犯行を自供。刑事裁判で一転して無罪を主張するものの、数々の証拠が決め手となり、2005年に死刑が確定し、2016年に刑は執行されました。

6位:埼玉愛犬家連続殺人事件-1993年

主犯の関根元
出典:WANDIA

埼玉愛犬家連続殺人事件は、1993年に熊谷市で発覚した猟奇殺人事件。ペットショップのアフリカケンネルを経営する関根元と妻の風間博子は、トラブルとなった客や仲介役を務める暴力団関係者、従業員の母親ら4人を殺害します。

関根元は遺体処理を「ボディを透明にする」と話していました。遺体をサイコロ状にカットし、骨はドラム缶や衣類と共に灰になるまで焼却。それらは山林などに遺棄されました。

廃墟と化したアフリカケンネル
出典:natural

「遺体なき殺人」の立証は困難を極めるものの、事件に加担した山崎という男の供述で、遺体の一部や被害者の遺留品が発見されます。関根元と風間博子は1995年2月に逮捕され、2009年に2人の死刑が確定。山崎には3年の実刑判決が下りました。

なお、山崎は関根元の遺体処理の手際の良さをみて、過去にも殺害経験がある事を確信しています。実際、関根元の周りでは少なくとも3人の行方不明者がいます。関根元は2人の事件の関与を認めますが、遺体は既に見つからないまま。2017年に関根元は病死しており、事件の真相は闇の中です。

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