【芥川龍之介クイズ#3】鋭敏な感性と教養をもった日本の文豪。

1923年に雑誌「中央公論」に掲載された短編小説。主人公の保吉がタバコ屋の女性をからかうも、その女性が結婚し、子供をあやしている姿を見かけ、女性的にも成長したんだなと実感するという物語です。

1923年に「婦人公論」に掲載された短編小説。仇討ちを果たした蟹はその後警察に逮捕され、死刑を宣告されるというその後を描いた物語となっています。

1927年に雑誌「改造」にて発表された短編小説。一人の男が河童の世界へと迷い込み、人間社会とは真逆の河童社会を知っていく物語。人間社会を痛烈に風刺した所が特徴的となっています。

芥川は評論内にて「最も好きな作家」として、「志賀氏」と一言だけ述べており、他の評論でも「志賀直哉氏は僕らのうちで最も純粋な作家」と評価しております。

芥川と谷崎は「小説の筋の芸術性」について、雑誌内の評論にて論争しているのが注目されました。但し、不仲ではなく寧ろ二人の親交は厚く、お互いの作品に対する価値観から発展した物だと考えられています。

1927年に第一章が「文藝春秋」に掲載され、残りは自殺後に発表された晩年の作品。芥川が見ていた幻覚や関連妄想について描かれた作品で、他の文豪たちからは高評価を得た作品となっています。

この「ぼんやりした不安」は、妻・文や菊池寛へらの手紙内にも記されており、晩年の作品からも、その鬱々とした気持ちが読み取れます。

元々は親交の深かった文豪たちが集まる法要だったのですが、「文藝春秋」で取り上げたところ、この呼び名が定着し、現在では田端文士村記念館によるイベントなどが開催される日となりました。

秋田県出身の作家・石川達三が経験したブラジル農場での出来事について書かれた作品「蒼氓」が第1回の受賞作品となりました。

太宰は芥川賞受賞に熱望するも、「前回候補に選ばれた作家や投票2票以下の作家は候補としない」という条件があったため、生涯受賞することはかないませんでした。