【泉鏡花クイズ#1】ファンタジー小説の礎を築いた小説家。

泉鏡花という名は師匠から名付けられたペンネームであり、本名は鏡太郎という名前です。

泉鏡花は石川県金沢市下新町の出身で、現在、誕生した生家には「泉鏡花記念館」が所在しております。

神楽坂の芸妓であった伊藤すずと交際し、一度は別離させられるも、2人はその後結婚し、夫婦仲の良い2人であったと記録されています。

鏡花は極度の潔癖症であり、「生ものは決して口にしなかった」、「酒は煮立たせてから飲むほどであった」など、数多くの逸話が残っております。

豆腐が好物なのですが、「腐る」という言葉を嫌い「豆府」と書くぐらいの潔癖症でした。ちなみに、一番好きな食べ方は湯豆腐で、沸騰するまで煮込まなければ食べなかったと記録されております。

この他、五徳（鍋などを支える器具）と小鍋を持ち歩き、一流料亭でもごった煮にして食べたという記録が残っております。また、アルコールランプを使い、アンパンを炙ったという逸話も残っています。

狂犬病を恐れていたために犬を嫌ったそうです。また、ハエなども嫌っており、止まっていたところには塩をかけるほど嫌っていたそうです。

酉年の向かい干支であったことからウサギのグッズを集めるのが趣味だった鏡花。母から「うさぎの物を大切にせよ」と言われたと述懐しております。

お清めの意味を込めて毎朝梅干しを食べていたそうですが、その梅干しも妻のすずが作った10年漬けた梅干しのみを食したそうです。

鏡花は学生時代に紅葉の作品を読んだことから作家としての道を歩むことを志し、1891年に紅葉邸を訪れ紅葉の門下生になりました。