【武田信玄クイズ#2】信長も恐れた戦国最強の武将。

風林火山は、中国の兵法家・孫子の兵法に登場する一節です。意味は「疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」とされていますが、これは後年の創作ではないかという説もあります。

「甲州法度之次第」は信玄が1548年に定めた法律で、上下巻合わせて156か条から構成されております。内容は、主に地侍が農民から勝手に土地を取り上げるのを禁止する、訴訟時に暴力をふるったものは敗訴とする、といった領民のために制定された法律であり、後世において日本民法典の起草の際に参照されたことが明記されています。

分国法は、戦国大名が領地支配のために制定した独自の法律です。先述の「甲州法度之次第」のほかにも、朝倉氏の「朝倉孝景条々」、今川氏の「今川仮名目録」などが代表的な分国法として挙げられます。

上田原の戦いは、1548年に現在の長野県上田市で起きた武田信玄と村上義清の間で起きた合戦です。この合戦にて、信玄は敗戦し、宿将であった甘利虎泰らを失うといった損害を受けました。また、信玄自身も負傷し、湯村温泉にて湯治をしたという記録が残っております。

板垣信方は、武田信玄に仕えた武将で、武田二十四将、武田四天王にも数えられる武将です。先代である信虎の代から、数々の功績をあげておりました。この、板垣の子孫には、後に自由民権運動の中心人物となる板垣退助がいます。

長尾景虎は、越後国の戦国大名であり、春日山城を居城とした戦国大名です。1561年に関東管領であった上杉憲政の養子となり、上杉謙信として山内上杉家の家督を継ぐこととなりました。武田信玄とは敵対関係にあり、「越後の龍」と呼ばれ、後年の創作ではライバル関係として描かれることが多いです。

川中島合戦は、1553年から信玄と謙信の間で起きた合戦で、現在の長野県長野市周辺で起きた合戦です。創作などで、馬に乗った謙信と軍配を持った信玄が渡り合うシーンなどが有名ですが、これは創作であると、近年の研究で明らかにされています。

1553年から1564年の間に5回に渡って起きた川中島合戦ですが、実際に戦闘が行われたのは第二次と第四次の2回のみであり、残りは全て睨み合いであったり、他の地域での合戦をまとめて川中島合戦と呼んだ、など様々な説があります。

啄木鳥戦法とは、啄木鳥が餌である虫をおびき出すために、反対側の木をつつき、穴から出させたかの如く、機動力のある部隊をおとりにし、困惑しているところを本隊で一気に叩くという戦法でした。しかし、この戦法は謙信に見破られてしまいました。

山本勘助は、武田信玄に仕えた軍師で、武田二十四将の一人に数えられる戦国武将です。主に、講談や浄瑠璃の題材として扱われることが多い人物で、2007年の大河ドラマ「風林火山」では、主人公として取り扱われました。