【武田信玄クイズ#3】信長も恐れた戦国最強の武将。

甲斐の虎とは、周辺国大名などが武田騎馬隊の強さなどの畏怖の念を込めて呼ばれた異名と言われております。この他にも、戦国期には「鬼島津」「相模の獅子」「独眼竜」といった、様々な異名を持つ武将が何人か居ました。

敵に塩を送るは、三国同盟破棄後、今川と北条からの経済封鎖により、塩不足に陥ってた信玄の元へ、敵方であった上杉謙信から塩が送られてきた、という故事に基づいたことわざです。ですが、実際に贈ったという文書はありませんが、信玄から謙信に贈られた「塩留めの太刀」は、現在国の重要文化財に登録されております。

武田騎馬隊は戦国最強と謳われており、その機動力などを生かし、他国侵攻の原動力となっていました。この騎馬隊については様々な説があり、元々甲斐国や信濃国に馬を扱うのに長けた人物が多かった、といった説などがあります。

木曽馬は、木曽地域で飼育されている国産馬の品種の一つです。体系はサラブレッドよりも小さく、性格はおとなしいものとなっています。戦国期の武田騎馬隊は、この木曽馬を使用されていたと考えられております。

武田家の兵法や合戦の記録が記されている「甲陽軍鑑」にて、「信玄は御用心の御ためやらん、御閑所を京間六帖敷になされ、たたみを敷、御風呂屋、椽の下より、とひをかけ御風呂屋の、げすいにて、不淨をながす様にあそばし…」と記されており、実際に、合戦場や城内にて水洗トイレを使用していたことが記録されております。

武田二十四将は、主に武田信玄期に活躍した武将の事を指すため、長篠合戦以降に活躍した真田幸村の名は含まれておりません。ちなみに、父親である真田昌幸は、入る場合もあります。

三方ヶ原の戦いは、現在の静岡県浜松市北区三方原町近辺にて起こった武田信玄と徳川家康による合戦です。結果は、武田軍の勝利に終わり、家康は武田信玄の西上侵攻を許してしまう形となってしまいました。

三方ヶ原合戦後、西上侵攻中に持病が悪化し、信玄は53歳でこの世を去ってしまいました。その際、遺言として「自身の死を3年の間は秘匿し、遺骸を諏訪湖に沈める事」と、家臣に伝えたと記録されております。実際に、武田家の家臣は信玄が亡くなったことを隠し、葬儀などを行わなかったと言われています。

武田勝頼は、武田信玄の跡を継いだ武田氏最後の当主です。信玄死去後、家督を継いだことが周辺大名に知られると、信長などに攻撃され、最終的に天目山の戦いにおいて敗北し、自害したことで武田氏は滅亡してしまいました。

信玄餅は、武田信玄が出陣の際に非常食として食べ、その味を絶賛したという逸話が残っている和菓子です。もち米を使用した餅にきな粉をまぶし、黒蜜をかけて食べるのが一般的な食べ方となっています。