エジソンとはどんな人?生涯・年表まとめ【電球などの発明品の紹介や名言、母親の教育について解説】

エジソンの名言

当時の電球は今よりずっと大きかった

天才とは、1%のひらめきと99%の努力である

エジソンの名言の中で最も有名なものでしょう。ただこの名言は死後に発表されたもので、エジソンが本当に言ったのかは定かではありません。

また「努力の重要性」を説いているように見えますが、「いくら努力を重ねても1%のひらめきがなければ無駄である」という解釈であると主張する人もいます。

ただエジソンが努力の人だった事は間違いありません。更にアメリカでも「努力が大切」という意味で語られる事が多いです。ひらめきと努力の両輪があって成功は生まれる事を忘れてはいけません。

失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ

エジソンが白熱電球を改良した時、実に1万回もの試行錯誤を重ねました。この時に記者の取材で上記の事をエジソンは述べています。

結果を出したい時、失敗を恐れてはいけません。そして失敗を失敗と思わず、成功へのプロセスも考える事が大事なのです。

私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。

これは先ほどの名言と似ているかもしれません。エジソンは白熱電球の改良がうまくいかなかった時、「もう一度だけ試す事」を繰り返しました。それが成功に繋がったのです。

諦めない事で成功に繋がるきっかけは必ず見つかります。何かに挫折しかけた時、「もう一度だけ」諦めずに頑張ってみましょう。

エジソンにまつわる都市伝説・武勇伝

都市伝説・武勇伝1「9歳でお金を稼ぐ!天性の商売センスを持っていた」

9歳で需要と供給を理解していたエジソン

エジソンは9歳の時に既にお金を稼ぐ方法を考えています。エジソンは「母親が野菜を作り、エジソンがそれを町で売る」という商売を考えました。エジソンが一味違うのは「需要と供給の大切さ」に気づいていた点です。

エジソンは「町の人が何を求めているのか」をアンケートを取りました。統計の元に皆が求めている野菜を作り、野菜の宅配サービスを成功させます。9歳の子どもの頃から、商売センスがあったのです。

更に14歳の頃には自らの手で新聞を作りました。列車の中で売る事で、新聞は飛ぶように売れました。しかしこの新聞は「ある人物を皮肉った内容」が書かれており、本人から激怒されて暴行を受けています。

エジソンは何かを発明する時に「人の役に立つかどうか」を重視していました。そのマーケティング能力は9歳の時に既に培われていたのです。そして「特定の人が乏しめるものは良くない事」も新聞作りから学びます。

ちなみに野菜売りなどを提案したのは、母親のナンシーです。エジソンは学校に通わずとも「生きた教育」を受けていたのですね。

都市伝説・武勇伝2「計算高い性格だった?ニコラ・テスラとの電流戦争」

電流戦争でエジソンと争ったニコラ・テスラ

様々な発明を行ったエジソンですが、時になりふり構わない手段に出る事もありました。それが1880年代後半から起きた「電流戦争」です。大規模電力事業が始まった頃、電気を送る方法について激しいシェア争いが起きました。

直流送電を推すエジソン陣営に対し、ニコラ・テスラ陣営は交流送電を推しました。当初は直流送電が優勢だったものの、遠距離送電が可能な交流送電が優勢となります。

エジソンはニコラに勝つ為、交流送電に対する「ネガティヴキャンペーン」を行います。エジソンは交流送電による「動物の殺処分」を行い「交流送電は危険」と人々の脳裏に植え付けたのです。

直流送電と交流送電の違い

やがてニューヨークが絞首刑に変わる死刑方法を募集します。エジソンは「交流送電による電気椅子による死刑」を考案し、それを実現させました。しかし皆の心に残ったのはエジソンの意図するものと違ったのです。

それは「電気での死刑という残酷な事をしたのはエジソン」という世間のイメージでした。結局、発電も送電も交流が主役となり、エジソンは電流戦争に敗北したのです。

ちなみにレキシルではニコラ・テスラの書籍についても紹介しています。こちらも興味があれば参考にしてくださいね。

ニコラテスラをよく知れるおすすめ本6選【入門から上級まで】

都市伝説・武勇伝3「幽霊を信じていた?エジソンが挫折した「死者と交信出来る戦争」とは」

エジソンは魂の存在を信じていた

晩年のエジソンは、死者と交信する電信装置を作る事に没頭していました。意外かもしれませんが、エジソンは超自然的、オカルト的なものに魅せられ、幽霊や来世を信じていたのです。

エジソンは魂はエネルギーであり、宇宙のエネルギーの一つであると述べました。魂のエネルギーは死後も残り、その蓄積が記憶だと主張しています。

エジソンは「自分の発明は宇宙という大きな存在からメッセージを受け取った結果、生まれたもの」と考えていました。つまりエジソンは自分を「自然界のメッセージの受信機」だと主張したのです。

科学の申し子のように思われているエジソンが、このような考えを持っていたのは意外かもしれません。実はアメリカでは、「今でも神様を信じ神が人間を作ったと考える人」が今でも多いのもまた事実です。

エジソンは死者と交信する電信装置を完成せずに亡くなりました。宇宙からメッセージを受け取ったと主張するエジソンですから、もしかしたら既に装置は完成間近だったのかもしれません。

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5 COMMENTS

赤司征十郎

エジソンは、世界中の英雄だと思ったし、名前は知っていたけど詳しくしれてよかった

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