世界的に有名な画家50人を作品と略歴を添えて紹介

パブロ・ピカソ

パブロ・ピカソ(スペイン,1881-1973)は、常に時代を先取りし、様々な作風で多数の作品を残した画家です。代表作「ゲルニカ」は、ナチス・ドイツによるスペインの都市ゲルニカへの無差別爆撃を主題とした大作であり、ピカソのドイツ空軍に対する非難の意思が込められています。

また、彼の作品は21世紀に入っても高い評価を受けており、オークションでは高額の取引が行われています。2015年にはピカソの「アルジェの女たち バージョン0」が1億7936万5000ドル(円換算約215億円)で落札されました。

ピカソとはどんな人?生涯・年表まとめ【性格や死因、作品、名言についても紹介】

会田誠

会田誠(あいだまこと,日本,1965-)は、芸術大学で講師を務めたこともある、日本の現代美術家です。代表作「ジューサーミキサー」や「切腹女子高生」などで見られるように、彼は過激な作風や性的な魅力が溢れる絵画を得意としています。

しかし、彼の刺激的な作風は、度々論争や訴訟を引き起こしています。ヌードを題材とした講義において、女子学生も多く居る中で下ネタを連呼したことで、学校側からセクハラ認定されてしまったこともありました。

千住博

千住博(せんじゅひろし,日本,1958-)は、日本画の存在や技法を国際性のある芸術領域とするために、絵画制作や講演、著述など様々な方面において活躍している現代美術家です。代表作「高野山金剛峯寺障屏画」で見られるように、彼は自然に寄り添う日本文化を重視した作風を得意としています。

また、長野県にある軽井沢千住博美術館は、全面ガラス張りで開けた明るい空間が特徴の美術館となっています。この美術館は、原則的に人工的な照明が無く、豊かな自然に囲まれているのが魅力です。

ズジスワフ・ベクシンスキー

ズジスワフ・ベクシンスキー(ポーランド,1929-2005)は、死や絶望、廃退、終焉などを主題とした作風が特徴であるポーランドの画家です。彼の作品にはタイトルが付いておらず、作品を理論的に解釈されることや詮索されることを極端に嫌っていました。

また、マスコミが嫌いで政治に不信感を持っていた彼は、制作に没頭するために日頃から隠居のような生活を送っていました。その一方で、性格的には内向的でしたが、基本的には温和で会話好きな人物でした。

バンクシー

バンクシー(イギリス,生年月日未公表)は、政治批評や社会批判を題材とした風刺ストリートアートを得意とする匿名の路上芸術家です。彼の代表作「赤い風船に手を伸ばす少女」は、イギリスで最も人気の高い作品であり、2015年に開催されたオークションでは5万6250ポンド(円換算850万円超)で落札されました。

また、彼は映画監督としても活躍しています。彼が制作したドキュメンタリー映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」は、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされました。

絹谷幸二

絹谷幸二(きぬたにこうじ,日本,1943-)は、長野冬季オリンピックにおける公式ポスターの制作を担当したことで知られる日本の洋画家です。彼の代表作「アンセルモ氏の肖像」や「アンジェラと蒼い空Ⅱ」は、東京国立近代美術館で見ることができます。

また、2008年には毎日新聞社が主催する絹谷幸二賞が創設されました。この賞は、35歳以下のアーティストを顕彰するものであり、多くの有望な若手芸術家の支援に繋がっています。

有名画家に関するまとめ

今回は世界で活躍する50人の有名画家について解説しました。

歴史上において、どの時代もたくさんの独創的な画家が存在し、様々な画風の芸術品を残しました。そして、現代を舞台に活躍する芸術家たちは、今後も多くの素晴らしい作品を生み出していくことでしょう。

この記事では主に絵画を得意とするアーティストについて紹介しましたが、建築や立体的な美術品の制作を中心に活躍した芸術家たちについて詳しく調べてみるのも面白いでしょう。

それでは長い時間お付き合いいただき、誠にありがとうございました。

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