黒田清輝
黒田清輝(くろだせいき,日本,1866-1924)は、政治家として貴族院議員を務めた経験がある、日本の洋画家です。彼の代表作の1つである「湖畔」では、湖畔に座って遠くを見つめる浴衣姿の女性が描かれています。
また、美しい女性の全裸像を描いた作品も多く、それが原因で論争やトラブルに発展したこともあります。1900年には、彼を中心に開催された白馬会展において「婦人裸体像」を展示した結果、警察に咎められて絵の下半分を布で覆われてしまいました。
岸田劉生
岸田劉生(きしだりゅうせい,日本,1891-1929)は、薬業界の有力者である岸田吟香を父に持つ、大正から昭和初期にかけて活躍した洋画家です。彼の代表作「道路と土手と塀(切通之写生)」は、日本の重要文化財に指定されています。
また、岸田劉生は白馬会葵橋洋画研究所に入っており、同時代の画家である黒田清輝に師事していました。その後、彼自身を中心とするフュウザン会や草土社などの美術家集団を結成し、仲間と共に画家としての活動をしていきました。
アンリ・マティス
アンリ・マティス(フランス,1869-1954)は、野獣派と呼ばれるフォーヴィスムの中心人物であったフランスの画家です。代表作「赤のハーモニー」は、彼の最高傑作と評されていましたが、実はこの作品は元々「青のハーモニー」として制作されており、その出来に失望したマティスが赤で塗り替えたことによって完成した作品でした。
また、自然を愛していたアンリ・マティスは、緑が多く自然色豊かな世界観を描くことを得意としており、「色彩の魔術師」と呼ばれています。そして、彼はフォーヴィスムとしての活動が終わった後も、20世紀を代表する画家として活躍しました。
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クロード・モネ
クロード・モネ(フランス,1840-1926)は、19世紀後半に起こった芸術運動である印象派を代表するフランスの画家です。彼の代表作「印象・日の出」は、印象派という名称の由来となっており、美術史上において極めて重要な意味を持っています。
また、19世紀後半にヨーロッパで日本ブームが起こった際に、クロード・モネは様々な日本文化に触れました。その結果、彼は浮世絵を自宅に飾るほど日本画を気に入り、それらの作品が彼の画風にも影響をもたらしました。
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グスタフ・クリムト
グスタフ・クリムト(オーストリア,1862-1918)は、女性の裸体や性行為などの官能的なテーマを得意としたオーストリアの画家です。彼の代表作「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I 」は、2006年に1億3500万ドル(円換算156億円)で売却されました。
また、クロード・モネと同様に、彼も19世紀後半に起こった日本ブームの影響を強く受けています。彼は日本の文化に傾倒し、甲冑や能面などの伝統的な美術工芸品を多数コレクションしていたようです。
八大山人
八大山人(はちだいさんじん,中国,1626-1705)は、明代末期から清代初期にかけて活躍した画家です。代表作「山水花鳥図巻」で見られるように、彼は水墨花鳥画の形式を得意としており、自然を題材に独特な魅力を持つ絵画を多数描きました。
また、晩年には世間との交流が次第に少なくなっていき、少数の親しい仲間と酒を飲みかわしながら絵を描く日々を過ごしました。そして、彼はそのまま画家として生涯を終えることになり、晩年に描いた絵画が後世において高い評価を受けることになります。
郎世寧(ジュゼッペ・カスティリオーネ)
ジュゼッペ・カスティリオーネ(イタリア,1688-1766)は、中国名・郎世寧(ろうせいねい)としても活躍したミラノ出身の画家であり、1715年にイエズス会の宣教師として中国に渡りました。代表作「儀礼用甲冑を着けた乾隆帝」で見られるように、彼は西洋画と中国における伝統的な画風を織り交ぜた作風によって、歴史的な場面を絵画として残しています。
また、彼が中国へ持ち込んだ西洋画の技法は、清朝の絵画だけでなく建築にも影響を与えました。その結果、バロック様式を取り入れた離宮である円明園西洋楼が建てられました。
ヤン・ファン・エイク
ヤン・ファン・エイク(不明,1395-1441)は、15世紀の北ヨーロッパを代表する、初期フランドル派の画家です。彼の代表作「アルノルフィーニ夫妻像」は、精緻な油絵の先駆けとして、西洋美術史上において重要な意味を持っています。
また、イタリア人の歴史家であるバルトロメオ・ファツィオが15世紀に刊行した「偉人伝」において、ヤン・ファン・エイクは「第一級の画家」として紹介されています。その後、イタリア・ルネサンスの時代においても、彼は最高峰の芸術家として高い評価を受けました。
おちんちんびろーん