日本の有名漫画家を40人紹介！往年の巨匠から若き天才まで代表作と共に解説

松本零士

松本零士は、ささきいさおやゴダイゴが担当したアニメ主題歌と共に大ヒットを記録した名作SF漫画「銀河鉄道999」の原作者です。この作品は、「宇宙戦艦ヤマト」と共に1970～1980年代の松本零士ブームを引き起こし、アニメ界に革命を起こしました。

彼は幼い頃より宇宙に対して強い憧れを抱いていました。そして、その頃に手塚治虫の漫画に出会い、漫画家を志します。その結果、彼は社会現象を引き起こすほどのヒットを記録したSF作家となり、1980年代には国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）の前身である宇宙開発事業団の役職に就任しました。

CLAMP

CLAMPは、関西の同人グループとして活動を開始し、商業デビューして人気を集めた女性漫画家集団です。彼女らの代表作である「カードキャプターさくら」は、テレビアニメも大ヒットを記録して2000年代に巻き起こった萌えアニメブームの先駆けとなりました。

また、CLAMPは2006年に放送されて大きな反響を呼んだSFロボットアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」のキャラクターデザインを担当しています。魔法少女が活躍する少女漫画からロボットアニメのキャラクターまでを描き分けるCLAMPは、幅広い層のファンによって支持されています。

大友克洋

大友克洋は、緻密な描き込みとリアルな描写によって1970～1980年代の漫画界に大きな影響を与えた漫画家です。彼の登場をきっかけに、手塚治虫によって体系化された既存の漫画表現や画風、手法は大きく変化していったのです。

彼の代表作である「AKIRA」は、アニメ映画が国内外で大ヒットを記録し、海外において日本のアニメーションの人気が高まるきっかけとなりました。この作品は、2019年に新アニメの製作が決定したことが発表されています。

諫山創

諫山創は、巨人と人間の戦いを描いたダークファンタジー漫画「進撃の巨人」の原作者です。この作品は、迫力のある戦闘シーンや魅力的なキャラクターだけでなく、謎が謎を呼ぶ展開や人間同士の争いを描く戦記のような奥深い物語によって人気が高まりました。

「進撃の巨人」は非常に残酷で刺激の強い描写が多い作品となっていますが、テレビアニメも大ヒットして子供から大人まで幅広い層のファンに支持されています。そして、2013年にはアニメ主題歌を担当したLinked Horizonが紅白歌合戦に出場しており、普段は漫画やアニメを見ない層にも「進撃の巨人」のタイトルは知られています。

荒川弘

荒川弘は、2度にわたってテレビアニメ化された大人気漫画「鋼の錬金術師」の原作者です。「鋼の錬金術師」で見られるようなダークでシリアスな作風が特徴的ですが、「銀の匙 Silver Spoon」のようなユーモア溢れる平和でほのぼのとした描写も得意としています。

また、作風やペンネームの雰囲気から荒川弘は男性と間違われることがありますが、実は女性漫画家であり、3人の子供を持つ母でもあります。彼女は子供が育ったら自分の漫画を読ませて面白いと言わせたいと語っています。