日本の有名漫画家を40人紹介!往年の巨匠から若き天才まで代表作と共に解説

さいとう・たかを

さいとう・たかをの似顔絵
出典:Wikipedia

生年月日1936年11月3日
出身地和歌山県
代表作「ゴルゴ13」など

さいとう・たかをは、漫画の表現技法としての劇画を確立した人物として知られる漫画家です。彼の代表作であるハードボイルド漫画「ゴルゴ13」は1968年より連載が続いており、2021年現在で単行本は200巻を迎え、シリーズ累計発行部数は3億部を突破しています。

また、彼は漫画家仲間として石ノ森章太郎やちばてつや、藤子不二雄Aらと交流があり、一緒にゴルフを楽しむこともあったようです。そのため、山梨にある石和温泉の富士野屋夕亭には彼らの色紙や寄せ書きが飾られています。

村田雄介

日本の漫画では珍しいアメリカンフットボールを題材にした「アイシールド21」が大ヒット

生年月日1978年7月4日
出身地熊本県
代表作「アイシールド21」
「ワンパンマン」など

村田雄介は、それまで日本ではあまり浸透していなかったアメリカンフットボールを題材に描いたスポーツ漫画「アイシールド21」で大ヒットを記録した漫画家です。この作品はテレビアニメ化もしており、主要人物である蛭魔妖一のキャストにお笑い芸人であるロンドンブーツ1号2号の田村淳が選ばれたことでも話題になりました。

また、2012年より漫画家のONEが原作を描く「ワンパンマン」のリメイク漫画を、となりのヤングジャンプにおいて連載しています。この作品は日本だけでなくアメリカでも人気が高く、ハリウッドにて実写映画化されることが決まりました。

荒木飛呂彦

大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の原作者である荒木飛呂彦
出典:Wikipedia

生年月日1960年6月7日
出身地宮城県仙台市
代表作「ジョジョの奇妙な冒険」
「岸辺露伴は動かない」など

荒木飛呂彦は、中世ヨーロッパのルネサンス美術の影響を受けた独特な絵柄が魅力の漫画家です。彼の代表作である人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」では、特徴的な絵柄に加えて「ジョジョ立ち」と呼ばれる個性的なポージングが有名となりました。

また、彼は運動や食事などの健康維持法に独自のこだわりを持っており、還暦を迎えても若々しさを保っています。そのため、一部のファンの間では「荒木飛呂彦は不老不死なのではないか。」と度々噂されています。

水木しげる

文化功労者に選出された際の水木しげるの写真
出典:Wikipedia

生年月日1922年3月8日
没日2015年11月30日
出身地大阪府大阪市住吉区
代表作「ゲゲゲの鬼太郎」
「河童の三平」
「日本妖怪大全」など

水木しげるは、日本における妖怪のイメージを世間に浸透させることに繋がった人気作「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者です。幼い頃より妖怪に興味を持っていた水木しげるは、「ゲゲゲの鬼太郎」によって妖怪漫画を1つのジャンルとして確立しました。

また、彼は妖怪研究家としても活躍しています。彼は古い文献に記載された伝承や妖怪画をかき集め、自らの想像によって絵に落とし込んでいきました。そのため、文字でしか記録されていなかった「一反木綿」や「子泣き爺」、「ぬりかべ」などの妖怪に対するイメージは、水木しげるによって生み出された姿なのです。

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赤塚不二夫

5歳頃の赤塚不二夫と両親
出典:Wikipedia

生年月日1935年9月14日
没日2008年8月2日
出身地満州国熱河省灤平県古北口古城裡
22号
代表作「おそ松くん」
「天才バカボン」
「ひみつのアッコちゃん」など

赤塚不二夫は、戦後日本におけるギャグ漫画史の礎を築き、「ギャグ漫画の王様」と呼ばれた漫画界の巨匠です。彼の代表作である「天才バカボン」は、5度にわたってテレビアニメ化されるほどの大ヒットを記録し、劇場版アニメや実写ドラマも制作されています。

また、2015年には赤塚不二夫生誕80周年を記念し、代表作の1つである「おそ松くん」を原作とした「おそ松さん」が制作されました。この作品では、「おそ松くん」に登場する6つ子が成長して大人になった姿が描かれており、女性アニメファンを中心に大流行しました。

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