日本の有名漫画家を40人紹介！往年の巨匠から若き天才まで代表作と共に解説

秋本治

秋本治は、長寿漫画として人気を博し、テレビアニメ化もされた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」（通称こち亀）の原作者です。彼は軍事や鉄道、野球、自動車など非常に多くの趣味を持つ人物であり、様々な分野に対する深い知識は作中にも強く反映されています。

実は、秋本治は40年にわたって「こち亀」を連載し続けたにもかかわらず、1度も休載をしたことがありません。そして、「こち亀」は連載終了時には200巻へ到達し、最も発行巻数が多い単一漫画のシリーズとしてギネス世界記録に認定されました。

さくらももこ

さくらももこは、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の原作者です。「ちびまる子ちゃん」の作中では、彼女自身の少女時代をモデルとした主人公さくらももこ（まる子）の平和な日常がコメディ要素満載で描かれています。

また、彼女はエッセイストとして注目が集まったこともあり、エッセイ集3部作「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」はミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。そのため、彼女は「平成の清少納言」と呼ばれることもあります。

長谷川町子

長谷川町子は日本で初めての女性プロ漫画家です。彼女の代表作「サザエさん」は、1946年から1974年にかけて4コマ漫画の形式で新聞にて連載されました。その後、21世紀になっても「サザエさん」は国民的テレビアニメとして親しまれています。

第二次世界大戦からバブル景気までの激動の時代を経験した彼女は、1992年5月27日に冠動脈硬化症を原因とする心不全で死去しました。同年、彼女は家族同士の温かく平和な日常生活を描いた漫画を通じて、戦後の日本社会に潤いと安らぎを与えたことを讃えられて国民栄誉賞を授与されています。

長谷川町子はどんな人？生涯・年表まとめ【サザエさん創作背景や代表作品、家族構成や性格についても紹介】

冨樫義博

冨樫義博は、週刊少年ジャンプの黄金期を支え、テレビアニメ化された際には高視聴率を記録した人気漫画「幽☆遊☆白書」の原作者です。そして、2021年現在も連載が続いている「HUNTER×HUNTER」は2度にわたってテレビアニメ化されており、子供から大人まで幅広い層に受け入れられる大人気漫画となっています。

しかし、「HUNTER×HUNTER」は休載期間が非常に長く、毎年10回以上休載しています。さらに、2010年代に入ると2年単位での休載が増え始め、連載が再開される際にはネットニュースで記事にされるようになっていきました。

青山剛昌

青山剛昌は、漫画だけでなくテレビアニメ、アニメ映画で大人気となり、今や国民的アニメの仲間入りを果たしている「名探偵コナン」の原作者です。彼はテレビアニメ「機動戦士ガンダム」の大ファンであり、「機動戦士ガンダム」の登場人物にちなんだ名前のキャラクターを自身の作品内で登場させています。

また、彼は声優の高山みなみと結婚しています。高山みなみは、青山剛昌の代表作である「名探偵コナン」の主人公・江戸川コナンや「YAIBA」の主人公・鉄刃（くろがねやいば）役を務めており、テレビアニメへの出演がきっかけで結婚に至ったようです。