30位:ジャネット・イエレン(政治家)
ジャネット・イエレンはポーランド系ユダヤ人を両親に持つ政治家です。彼女はアメリカ経済の第一人者として、2020年にバイデン次期大統領の指名でアメリカの財務長官に就任。この他に、サンフランシスコ連邦準備銀行の総裁なども務めました。
新型コロナが流行する状況下、彼女は日本円で200兆円規模の経済政策を主張。更に中国のウイグル政策に毅然とした態度を貫きます。彼女は決断力のあるリーダーとして知られています。
29位:バールーフ・デ・スピノザ(哲学者)
バールーフ・デ・スピノザは、オランダ系ユダヤ人を父に持つ哲学者です。彼は神即自然を常とした「汎神論」を体系化し、デカルトにならぶ17世紀の近世合理主義哲学者と称されています。
代表作の「エチカ」はユークリッド幾何学に基づき、人間の精神を定理と公理から論証したもの。生前の彼は無神論者のレッテルを貼られ、強い批判を浴びています。ただ彼の思想はマルクスやカントなど、後の哲学思考にも強い影響を与えました。
28位:ピーター・ドラッカー(経営学者)
ピーター・ドラッカーは、ドイツ系ユダヤ人を両親に持つ経営学者です。彼は現代経営学という考え方を発明し、それはマネジメントと呼ばれています。
彼の著書「マネジメント」は応用性が高く、企業の経営者はもちろん、部活動などの組織、更には自己啓発としても活用可能。今でも多くの人がドラッカーを愛読書にしています。
またドラッカーは「日本古美術コレクター」の側面もあり、特に室町水墨画と近世の禅画などを好んでいます。
モーセとアブラハムはユダヤ人の始祖であり、ユダヤ人という概念の成立以前の人物なので「ユダヤ人の有名人」ランキングには不必要