6位:アブラハム(預言者)
アブラハムはユダヤ教やキリスト教、そしてイスラム教を信仰する「啓典の民」の始祖とされる人物です。元々はヘブル人の先祖とされますが、神話の中の人物であり、詳しい事は不明です。
彼はノアの洪水後に、人類救済の出発点として神から選ばれ祝福された最初の預言者とされています。そのような経緯から、キリスト教の正教会では聖人に列せられています。ユダヤ教の定義では彼は全てのユダヤ人の祖とされ、極めて重要な人物です。
5位:スティーヴン・スピルバーグ(映画監督)
スティーヴン・スピルバーグは、ウクライナ系ユダヤ人を親に持つ映画監督です。ディズニー映画に強い感銘を受け、「インディ・ジョーンズ」や「E.T.」などの数々の名作を監督。
2022年に自伝的作品「フェイブルマンズ」がアカデミー賞を受賞するなど、勢いは何年経過しても変わりありません。
2018年に映画の興行収入は100億ドルに達し、2022年には個人の資産は37億ドルを突破。世界を代表する富豪の一人です。
4位:カール・マルクス(経済学者)
カール・マルクスはユダヤ教の指導者である父と、オランダ系ユダヤ人を母に持つ経済学者です。資本主義社会と労働者の仕組みを分析し、社会主義思想であるマルクス主義を提唱しました。
1867年に「資本論」という経済学書を執筆し、この書籍は世界で2番目に読まれた本(1番は聖書)とされます。彼の思想は、社会主義国ソ連の建国に大きな影響を与えました。東欧やロシアには今でも多くのマルクス像が存在しています。
モーセとアブラハムはユダヤ人の始祖であり、ユダヤ人という概念の成立以前の人物なので「ユダヤ人の有名人」ランキングには不必要