9位:西城秀樹

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西城秀樹さんは「新御三家」と呼ばれた歌手。彼は2001年から脳梗塞にかかり、以降6度の脳出血を経験しています。そして後遺症に悩まされながらも、2018年に死去する直前までコンサートを続けていました。

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2001年の脳梗塞では後遺症がなく復帰するも、2回目の2003年に起きた脳梗塞では発音や発音がうまくできなくなったといいます。しかし退院後も奥歯で割り箸を噛んだり舌を鳴らしたりなどリハビリを続け、見事に復帰を果たしました。

2011年に6度目の脳梗塞を起こした後遺症で足を動かしにくくなってしまいましたが、リハビリを繰り返し、2012年には80本のコンサートを開くほどの回復を見せています。2014年には「多系統萎縮症」という難病を発症。

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神経の不具合によりさらに歩きにくくなった西城さんですが、家族で協力し合いながらリハビリに励み、2015年には週5回ジムに通いリハビリを続けていたといいます。そして2018年4月に足利でコンサートを開いた2週間後に、自宅で倒れ急性心不全により死去しました。

告別式にはファン1万人が集まり、「ヒデキ!」コールを浴びながら斎場を後にしたそうです。死去後もイベントが定期的に開催されファンが訪れています。
8位:市川染五郎

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八代目市川染五郎(藤間齋)さんは、父が松本幸四郎さん・叔母が松たか子さんの歌舞伎役者。彼は2012年に父・松本幸四郎さんの古希を記念した舞台において、公演中に奈落に落下。右側頭部、右半身打撲、右手骨折の大怪我を負いました。

事故当時染五郎さんは頭部から出血しており、「血の海。覚悟を決めました」と父の松本幸四郎さんが語っています。結果的に最悪の事態は免れ、怪我から51日後に記者会見を開き無事を報告しました。

事故の原因は何らかの原因で上がっているはずの舞台があがっておらず、染五郎さんは知らずに転落したといわれています。当時染五郎さんは大役に抜擢され、昼は舞台稽古を、夜には別の舞台の公演というハードスケジュールだったといいます。

舞台関係者は「あの稽古の後に別の舞台など信じられない、そんな無茶なスケジュールだったなんて」と漏らしていたそうです。大怪我を負ったものの彼は4か月後にテレビドラマ撮影に復帰。翌年には歌舞伎界にも復帰し、2025年も歌舞伎界の貴公子と呼ばれ舞台で活躍しています。