第36章 宇宙からの視点

NASAがサラに連絡してきた。「地球外知的生命体とのコミュニケーション研究に、あなたの知見を活かしたい」宇宙生物学者のエリック・チャンが説明した。「イルカとの対話は、異星人との接触に備える貴重な実験です」サラは驚いたが、興味を持った。「確かに、未知の知性と向き合う方法論は共通しているかもしれませんね」彼女はNASAのプロジェクトに参加し、地球と宇宙の架け橋となった。「イルカが教えてくれたこと。それは、理解への意志があれば、どんな壁も越えられるということです」宇宙への夢が、海から始まった。